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2016年11月 1日 (火)

欅坂46のナチス酷似衣装、所属会社と秋元康さん謝罪

人気アイドルグループ「欅坂46」がライブで着ていた衣装が、ナチス風だと批判を浴びている問題で、所属する音楽会社「ソニー・ミュージックエンタテインメント」は11月1日、自社のホームページに「ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます」「当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません」という内容の謝罪文を掲載した。
総合プロデューサーの秋元康さんも、欅坂46のホームページに「事前報告がなかったので、チェックもできませんでした」「大変申し訳なく思っています」とコメントを出した。(朝日新聞:11月1日)


ナチス風について考える。


この手のファッションで問題になることは結構ある。無自覚に採用していることもあるのだが、軍服の格好の良さをドイツ軍に求める傾向があるからだと感じる。ドイツ軍のファッションセンスが良いという議論も可能だろうが、過去にそのことで傷付いた、身内が命を落としている場合もあるのだから、お気軽に採用するというのは気が利かない。
ソニーと秋元のコメントを下に示す。

◇ ソニーの謝罪文全文
平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。
10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、「ナチスドイツの軍服がモチーフではないか」とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。
私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。
今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。
多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。


◇ 総合プロデューサーの秋元康さんのコメント全文
ニュースで知りました。ありえない衣装でした。
事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。
スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。
大変申し訳なく思っています。
再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います。


ソニーのコメントは、この手の問題発生時に標準的なものになっている。国際企業ではリスク管理の手法として、マニュアルがあり適切な時期に対応することが決まっていると想像する。このような手法の結果として、失点もない代わりに、聞いた者の気持ちに響くというところから遠い文章になっている。危険を回避する行為が、得点を狙ったものでないのだから、失点を防ぐだけに留まっていても当然ではある。
秋元のコメントである。知りませんでした、問題のある衣装ですという認識を示し、監督不行き届きであり、今後はチェックと教育と徹底すると将来の話でまとめている。分析を行うとすれば、組織運営に現状問題があり機能していないので、問題があると最高責任者が考える行動であっても、実務的に進行することがある。そんな組織運営ではあるが、最高責任者が責任もって改善することを約束している。つまり、組織運営が破綻している状況で、その責任者が命令することで対処することを示している。なんと薄っぺらなコメントの発表なのだろう。
秋元を責めるのは酷なのかもしれない。秋元は名前貸し事業を営んでいるだけで、運営に関係していない可能性もある。それだと、名前だけの話なので、今後の責任関係について決定することが出来ない事情があるのだろう。お見舞い申し上げるよりないのだが、名前貸しを公表されては困る人も多くいるだろう。契約書に書いてなくてもしてはならない仕事というのが世の中には沢山ある。商習慣と言って良かろうが、不文律を無視すると致命傷になるものである。

ソニーは以前に気志團の衣装で同様の問題を起こしている。学習というのに乏しい会社である。秋元の態度は批難されてしかるべきだと思うが、企業の学習能力の低さは、株主から指摘されて当然である。
欅坂46は制服をまねただけだと言う意見もあるが、帽子に付けられた羽を広げて留まる鷲のマーク、普通に言えば帽章か、は、ナチスのものと類似している。少しは違うようにするのが配慮というものだが、そんな工夫の影も見当たらない。可愛らしい若い女性グループが、軍服の様な制服を着るギャップに狙いがあるのだろう。
そもそも、欅坂46というのは、少々問題がある行動をして、世間の注目を集めようという考えで活動している様子がある。今回もその類の行動とも思える。帽子に付けるマークを八咫烏にでもしておけば言訳できただろうが、他から問題視されるかもしれない。そんな工夫をしては、ハードなイメージを纏うギャップが小さくなる。それなら計画的という結論になる。秋元が知らなかったというのは個別には真実であっても、狙いを持った活動計画にゴーを掛けたのは秋元であろう。

今回抗議したのは、サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center、略称SWC)である。ホロコーストの記録保存や反ユダヤ主義の監視を行っている。このような団体なので、無暗に謝罪を要求したりはしない。歴史を学べと要求するのが彼らの流儀である。ソニーの関係者は学ぶことになるが、秋元は対応するのだろうか。それが嫌だから知らなかったという説明なのだろうか。それで済む団体でもないと思われるが。


欅坂46は解散ということで、ソニーと秋元はトカゲの尻尾切りをするのだろう。

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