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2016年9月 8日 (木)

蓮舫氏「男なら泣くな」 討論会で玉木氏に

長野市で9月7日開かれた民進党代表選の候補者討論会で、旧民主党政権の「失敗」に触れ聴衆に深々と頭を下げる前原誠司元外相に対し、玉木雄一郎国対副委員長が涙ながらに「謝ってほしくない」と訴える一幕があった。蓮舫代表代行は「男なら泣くな」と注意した。
討論会冒頭、前原氏が国民の期待に応えられなかったと陳謝すると、玉木氏は「羽田空港の国際化も外国人観光客のビザ緩和も前原さんの閣僚としての功績だ」と言葉を詰まらせて、擁護した。(共同:9月7日)


民進党について考える。


玉木雄一郎は知名度が低い若手議員であるが、前原グループに属している (民主党時代からグループは曖昧である) と見做されている有力議員である。立候補者がいない可能性も指摘された代表選挙であるから、近いグループで二人立候補するのも無理がある気がする。常識的に考えれば、過去に民主党代表であった前原が立候補するのは当然で、当然でないのは前原が推薦人を確保できずにいたことである。前原の国会議員内の人望のなさが窺えるものである。なんとか前原が立候補に漕ぎつけ、そこに若手の玉木が簡単に立候補してしまったのが不思議な話である。つまり、前原は嫌だが、実質的に無投票で蓮舫になるのはもっと嫌と感じる人がいるということである。まあ、民主党の匂いが強い人が出てしまっては、何も変わらない民主党 (民進党) となるのは歓迎しない議員も多かろう。それならばと、最大グループである維新系の議員が立候補すれば、というのは外の者の意見で、それをやっては党が一つにならないということのようだ。随分と脆弱な政党である。
一方の蓮舫はというと、先に代表である岡田を8月23日、日本外国特派員協会で記者会見で、「私は岡田克也代表が大好きです。ただ、1年半一緒にいて、本当につまらない男だと思います」と冗談交じりに発言している。愚かである。自分の人気をアピールする為に、もうすぐ前代表になる人をくさしている。つまらない男に、冗談が入る余地はない。もしかしたら、日本語が苦手な方なのだろうか。人気以外には何もないと言っては言い過ぎか。人気こそがすべてだという思想も国会議員にはあろうから、別に恥じるべきことでもない。

この国の有権者の誰も、日本語の能力が一定以上であることを政治家に求めないから、言葉の使い方に少々難があろうと構わない。しかし、政治に関わる事柄を話して貰わなければ話にならない。共産党との協力に否定的な立場の人がいるのは分かる。しかし、政策が一致しなければ協力しないという原理主義を採用するなら、民進党の維持も難しい問題になる。政治家として国会議員になるということは、実現したい政策が大小に関わらずある筈だ。その実現以外の項目について、比較的受け入れ易い事柄もあるだろうし、心情的に拒絶するものもあるだろう。それぞれの国会議員に一つの目標政策があるのなら、それ以外の事柄についてすべて国会議員になる前に判断するというのはあまりに難しい。国会議員になる前に政党員であることを求める選挙制度になっているから、政党に入る際に踏み絵をしているということか。あるいは、すべての事柄について執行部に白紙委任するという覚書を提出するのだろうか。国民全体の代表であるのに、それではお粗末だ。
国会議員がいかに頭が良くても、これから先に起きるすべての事柄を準備するなど出来ない。想定外のことが起きるから、その時々に判断を求められるのだし、間違えることもあるのである。そんなものだと受け入れて、それでも誰かが何かを決めなければ、国民全員が不幸になるから、全員を幸福にできなくても、全員不幸になるよりましと判断するのが、現在この国で採用されている制度である。国会議員は何が出来ると主張する、普通の言葉に翻訳すれば自慢するものだが、何が出来るより、出来ないことに出くわした際に、何とか切り抜けようとする肝が求められている。こぼれが少ない方が良いから、東京大学法学部を出て官僚になった議員の方が優れるだろうが、不測の事態でオロオロされてもかなわない。泣きだされたらそれこそ困る。泣いている対立候補を見下すようにたしなめるのも気が利かないが、前任者をくさすのは人としての品位を疑う。口ばかりで立ち位置が決まらないのは政治家としての基本的な資質に欠けるが、欠ける事柄を受け入れて歩を進めようとする覚悟がないのは、これにも増して問題がある。一般論です。念の為。

米国の大統領選で、民主党候補にバーニー・サンダースが最後まで残る時代である。時代が時代なら、サンダースは共産党だと言われただろう。なんたって米国だから。振り返って日本はといえば、自民党が公明党と連立している。この組み合わせも有り得ないものだろう。自民党を支持する団体には、伝統的な宗教団体が多くある。
民進党と共産党の協力が進めば共産党支配になるという考えは正しいだろう。まとまりのない民進党が共産党を制御できるとは思えない。それでも良いし、それでは駄目だでも良い。国会議員が自身が実現したいと信じるひとつの政策を推進する手続きの問題に過ぎない。これを清濁併せ呑むというのではないか。手続きの原理主義者になって、何をしたいか忘れてしまうより優れると信じる。


他人を褒めるより、自分が実現したいことを示せ。

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