« ハンドルない車も公道走行 国交省、自動運転車の実験推進へ | トップページ | 清水富美加さん、事務所との契約解除意向 幸福の科学へ »

2017年2月10日 (金)

眼鏡店が「万引き犯」画像 「返却せねばモザイク外す」

眼鏡販売店「めがねお~」の運営会社(東京都台東区)が、同区の店舗で万引きをしたとして、防犯カメラに映った男性客とみられる人物の画像をホームページ上に公開していることがわかった。顔にはモザイクがかけられ、3月1日までに警察に出頭するか、返却や弁償をしなければモザイクを外すと警告している。
画像や説明によると、2月4日、この人物が来店後に眼鏡7本(時価約21万円相当)がなくなったという。警視庁上野署に被害届を出したとして出頭や返却を求め「3月1日よりモザイクナシの動画をここに公開します」と書いている。同店の店長は9日、取材に対して「詳しいことはわからない。社長に聞いてほしい」と話した。万引きをめぐっては、コンビニエンスストア大手「ファミリーマート」の千葉市の店舗が、客の顔が映った防犯カメラの画像に「万引き犯です」と書き添え、店内に約2週間貼り出していた。外部から指摘があり、7日に取り外した。「セブン―イレブン」の神戸市の店舗でも、防犯カメラに映った客の画像を「万引き犯」とみて一時、店内に貼り出していた。8日に撤去された。(朝日新聞:2月9日)


画像貼り出しについて考える。


記事の眼鏡販売店の場合は、警察に相談するという、今日求められる手順は踏んでいる。それでも、この国では推定無罪の原則というのがあるから、逆に眼鏡販売店が刑事犯として取り締まりを受ける可能性が出てしまう要件である。記事の最後にあるコンビニエンスストアで同様の事案があった。万引き被害にあったフランチャイズオーナーが、独断で行ったことで、チェーン本部が詫びることになった。
万引きは現行犯でしか逮捕できないような話があるが、犯人であることが推定される有力な証拠があれば、現行犯でなくても逮捕が可能である。現行犯のみと思われる理由は、盗まれたとされる商品を持っていても、どこでも同じ商品が販売されていることから、他から買った、あるいは、同じ店で別の時間に買ったという説明を容疑者がした場合に、それ以上何も出来ないからである。商品を持ち出したことが特定できる写真とか、転売した商品がその店のものであると特定されることなどがあれば、逮捕することも可能になる。しかしこれだと、一般的な万引きのイメージより、窃盗に近いということになる。万引きも窃盗も盗むことに違いはないのだから、区別する合理的な理由もないと思う。

眼鏡販売店の場合は、被害金額が大きく、万引きというより窃盗と呼ぶべき事案だろう。万引きが日常品で、自己使用を目的にしている印象を持つが、眼鏡7本の窃盗には自分で使うのではなく、転売を目的にしているものだろう。店側が警察に相談したのは妥当な判断である。警察の捜査力を使って、転売先を抑えれば犯人が特定されることが期待できる。逆に、個人を特定する画像の公開があったとしても、店に詫びに来る可能性は低いだろう。この部分でも、日常品を生活圏内で万引きするという図式とは別のものになっている。
世間では、悪いことをしたのだから、公開されても仕方ないという意見もある。もっともな話とも思えるが、おかしなことだとも感じる。これは、殺人犯を市中引き回しの上、磔獄門にしたがるのと同じことである。こちらは警察や司法が関係した上での話だが、万引きの件は、個人が警察や司法の役割をしてしまっている。これはいけない。現状の制度に不満があっても、長い時間を掛けて完成度を高めようと努めてきた結果である。小さな不備を論うのは自由だが、不備を総合的に小さくしてきたのが歴史である。感情に流され過ぎるきらいがある。


犯人はすぐに捕まる事案だろう。

« ハンドルない車も公道走行 国交省、自動運転車の実験推進へ | トップページ | 清水富美加さん、事務所との契約解除意向 幸福の科学へ »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ハンドルない車も公道走行 国交省、自動運転車の実験推進へ | トップページ | 清水富美加さん、事務所との契約解除意向 幸福の科学へ »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ