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2017年2月17日 (金)

参院議長の不規則発言、野党が批判

民進党の蓮舫代表は2月16日の記者会見で、伊達忠一参院議長が本会議場で新幹線網の拡充を求めた自民党の質問者に「北海道新幹線が入っていない」と発言したことに関し「議長に緊張感がないと明確に言いたい」と批判した。共産党の志位和夫委員長も「許されない行為だというのは論をまたない」と非難した。
伊達氏は北海道選挙区選出。15日の本会議で自民党の西田昌司氏が「山陰や四国など全国津々浦々まで新幹線ネットワークを広げるべきだ」と求めた直後、議長席から不規則発言をした。(日本経済新聞:2月16日)


伊達忠一について考える。


伊達忠一は北海道選挙区選出の参議院議員である。北海道議会議員を四期務めて、参議院議員三期目である。出身は、北海道の上士幌町とも芦別市とも言われる。高校が芦別高校であるから、芦別市にしていると思っていたが、上士幌町と芦別市は直線で80キロメートル離れていた。政治家は出身地を明らかにして、その地域での得票数を増やすという行動を取るようだ。1939年1月生まれで、1963年4月から札幌医科大学付属病院検査部で臨床検査技師をしていたという。北海道立衛生検査技師養成所を卒業したということだが、臨床検査技師の受験資格には3年の専門教育を求めているから、札幌医科大学付属病院に勤務を始めたのが24歳のときとなる。しかし、1965年9月に札幌臨床検査センター株式会社を設立したという。2年半の勤務期間で会社を設立したということのようだ。この会社は現在でも存在している。売上高の推移を下に示す。

■ 札幌臨床検査センター売上高推移 (単位:百万円)
   年     調剤薬局  臨床検査  医療機器   その他
  2012      9,393     5,926     1,956      59
  2013      9,586     5,059     1,091      76
  2014     10,106     5,185     1,119      138
  2015     10,587     5,289     1,199      89
  2016     11,007     5,429     1,022      86


地元では有力な企業なのだろう。取締役も確認した。

■ 札幌臨床検査センター取締役抜粋
  代表取締役会長    伊達忠一   1939年1月20日
  代表取締役社長    大井典雄   1950年5月16日
  取締役副社長      伊達忠應    1972年7月24日


伊達忠一は、副大臣になったときは取締役を外れ、株式も管理に移しているが、それが済むと代表権のあるポストに戻る習慣があるようだ。許されている行為なのだろうが、この企業の代表権と言うのは、国会議員のついでに行える仕事なのか、あるいは、国会議員というのが、ついでにする仕事ということなのだろうか。副社長の忠應は忠一の長男であるようだ。父親の創業した会社を継ぐというのはよくある図式である。忠應は1998年4月三菱化学ビーシーエル入社し、2000年12月退社して現在の会社の取締役になっている。北海道議会議員にも2003年4月に当選しているが、2005年10月31日に暴行事件で逮捕されたことを理由に辞職している。2007年4月の道議選に立候補し当選しているが、2006年10月に酒気帯び運転で検挙されていたことが分かり、2007年7月7日に辞職を発表している。この当時は父親の公設秘書であったそうだ。楽しい息子である。奥羽大学歯学部に進学したが中退し、アメリカに留学しカリフォルニアアカデミー修了というのが息子の学歴である。就職した会社は、父親が創業した会社の取引先であるから、少しの間面倒を見て貰うという話に読める。古き良き時代のバカ息子の経歴ロンダリングが今でも生きている。

出来が悪い息子でも、大事な息子であるのは、どこの親も一緒である。可愛がる気持ちは分かる。ただし、出来が悪いことが分かっているなら議員にさせる気持ちが分からない。社会の迷惑になる。企業の取締役なら、他の取締役もいるだろうし、取引先も注意を払う。バカ息子が取締役の会社であることは、公知であるのだから就職した社員にもリクスを認識できた筈だという論理は成立する。しかし、議員にするのは問題である。選挙という手続きで選ばれた人は、簡単に辞めさせる訳にはいかない。そもそもそんな輩を当選させるな、地域の有権者の不見識に過ぎない、という論理は当然であるが、それらを横にするほど、大きな既得権益をその地方で有している国会議員であり、企業の代表なのである。息子の始末くらし、しっかりして貰いたいものである。
と、こんな息子を持つ父親は、何の因果か参議院で議長になった。当然、利益誘導が最大の責任というか、集票能力のある事項であるから、偉くなったと発言することになる。あろうことか、これを議長席から発信したということだ。まあ、議長の役割も認識していないのだろう。こんな役はやりたくなかったのかもしれない。お見舞い申し上げます。


北海道に新幹線を走らせると、何があるのかを個人として示せば良かろう。

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