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2016年8月 1日 (月)

都知事選、小池氏が当選確実 増田・鳥越両氏ら破る

東京都知事選は7月31日投票され、元防衛相の小池百合子氏(64)が初当選を確実にした。元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころを大切にする党推薦=、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちなど推薦=らを破った。国政の与野党の対決構図となった選挙戦だが、小池氏が政党の枠を超えた幅広い支持を集めた。女性知事は全国で7人目、東京都では初めて。(朝日新聞:7月31日)


都知事選について考える。


投票率から確認する。有権者数と投票者数、投票率を下に示す。

■ 東京都知事選挙 投票結果
  選挙当日有権者数   投票者数   棄権者数   投票率
    11,083,306       6,620,407   4,462,899   59.73


1,100万人を超える有権者数である首都東京で、662万人の人が投票所に行ったということである。各候補者の獲得得票数を順番に下に示す。

■ 東京都知事選挙候補者獲得得票数
    氏名    年齢    得票数
  小池百合子  64    2,912,628
  増田寛也   64    1,793,453
  鳥越俊太郎  76    1,346,103
  上杉隆    48      179,631
  桜井誠    44      114,171
  マック赤坂  67      51,056
  七海ひろこ  32      28,809
  立花孝志   48      27,241
  高橋尚吾   32      16,664
  中川暢三   60      16,584
  山口敏夫   75      15,986
  岸本雅吉   63      8,056
  後藤輝樹   33      7,031
  谷山雄二朗  43      6,759
  武井直子   51      4,605
  宮崎正弘   61      4,010
  望月義彦   51      3,332
  山中雅明   52      3,116
  今尾貞夫   76      3,105
  内藤久遠   59      2,695
  関口安弘   64      1,326


有効得票数の合計は 6,546,361票である。投票者数との差が 74,046票ある。記入間違いもあるだろうし、白票もあるだろう。故意に候補者でない人の氏名を書く者もあるという。無効票はマック赤坂の獲得得票数より多い。それを言ってしまえば、棄権票は大勝した小池百合子を圧倒する数である。
選挙での投票を義務化すれば良いという意見がある。ウルグアイ、オーストラリア、シンガポールなど、罰則付きの義務化は実施されている。北朝鮮のようにすれば九割台の後半は確実である。そうした国家体制を目指したいという人も少ないだろうが、そんな国家体制を民主的な選挙で実現するのも難しい。言論の自由を緩やかに制限していけば、いつしか気付かぬうちに新しい国家体制に移行できるのかもしれない。
投票に行った人に何かを与えるという案も見たことがある。投票入場券と引き換えに宝くじを与えるといった類のものである。何億円も経費が掛かるのだから、供託金を原資にして行えば良い。今回だと、300万円に有効投票数の1/10を超えている3候補を除いた18人で、総額が5,400万円となる。これを制度化すると、1/10以下になる人を増やす動機になるから、浮動票は泡沫候補に流れる可能性がある。都道府県知事では有効得票数の1/4を超えないと法定得票に達しないことになり、選挙結果が無効になってしまう。つまり、再選挙ということになるが、これはこれで困ったことでもある。

選挙をギャンブルにする必要もない。自分自身の運命を誰かに託すのに、運命に任せてしまうという受動的な態度を選択する理由もない。大きな力に抗ったところで結果は知れていると、冷淡に判断するのが大人なのかもしれないが、大人という名の奴隷になるより、子供のまま自由人であることを選ぶのが、過去の歴史で多く流された血に報いることだとは思う。
自民公明陣営が分裂しようと、野党共闘が上手くいかず、鳥越のスキャンダルが、意図的なリークなのか身から出た錆かは知らないが、足を引っ張ることになり、今後の対応をどうするか悩ましい問題になったとしても、どうせこれらは選挙命で生きている人達の問題である。他人に考えも無しに運命を任せるなと言いながら変な話だが、選挙に命を懸ける人間の行動には容易に逆らえない。命を懸けるというのが、組織を動かすことに等しいのだから、市井の個人が組織の方向修正を出来はしない。しかし、組織からはみ出した目立ちたがりの小池は勝利したのだから、厳密には無党派の受け皿には、与党でも野党でもないところに解を求めたということにはなる。その意味で一定の成果はあったのだろう。しかし、これもどうでも良い。政治評論家という、政治家という汚物にたかるハエに語らせれば良いことだ。
問題は、桜井誠が11万票を超える票を獲得したことである。櫻井パパと勘違いして投票した者も中にはあるだろうが、多くは支持者であったと信じよう。そして、ヘイトスピーチが規制される世の中にあって、選挙期間に立候補者はヘイトスピーチを公然と主張できることを示した。朝鮮半島出身者に、半島に返れとか、犯罪者は死ねとまで言っても取り締まりの対象にはならない。警察からおとなしくしなさいとは言われない。逆に、反対意見の人が候補者を擁立せずに公然と主張すれば、選挙妨害として取り締まりの対象になり得る。外国人でも帰化すれば立候補可能になるが、帰化していない人が選挙応援をすれば法律に触れる。立候補すれば、ヘイトスピーチ活動は合法的に、かつ、法律に守られた活動を継続可能ということである。

今後、国政選挙では似たことが繰り返されるだろう。制限は難しいが、放置するのも如何かと思うところではある。


幸福実現党の綺麗なお嬢さんがハグする選挙活動は、違反ではないようだ。新しい。

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