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2017年2月28日 (火)

任天堂、カート会社提訴 「マリオ衣装貸し出し著作権侵害」

任天堂は2月25日までに、公道カートのレンタル会社「マリカー」(東京)が、「マリオ」などのキャラクターの衣装を貸し出した上で、その画像を許可なく宣伝や営業に利用し、著作権などを侵害しているとして、侵害行為の中止と1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
任天堂が訴えたのは、マリカーと同社の代表取締役。人気ゲーム「マリオカート」の略称である「マリカー」を会社名に使用し、利用客にマリオなどの衣装を貸し出す営業行為が、不正競争行為や著作権侵害行為に当たると主張している。マリカーは公道を走れるように改造したカートを外国人観光客などに貸し出し、料金収入を得ている。任天堂の担当者は「数カ月前から警告していたが誠意ある回答を得られなかった」と話している。(共同:2月25日)


著作権について考える。


公道上でカートを走らせるのは、一定の条件を満たせば違法ではない。総排気量20ccを超え50cc以下、または定格出力0.25kWを超え0.6kW以下の原動機の四輪車である。法律は、シートベルトの着用義務も、ヘルメットも同様に求めていない。重量を大きくすると直ちに走行性能に響く事情があるから、運転者は生身がむき出しの状態で運転することになる。この公道カートのレンタル会社がビジネスとしているのは、東京という大都会を、小型のカートで、任天堂のゲームに出てくる衣装で走行できるということである。当然、外国人観光客を主なターゲットにしている。
営業行為として衣装の貸し出しをしているのだから、衣装が著作権に抵触するものであるとすれば、この営業行為が著作権侵害行為だとする論理は筋が通っている。一般論として、ゲームのキャラクターに似た衣装というレベルで、著作権に制限を掛けるというのは、少し行き過ぎがあるのではないかという心配はある。今回の訴訟には興味がそれほどないが、このビジネスには少し興味を持った。

東京と言う大都会を小型のカートで走り抜けるというのは、まさにゲーム感覚と言えるだろう。日本で暮らしていない人にとって、ゲームを生み出した国の都市で、ゲームさながらのスリルを味わえるというのが、宣伝に使っていないにしても、意図しているところであろう。
道路交通法で認められた車両であるから、走行するのは自由であるのだが、集団で走行するレンタル事業を行うのは如何なものかと感じる。都心で車高の低く安全基準の乏しい車両で、ゲームに出ている人物のコスチュームを身にまとい運転する。人間の動作に制限が加わる衣装であるし、そもそも加速性はもとより、減速性能も低い。そして、日本の交通事情に疎い外国人を主なユーザに想定している。
このようなビジネスを行うのなら、ヘルメットの着用 (フルフェイスである必要はない) 、車両の高い位置にブレーキランプなどの表示機器の設置くらいはして方が良い。そもそも、公道を走行させる意味が分からないのだが、クローズドのサーキットを準備しても誰も注目もしないことだろう。これでなければ商売にならないと主張することだろう。保険にも加入していると説明したとしても、ゲームのコスチュームで大きな事故が起きてしまっては任天堂のイメージが落ちてしまう。著作権の問題とは別に、任天堂に同情する部分である。大企業がベンチャーを苛めているという図式で見る向きもあるようだが、社会の迷惑になり得る存在で、その結果として連帯してイメージダウンを受けるというのはあんまりな話である。


警察も何かの法律で取り締まることを考えているだろう。

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