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2016年9月 9日 (金)

高畑裕太氏との契約解除

俳優の高畑裕太氏が所属していた石井光三オフィスは9月9日、高畑氏とのマネジメント契約を解除したと発表した。(朝日新聞:9月9日)


事件のその後について考える。


テレビ報道によると、強姦致傷で8月23日に逮捕され、群馬県警前橋署で勾留されていた俳優・高畑裕太が不起訴処分となり、釈放された。高畑と被害者側の双方の弁護k士による話し合いで、示談が成立したものとみられる。示談の成立により、公判維持が困難と検察が判断したようだが、強姦事件ではなく強姦致傷で立件する動きがあったのだから、少々違和感を覚えるのである。そもそも、致傷の要件が全治一週間程度というから、実態として強姦事件であったと理解することも可能で、それなら親告罪だから示談成立で立件不能というのは当然の帰結となる。
弁護士のコメントが発表されている。要約するのは無理があるので全文載せる。

■ 弁護人のコメント全文

今回、高畑裕太さんが不起訴・釈放となりました。
これには、被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。しかし、ご存じの通り、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情が無い限り、起訴は免れません。お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません。
一般論として、当初は、合意のもとに性行為が始まっても、強姦になる場合があります。すなわち、途中で、女性の方が拒否した場合に、その後の態様によっては強姦罪になる場合もあります。
このような場合には、男性の方に、女性の拒否の意思が伝わったかどうかという問題があります。伝わっていなければ、故意がないので犯罪にはなりません。もっとも、このようなタイプではなく、当初から、脅迫や暴力を用いて女性が抵抗出来ない状態にして、無理矢理性行為を行うタイプの事件があり、これは明らかに強姦罪が成立します。違法性の顕著な悪質な強姦罪と言えます。
私どもは高畑裕太さんの話は繰り返し聞いていますが、他の関係者の話は聞くことはできませんでしたので、事実関係を解明することはできておりません。
しかしながら、知り得た事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも、逮捕時報道にあるような電話で「部屋に歯ブラシきて」と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております。
つまり、先ほど述べたような、違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われる事件であります。以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております。


コメントに疑問を感じるのは、弁護士は事件関係者のうち、高畑裕太のみにしか意見を聞いていないのに、高畑の証言を全面的に信じて無罪になって当然のように発表していることである。示談が成立して起訴猶予になったのだから、弁護士は被告人は推定無罪だと主張するのは分からないではないが、示談を成立させた要件について、なにがしかの被害について弁済することが示談の要件であるのだろうから、示談成立という作業に関わった弁護士としては、随分と不誠実な対応であると感じるのである。弁護士と書いたが、弁護士グループであるようで、刑事事件に強い事務所であるようだ。
今回の刑事事件では、被害者女性が存在し、その人物に加害者側の弁護人がコンタクトするというのは尋常な事態でないから、民事として被害者側の代理人の弁護士と交渉したということだろう。この示談の条項として、一定の守秘義務を書かなければ被害者女性の人権に著しい不利益が生じる可能性がある。しかし、このお気軽な推定無罪発表がなされるということは、守秘義務がないか、非常に弱い条件になっているということだろう。
弁護士コメントの強姦罪 (強姦致傷ではないとする) が成立しないとすると、被害者女性は、ホテル従業員で勤務中にも関わらず、芸能人に会いたくて業務を放棄して、お客の部屋を訪問したということになる。女性の勤務態度がこれほどでないなら、この言いようは被害者の勤務関する名誉を著しく棄損するものである。
強姦ではなく、和姦だと弁護士が主張する根拠が、高畑に拒否の意思が伝わらなければ和姦であるという説を採用している。これは強姦罪で通説になっているのだろうか。繰り返すが、弁護士は高畑にしか聞いていない。高畑が性的に偏った思想 (女性に対する差別的な思想と理解してもらえば良い) を有していた場合にも、これで通ると信じているのだろう。
いずれにせよ、被害者が嘘をついていたとしても、一方的に非難するコメントを発表するのは、女性の人権上の問題を配慮すれば問題である。もし美人局事案だとするなら、刑事事件として然るべく処理すべき問題である。この弁護士事務所はいつから判決文を書くようになったのか。

弁護士コメントを信じるなら、高畑は無罪であるのに、騙された被害者であるということなのだろう。弁護士は刑事裁判で無罪を勝ち取ることも可能であるが、裁判の長期化により母親である高畑淳子の仕事に影響することを配慮して、示談により被害者とされる女性が余計なことを言わないことを獲得したということだ。結果として、高畑裕太は強姦をしたと世間に認識され、芸能事務所との契約を解除された。しかし、母親の高畑淳子の不利益は一定程度に抑えることに成功した。刑事事件を扱う弁護士は、被告人の無罪獲得という最大の利益より、依頼人である被告人の母親の経済的な利益を優先したということだ。
弁護士が高畑裕太の利益を考えるのなら、コメントは事実関係に警察発表のものと齟齬が生じているが、起訴相当ではないと判断している。被害者女性と示談が成立しているが、内容に関しては女性の人権に関わることであり、説明することはできない。といった内容で済ませれば良い話である。
警察署に引き取りにいった弁護士をわざわざ女性にしたのも、ある種の演出効果を狙ったものだろう。まったく意図が理解出来ないが。弁護士事務所の気位の高さは十分に感じ取れた。

高畑淳子が市中引き回しの刑に処せられていたときに話した、高畑裕太のすいませんという言葉は、やっていないのに捕まってしまいすいませんという意味だったのだろうか。難解である。


裕太が性欲を抑えきれないと、女弁護士を車中で襲おうとしたら、二時間ドラマになる。

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