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2017年5月22日 (月)

毎日新聞の陛下発言報道を否定

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議のヒアリングで、保守系の一部専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が不満を漏らしたと毎日新聞が報道したことについて、宮内庁の西村泰彦次長は5月22日の記者会見で「陛下が発言をされた事実はない」と否定した。
毎日新聞は21日付朝刊で「陛下 公務否定に衝撃」「『一代限り』に不満」との見出しで報道。保守系の専門家の指摘に、陛下が「批判をされたことがショックだった」と話したことなどを紹介した。毎日新聞社は社長室広報担当名で「十分な取材に基づいて報道しております」とのコメントを出した。(ロイター:5月22日)


天皇陛下の発言について考える。


天皇が宮内庁以外の役所に要求を言えば、憲法に抵触すると問題になる。その自覚を持ち、自身の意見を公表する方法を役人と一緒に検討するのが皇族、特に天皇家の手法である。それ以外の方法は考えられないということだろう。
このような事情を考慮すれば、毎日新聞の記事で、宮内庁経由で官邸に意見を発信したというのは、事実であるか疑わしいところである。官邸に向けて発言することもあるだろうが、それは決して漏れてはならない発言として扱われるものである。それ故、毎日新聞の報道を誤報とは思わないが、すべてまとめて真実と思うには躊躇いを感じるのである。

電車に乗っていたら、記事の内容について、人権問題だと言う人がいた。皇族に人権など無い。選挙権はないし、職業選択の自由もない。宗教選択の自由もないし、結社の自由もない。かろうじて学問の自由は許されているとも言えるが、受け入れ先の都合という理由で差別されても文句は言えない。そもそも、この国にあって、唯一門地による差別が法律で認められている存在である。
東京大名誉教授の平川祐弘や上智大名誉教授の渡部昇一らが、「天皇は祈るだけでよい」と発言したとされる。公務の負担軽減を考えて、国事行為以外を切り離しで、残った部分を国民に向けるのなら、確実に肉体的な負担は軽減されようという発想なのだろう。アサハカである。
象徴天皇制の制度化の皇室の在り方について、最も真剣に考えて来た者の一人は、今上天皇であることは疑いようがない。この制度を将来も維持することを前提にしたときに、広義の公務を遂行出来ない状態が生じれば退くものだとする指標は、この先にも必要になるものと信じたとしても不思議はない。一代限りでは、個人的な我が儘に見えるし、そもそも、皇族という存在に我が儘という言葉が近しいものだとは到底思えない。

保守系の専門家と称する者は、天皇制を維持することが、日本のプレゼンスを高めるのに効果的であり、特に外交交渉について顕著である、などとする経済中心の思想によって判断しているのだろうか。天皇制など経済原理で計測するものでもあるまい。象徴天皇制は戦後のものだし、帝国憲法下での天皇の地位にしたって、それ以前のものと連続性が十分にあるというものではない。だから、続いていることだけに価値があるというのなら、経済原理として正しいのだろう。しかし、保守政治家などと称する者たちに主張に従えば、具体的には自民党の憲法草案に見られるように、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」の頂点に位置するのが天皇家というものだろう。これを激しく批難するが、思想良心の自由は保障しよう。それなら、天皇家の地位についてのありようを真剣に考えろと言いたい。
今日において金銭というのは、欲望の数値化に過ぎない。天皇制の経済効果を算出して、損得を出すのは自由であるが、それだけですべてを決められるものではない。最近の保守政治家やその取り巻きという輩、失礼、方たちは、新自由主義経済に毒された天皇制を掲げるとウケが良いとして、便利に用いているだけの存在ではないか。



天皇家に、祈るだけのよく、続いているだけで価値があるというのは、本気で絶倫パンダとして保護するつもりのようだ。そもそも基本的人権が無い存在であるのだが、許されるものとそうでないものがある。ワシントン条約で保護する対象にすると同時に、エセ保守政治家を特定外来種として駆除の対象に指定したらどうだろうか。絶倫パンダに害はないが、特定外来種はこの国の国土を荒廃させてしまう。

この国の文化としての天皇制について、国民が自由に判断し、総意をいかにまとめるかという課題である。特定のお友達の利益で動かす話題ではない。それだけの話を、どうして歪めるのだろうか。



皇族に被選挙権を与えたらどうか。法的には嫁に出れば立候補可能ではあるが。

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