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2017年3月13日 (月)

三越伊勢丹の杉江次期社長「多大な責任を痛感」 記者会見

4月1日付で社長に昇格する三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦取締役専務執行役員(56)は3月13日、都内で記者会見を開いた。冒頭で杉江氏は「多大な責任を痛感している。身の引き締まる思いだ」と述べた。その上で「持続的な成長を遂げるためには、さらなる百貨店の生産性の向上と新たな成長事業による収益向上が急務だ」と語り、構造改革を進める考えを示した。
三越伊勢丹は7日、大西洋社長の辞任と杉江専務の社長昇格を発表。任期途中の辞任を巡っては、大西氏が進めた新規事業の拡大路線に対し、現場の不満を受けた労働組合が石塚邦雄会長を通じて大西氏に辞任を要求したと伝わるなど、経営を巡る混乱を懸念する声が広がっていた。(日経QUICKニュース:3月13日)


三越伊勢丹ホールディングスについて考える。


前社長の大西洋は、1955年生まれで1979年に伊勢丹に入社している。一方、新社長の杉江俊彦は、1961年生まれで1983年に伊勢丹に入社している。もう一人の出演者である石塚邦雄は、1949年生まれで1972年に三越に入社している。伊勢丹と三越の合併は、伊勢丹による三越の救済合併であったから、伊勢丹が主体の役員構成、少なくともトップに関しては、となる必然性がある。伊勢丹は衣料関係の商品開発に自信を持つ会社であり、実績も十分あったのだが、このことが逆に働くこともあり、他の百貨店が店舗の場所貸しで多くの収入を安定的に得る方向に舵を切ったのに対し、この様な業態を嫌ったことで中国人観光客の大量購入が減った状況でマイナス因子となった。合併した企業体にありがちな経営判断の遅さも問題としてあったろう。古い伝統的な企業の保守的な考えには、大西の新しい経営思想が受け入れらるには長い時間が必要だったということか。
保守的な会社なら、保守的な部分をかっちりと固めて、日本橋三越は外商主体の上級顧客向けに整えば良い。ついこの間まで社内での待遇も低かった三越組でも、活かせる職場を提供すれば良い。それが会社に貢献できるのなら不満はない。進歩的な百貨店の伊勢丹でも、この程度のというには進んだ保守性の高い組織であるのだから、進歩的な百貨店など目指さずに、日本で最も伝統的な百貨店を構築すれば良かった。売り上げは限定的であろうが、他の店はユニクロにすれば良い。

日本橋三越に平日行ったことがある。品の良いご婦人が、娘か嫁と思しき者を従えて買い物をしていた。もう十年も前の話だ。その頃でも、顧客年齢の高さが問題になっていた。いまではそれが十年進んだということだ。確実に市場は限定されている。それでも、大丸や松坂屋では困る人もあろう。高島屋や東武の外商顧客もひきつければ一店舗相当の売上を維持するのは難しくもあるまい。否、難しいだろうが、それに挑戦するというのが、この国の百貨店の仕事だったのではあるまいか。


先進的なというのが、最も保守的なものであっても驚かない。しかし、評論家の先進的ではない。

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