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2016年9月15日 (木)

8月の輸出船契約82%減 8カ月連続で前年割れ

日本船舶輸出組合は9月15日、船舶の受注量に当たる8月分の輸出船契約実績が前年同月比82%減と発表した。前年同月を下回ったのは8カ月連続。鉄鉱石を運ぶばら積み船を中心とする船余りや海上荷動き量の伸び悩みなどで受注が細っている。
契約量は27万7200総トンだった。ばら積み船とタンカー、硫黄運搬船の計6隻で前年同月に比べて21隻減った。昨年まで円安や環境規制強化前の駆け込みなどで受注を伸ばしたが、今年に入って一転。反動減のほか、円高や船余り、海上荷動き量の伸び悩みで苦戦が続く。大手造船会社の幹部は「引き合いが全くないわけではないが、船価が低くて採算が合わない」とする。
国内主要各社の手持ち工事量は8カ月連続で前月と比べて減少した。昨年末時点で約3899万総トンを確保したが、8月末には2割近く減少した約3260万総トン。国内の年間建造能力は1300万総トン程度とされており、計算上では受注残は2年半余りまで落ち込んでいるとみられる。(日本経済新聞:9月15日)


船舶輸出について考える。


重量のあるものは船で運ぶと決まっている。飛行機は値段が高く、スペース、重量の制限が大きいし、危険物質の指定もあるから勝手が悪いところがある。船はその点自由度が高いのだが、何はともあれ時間が掛る。この市場についての理解が不足しているので、日本船舶輸出組合の統計をまとめたのが下である。

■ 月度輸出船契約実績(単位:総トン)
   月      2012年      2013年       2014年     2015年     2016年
   4月     515,768    1,262,520     1,475,800    1,369,550    262,350
   5月     305,370     953,900      454,140    1,469,648    290,400
   6月     499,370    1,404,820     3,392,460    4,671,040    162,700
   7月     479,037    1,155,913      559,670    1,445,999    303,299
   8月     790,948     642,584      442,170    1,557,900    277,200
   9月     908,639    1,202,350      453,970    1,525,550
  10月     902,790    1,400,570     1,220,150    3,493,949
  11月     901,250    1,244,180      338,750    1,095,000
  12月     656,290    1,933,621     1,215,100    2,263,599
   1月     527,525    1,430,460     1,180,940      116,300
   2月     167,470    1,975,170      625,500      389,500
   3月    2,720,150    1,885,291     1,522,900      779,500


月単位で発表されているが、入力間違いではないかと思うほど変動が大きい。重量の大きな荷物があるか否かで大きく変わるのは容易に想像が付くが、そんな荷物を気軽に日程変更する訳もない。予定があっての話で、計画的に運用されているのだろうが、結果は景気変動の影響を受けるから、マクロな分析は記事にあるようなものになるのだろう。月単位ではあんまりなので、年単位にまとめたのが下である。

■ 輸出船受注量推移(単位:千G/T)
  2007年   27,407
  2008年   14,532
  2009年    6,341
  2010年   12,421
  2011年    8,037
  2012年    9,375
  2013年   16,491
  2014年   12,882
  2015年   20,178


これとて変動が大きい。震災の影響もあったと分かるが、それと世界の経済情勢で説明が付くものでもない。造船には時間を要するし、大きな投資であるから長い期間運用することを期待する。しかし、為替の影響というごく短期に変動する要素も大きく影響するし、地域経済の影響による積み荷の増減もあろう。この業種の人からすれば、為替は固定相場で、原油は長期の予定価格に従って安定的に調達できればありがたいのだろう。無論、原油安になれば他から調達するのだから、これが実効的な意味のある提案になっていないのは承知しているのではあるが。


これでは商売を続けられないと感じる変動である。

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