パソコン・インターネット

2016年3月28日 (月)

ニッポン放送、ラジオ連動記事をネット配信

ニッポン放送はインターネットを通じてラジオの放送と連動した記事の配信を始める。現在は番組表が中心のホームページを3月28日にも刷新し、独自の記事やイベント情報を発信する。放送内容を再構成した記事などを1日10件程度紹介する。文字情報を充実させ、放送後も番組の話題がSNS(交流サイト)などで共有されやすくする。
サイトの画面はスマートフォンでも読みやすいようにする。番組連動のほか、独自の連載記事なども用意する。動画広告や記事と同じ体裁の「ネーティブ広告」の枠も設ける。同社は2月に画像・動画サイト運営のグレイプ(横浜市)を買収するなど、ネット上の情報発信を強化している。(日本経済新聞:3月27日)


ラジオ放送について考える。


ラジオの聴取率調査をビデオリサーチが行っている。首都圏と定義される東京駅から35kmの半径内の地域について、偶数月に年6回行われる。全体平均を見ると、2014年、2015年とも、4.1-4.9%の間にある。35kmの範囲の人口は、2,500万人弱というところと見積もって良いだろう。4%で100万人ということになるが、実際には35kmの範囲より広く電波が届くので、この二倍以上に対象がなるのが東京のラジオ局である。
ラジオをインターネット経由で聴くサービス(ライブストリーミング)に radiko がある。NHKは別のサービスでらじる★らじるを提供している。難受信地域への対応という表題を掲げるが、実態は若者のラジオ離れへの対策である。AMラジオのFM放送にも難受信地域の言葉が出ている。受信し難いから聴かないと信じているようだ。それだけでもないし、受信に問題のないテレビでも若者が離れていると問題になっている。自分たちが納得する言訳で納得しても、何も解決しないまま問題を放置することになる。
radiko では、聴取可能な番組をその地域に限定する対策がなされているが、有料会員へのサービスとしてradikoプレミアムがある。このサービスを利用すれば、東京地区限定の番組も地方で聴くことが可能になる。地方のラジオのパイを東京に取られるのは、地方局にとっては死活問題であるが、そもそも聴かないのだから変わらないという説明も可能である。難受信の話より無理がある。
2015年のデータになるが、7月~12月の6ヶ月連続でラジオNIKKEI第1のradiko.jpユニークユーザー数(radiko.jpプレミアムを除く)が参加全局中で1位を獲得したという報道があった。証券市場と中央競馬の実況を行っているラジオ局である。ラジオNIKKEI第1のradiko.jpにおけるユニークユーザー数は、この期間において月単位で、ユニークユーザー数が150万前後あった。30日であるとすれば、1日5万であるからラジオ聴取率の4%=100万人に対して無視できない数字である。

インターネット経由のユーザを重視したのがホームページのリニューアルということだ。スマートフォンで読み易いようにというのは分かるが、以前の状況を知らないので断定できないが、改良後が特段優れたものにも思えない。よっぽど出来の悪いのが従来であれば、それは改善と断言できるのだろうが、それはまた別の問題である。


金が無いものが知恵を使うのは、すべての商業市場において当然の仕事である。

2013年7月10日 (水)

Lotus 1-2-3 のその後

日本IBMから発売されている「Lotus 1-2-3(ロータス1-2-3)」が、2013年6月11日で営業活動を終了。1年3カ月後の2014年9月30日にサポートを終了することが明らかにされた。対象となるのは、「IBM Lotus 1-2-3 Millennium Edition」「IBM Lotus SmartSuite」「Organizer」の3製品。年間継続サポート用のパーツに関しては、2013年9月11日まで販売するという。


既に過去の製品になっているが、無くなるとなると感慨一入(ひとしお)である。ということで昔のことを振り返る。

Lotusの製品はいろいろあるが、日本で有名なのは表計算ソフトの1-2-3と、グループウェアのNotesであろう。特に1-2-3はMS-DOS時代に広く使われるようになった。この当時といっても分からないが、1980年代後半から1990年代前半のNECのPC9801にアプリケーションの代表はワープロソフトの一太郎であり、その他に1-2-3があった。これらを利用するのにMS-DOSというのが必要であったという時代であった。1990年前後だと記憶するが、PC用のソフトウェアの売上ランキングにC言語のプログラムソフトが入っていた。おろらくTurbo Cであったと思うが、日本法人の設立に絡んだすったもんだが経済ニュースになって注目された結果であったと思われる。冷静に考えれば、プログラム開発言語が沢山売れるというのはおかしな話である。それだけ違法コピーが流通していたということなのだろう。実際、QCサークルの発表会でソフトウェアを1ライセンス購入して、複数の部署で使うと安く済むという発表があったと聞いた。著作権の意識が改善されたのはごく最近のことなのかもしれない。これもネット接続するようになったという環境の変化の要素が大きいかもしれない。
1-2-3は16bit環境で良く出来たソフトウェアだったのだろう。しかし、時代は32bit環境に変わりOSはWindows95になった。グラフィカルユーザインタフェース (GUI = Graphical User Interface) 環境となり、ちょっと見GUIの様な印象の1-2-3も、GUIベースになっているWindows95の使い勝手との微妙な違いがあり操作性に混乱が生じた。簡単に言えばマウスが使い易いかどうかの差だが、それが重要な要素でExcelに劣っていると判断された。法人利用で社内LAN経由でデータのやり取りを行う場合に、ソフトウェアが統一されていないと使い難い事情も一気にExcelへの流れを作ったのだろう。もっともその頃Lotusは、Notesに軸足を移していたから、競争力のある商品を仕上げるつもりもなかったのだろう。
Windows95のリリースは1995年8月(英語版)であるが、この年にLotusは、IBMに敵対的買収を掛けられた。すったもんだはあったにせよ6月にはIBMの買収が完了している。1-2-3は無くなったが、Notesのシリーズは現在でもIBMが販売している。IBMはこれが目的だったのだから、正しい作業を継続したということである。

LotusがIBMになったには随分後で知った。仕事で関わりのない会社は気が付かないことが多い。DEC(Digital Equipment Corporation)は、1998年6月にCompaqに買収された。そのCompaqは2002年にHP(Hewlett-Packard)に吸収合併された。もっと戻ればApolloが1989年にHPに買収されている。だからどうしたという会社買収であるが、昔読んだ本に出てきた会社である。もう少し最近の例では、
Sun Microsystemsは、2009年4月にOracleに吸収された。こっれはJavaのバージョンアップのときにOracleの社名を見ることになる。Sunが威勢の良い時代にはMicrosoftと裁判をしていたのだが、いろいろ世の中の環境は変わるからいつまでも争うばかりが能ではないのだ。だから、リンゴのマークの会社と朝鮮半島の会社が仲良しだったのが、裁判所に代理人を派遣するようになるのも普通の話だ。また仲良しになることもあるかもしれないが、多分可能性は低いだろう。

その昔社会人になって間もない頃、上司がDigital なんとかいう会社からの引き合いがあったと朝礼で言っていた。それはたぶんDECのことで米国で二番目に大きなコンピュータメーカであると話したら、営業に確認することになった。実際その通りであった。
また、先輩が特許情報整理をしていて、この米国のインターナショナル ビジネス マシーンズというベンチャー、すごい基本特許を出願していると感心していた。国際事務機器ですねと言うと、何それと返したので、頭文字を拾ってみて下さいと説明した。おお、IBMかあ、と感動していた。
インターネットでいろいろなことが検索できる時代になる前は、楽しいことが沢山あった。もっとも、国際事務機器はその後もいろいろなところで随分と使ったのである。


今日は地味な思い出話で終了する。

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