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2017年8月29日 (火)

茨城知事に自公系新顔 安倍政権が全面支援 現職7選阻む

茨城県知事選は8月27日に投開票され、自民、公明が推薦する新顔の大井川和彦氏(53)が、7選をめざした現職の橋本昌氏(71)、新顔の鶴田真子美氏(52)を破り、初当選を決めた。内閣改造後初の知事選で、安倍政権は10月の衆院3補選の前哨戦と位置づけて大井川氏を全面支援した。惨敗した7月の東京都議選で対立ログイン前の続きした公明党との選挙協力も奏功し、政権運営は一息つく形になる。投票率は43.48%(前回31.74%)。
大井川氏は、現職では全国最多となる7選をめざした橋本氏について「継続ではこれからの茨城の発展はない」と多選を批判。経済産業省官僚やIT企業役員としての実績を訴え、支持を広げた。菅義偉官房長官を始め、閣僚や自民党幹部が次々と応援に駆けつけ、県議も全面的に支えた。現職の橋本氏は日本原子力発電・東海第二原発の再稼働反対を明確に訴えて選挙戦に臨んだ。原発が立地する自治体の現職知事としては異例の対応だ。無党派層の支持拡大を狙ったが、多選批判の影響は大きく、原子力政策についても急な方針転換への不信感などから支持は広まらなかった。原発の「廃炉」を掲げた鶴田氏も届かなかった。

  当 大井川和彦 (1)  無新 〈自〉〈公〉      497,361
     橋本昌       無現             427,743
     鶴田真子美    無新 〈共〉〈ネ〉〈新社〉  122,013
 

 ※〈 〉内政党は推薦・支持                   (朝日新聞:8月28日)


知事選挙について考える。

自民党幹部が大量導入された知事選挙である。森友学園問題、加計学園問題と叩かれる問題に事欠かない状態が長く続いている。自民党というより、安倍晋三の問題に近いが、これが伝統的な自民党の体質だと過去のことを思い返す人もあるかもしれない。そうなると、連鎖が続くという、続くではなく拡大してしまうから、何としてでも止めなければならないという位置付けの選挙となった。とはいっても、自民党の党員が関東で東京都に次いで多い県である茨城県だ。普通に勝利という流れなのだが、7選を目指して現職が自民を離れて立候補し、自民は公明もまとめて新人の大井川を推すということになった。つまり、保守分裂である。大量動員には意味がある。ついでに、内閣支持率の推移を下に示す。つい最近使ったばかりの使いまわしである。

■ 内閣支持率
    年・月    日経    読売    TV朝日  NHK
  2017年8月    46     42      38     39
  2017年7月    39     36      29     35
  2017年6月    49     49      38     48
  2017年5月    56     61      46     51
  2017年4月    60     60      50     53
  2017年3月    62     56      51     51
  2017年2月    60     66      55     58
  2017年1月    66     61      55     55
  2016年12月    64     59      52     50
  2016年11月    58     58      50     55
  2016年10月    60     57      50     50
  2016年9月    58     62      49     57
  2016年8月    58     54      47     53
  2016年7月    58     53      42     48


8月になって少し持ち直したが、十分に回復したとは言い難い。安倍不信が最大の要因であるから、地方選挙に自民党総裁は応援に行かないなどと言い訳しつつ、内閣と自民党とは違う雰囲気を醸して、支持層を固めるということになる。
現実的な分析としては、自民支持層は割れたので、公明の支持層とその周辺にあるF票が、大井川を勝たせたというのが正しいだろう。自民党が強い地域でこの程度であるということは、実質自民党である小池新党が争えば、公明党抜きでは負ける可能性が高くなる状況と思わねばならない。大井川の勝因としては、橋本が東海第二原発の再稼働について、「安全性と避難体制の実効性が確保されない限り原発の再稼働は認められない」などと、唐突に方針転換したこともマイナスに働いただろう。多選批判を受けても、これまでと変わらず安定した茨城県を続けると主張するのが、保守的な地域での正攻法である筈だ。方針転換して、保守層に不安を覚えさせてしまえば、多選による腐敗、これは安倍晋三とお友達の癒着の図式を思い起こさせる、を懸念させてしまって、マイナスが大きくなるばかりである。失敗である。


共産党、結構頑張ったと思う。安倍嫌いはここに流れたということか。

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