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2017年1月25日 (水)

広域通信制高30校を実地調査へ 文科省

ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)の広域通信制で不適切な指導が行われていた問題を受け、文部科学省は今後2年間で、運営面で課題があると見られる広域通信制高校約30校を実地調査する。同省の点検チームが学校を訪問し、適切な教員配置や生徒への指導が行われているか調べ、問題があれば改善を促す。
点検チームの初会合が1月25日、省内で開催された。同省はウィッツ青山の問題を受け、2018年度末までを「集中点検期間」と位置付けている。点検チームでは、構造改革特区法に基づき設置されている株式会社立学校(現在19校)を含め30校程度を調査する方針。(日本経済新聞:1月25日)


通信制高校について考える。


通信制高校の学生数の推移をまとめた。同時に定時制と、通信制の学校数も確認した。結果を下に示す。

■ 高等学校における生徒数と通信制学校数推移
    年     1980   1985   1990    1995   2000   2005   2010   2011  2012
  定時制  149,351 140,144 146,701 107,331 109,322 110,472 116,236 116,007 112,187
  通信制  128,987 132,644 153,983 153,983 181,877 183,518 187,538 188,251 189,418
  -----------------------------------------------------------------------------
  公立      ―     ―     ―    68     69     76     73     74     77
  私立狭域   ―     ―     ―    19     23     43     57     58     60
  私立広域   ―     ―     ―     6     21     56     79     78     80
  広域学法   ―     ―     ―     6     21     48     59     58     60
  広域株式   ―     ―     ―     0      0     8     20     20     20


定時性高校の学生数が減少傾向で、通信制高校の学生数が増加している。両方の合計数が30万人前後というところである。定時制が減って、通信制が増えている。高校卒業の学歴は貴重なものではないが、これなしにしてしまうと少々厳しい事情が世の中にある。
2015年の18歳人口が 1,185,054人となっている。該当する年の通信制を除く高校進学者が 1,144,020人で、都合進学率が 96.5%である。2015年の高校卒業生が 1,068,989人であるから、卒業率は 93.4%となる。差し引き 116,065人が高校を卒業していないことになる。3年分を合わせれば33万人のポテンシャルがあるということになる。
中学を卒業して高校に進学しない理由は、都会だけではないから地方では距離の問題も生じる。距離は経済負担に等しいから、学業に熱心でないことがあれば、進学しないということもあるだろう。都道府県別の高校進学率の比較で、沖縄県 96.5%、佐賀県 97.9%、福岡県 98.0%などが低い。全国が98.7%であるから、沖縄県の進学率の低さが目立つ。島嶼部からの進学に難しさがあるのだろうか。
さて、通信制である。通信制の高校が増えたのは、広域の通信制高校が増えたからである。広域の内、学校法人が多数であるが、規制緩和により参入した株式会社の高校も現れている。株式会社の学校数が急に増加することもないようだ。営利団体である株式会社では、顧客数を増やす努力をすることになる。高校のウリとなるのは、卒業し易さに行き着いてしまうから、卒業証書を買うというところが終点になる。ウィッツ青山学園高校の例は酷いものであったが、程度の差はあっても類似した問題が生じる可能性はある。学校が営利企業の事業として馴染まない部分である。
学校教育を充実したものにするのが正常な対応なのだが、そのような生徒を一定数確保するというのは難しい。公立の通信制との生徒の取り合いになってしまう可能性も高い。もしかすると、一部の定時制の生徒を引き込んでいる可能性もある。

高校中退者のうち、大学などでの教育を希望する学生も一定数いるだろう。中退者が一学年で 75,031人出ていると計算されることから、学校の定数に比べれば十分に大きいと判断できる。受験予備校のようなやり方で、高校卒業資格も得られ、大学受験指導も充実しているというのが今日的な流れだろう。
高卒認定試験は年二回実施され、それぞれの受験者数が11,428人と11,111人で、合格者数が4,588人と4,440人である。都合合計9,028人が合格している。試験が科目単位で合格することを認めている制度なので、受験者数は意味は持たないが、1万人近い人が受験資格を得ようとしていることが分かる。ただし、高卒認定試験は上級学校を受験する資格を認定する制度に過ぎず、学歴としては高等学校卒業を認定している訳ではない。通信制のありがたさは、学歴に記載可能であることと言える。

なんだか散らかしてしまった気分だが、このくらいで終えることにする。
いつになくまとまりのない話である。


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