« 西宮市長、たばこ発言「問題ない」 撤回しない考え | トップページ | 市長・副市長が賭けマージャン一般職員の勤務時間中も »

2016年12月21日 (水)

自公ぎくしゃく カジノ法で再延長批判・都議会でも緊張感

自民、公明両党のぎくしゃくした関係が目立ってきた。公明党の井上義久幹事長は12月20日、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)整備推進法(カジノ法)を巡り自民党が臨時国会の会期を2回延長したことを批判。国会対応で公然と異を唱えるのは異例だ。東京都議会では公明党が自民党との「連携見直し」を宣言。日本維新の会の自民党への接近も背景に自公関係に緊張感が漂う。
20日、国会内で開いた政府・与党協議会。公明党の井上幹事長はカジノ法を巡る自民党の対応を持ち出し「議員立法のために3日間会期を再延長したのは問題としなければならない」と批判した。同法を推進した菅義偉官房長官らは発言しなかった。自民党はカジノ法成立をめざし、11月30日までの臨時国会会期を延長して12月14日までとした。もともと慎重だった公明党は審議入りまでは容認していた。一気に成立にカジを切った政府・自民党への不満が募ったまま、自主投票を決めざるを得なかった。自民党は成立を確実にするため、さらに3日間の延長に動いた。「再延長は反対すべきだった」。成立後の15日の公明党会合で批判が相次いだ。1999年から自民党と公明党は連立政権を組んで17年。2013年の特定秘密保護法、15年の安全保障関連法は与党協議に時間をかけた。安全保障に絡む政策が火種になってきたが、国会対応で公明党が自民党を批判するのは珍しい。(日本経済新聞:12月21日)


国会審議について考える。


自民党と公明党は、政権与党であり続けることに価値を見出した。だから、主義主張の違いがあろうとも手をつないでいる。これは少々のことがあっても変わらない。自民党に注目すれば、当選回数の若い議員は野党時代を知らず、野党になると政治家としてのうま味が無くなることを経験した古い議員は、あの時代に戻りたくないと身に染みて感じている。このギャップは大きい。そして、公明党の組織に依存した選挙で戦うのが当然の自民党にとっては、公明党、実際には創価学会の支援なしでは、選挙が危うい。巨大与党になって、保守的な官邸に媚び諂うことが身について若い議員には、思想的な距離が大きい公明党に気を使うのをおかしいと感じるのだろう。選挙命で生きてきた古い議員との差がここで大きく表れる。
創価学会においての政治活動というのは、東京都議会議員選挙である。東京都に本部を置く宗教法人は東京都が認証するという考えであったからだが、宗教法人法の改正により、複数の県に境内建物を有する宗教法人は文部大臣所轄になった。創価学会もこれに該当して、文部大臣所轄ということになる。参考の為に記すと、宗教法人の数は、文化庁によると、文部科学大臣所轄が1,100、都道府県知事所轄が180,710となっている (2014年末時点) 。規模の大きな宗教法人は限られる。
話を戻す。そうは言っても東京都が活動の中心にあるから、重視するというのは変わらない。東京都議会の運営で、知事との対立が激しい自民党と、知事との協力を取り付けたい公明党との思惑には距離が大きい。自民党と東京都連とは同じではないと言っても、無関係な組織でもない。このギクシャクは国政にもあって、制御し難い公明党より、実質自民党の維新の会を取り込む方が運営が楽だと考える議員も多いのだろう。維新の会の親分は、大阪の小さな賭場の親分程度にしか見えないご面相であるが、この程度の小遣いを払っておけば、方々協力してくれるというのなら安いものである。公明党は小遣いを与えたことを問題にしているという立場ではないだろうが、軽くあしらわれた感は残る。これなら、自民党との連立の価値はないと表面上主張しないと、創価学会の選挙支援が弱くなる懸念もあろう。
公明党が与党から外れることもないだろうが、自民党が公明党を軽く扱えば、選挙協力は弱くなる。これは結果に大きく影響する。この辺りに、自民党のたがの緩みが出ているということだ。


火種にはなっていなくても、火種にはなりそうだ。

« 西宮市長、たばこ発言「問題ない」 撤回しない考え | トップページ | 市長・副市長が賭けマージャン一般職員の勤務時間中も »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 西宮市長、たばこ発言「問題ない」 撤回しない考え | トップページ | 市長・副市長が賭けマージャン一般職員の勤務時間中も »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ