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2016年8月 3日 (水)

大林組、山梨にバイオマス発電所 東京五輪後にらむ

大林組は8月3日、山梨県大月市でバイオマス発電所の起工式を開いた。地元間伐材などを燃料に使い、約3万世帯分の電力を作り売電する。建設から事業運営までを担う同社初の試みだ。建設業界は2020年の東京五輪に向けて追い風が吹くが、五輪後も成長を続けるために再生可能エネルギーなど新事業の育成を急ぐ。
「山梨県内世帯の10分の1の電力をこの発電所が賄える」。3日に開いた起工式で、大林組の原田昇三副社長はこう語った。約100億円を投じて建設するバイオマス発電所は発電能力1万4500キロワットで、18年8月に商業運転を始める。全量売電により年20億円の売上高で、地元で約40人を雇用する予定だ。燃料は街路樹などの剪定(せんてい)枝や、間伐材などで年間約15万トンを使う。山梨県内を中心に東京都や神奈川県など半径50キロ圏内から集める。海外燃料を使わない木質バイオマス発電所としては国内有数の規模となる。
総投資額の3分の1を再生エネにあてる――。大林組の17年度までの3カ年中期計画では総投資額1800億円のうち、再生エネを中心とする新領域事業に600億円を投入する。前3カ年の実績の3倍近くになる。太陽光、風力、バイオマス発電をあわせて20年3月末の総発電量を20万キロワットと5年で約3倍に高める目標を掲げる。エネルギー事業を担当する坂本郡司理事は「発電まで携わることで、再生エネ施設の施工から運営までの総合力を高められる」と、再生エネ事業を通じて建設事業の競争力も高められるとみる。再生エネ以外に、神戸市で水素発電で地域のエネルギーを賄う実験にも取り組む。施設を受注・建設して終わるのではなく、環境に配慮した街づくりを主体的にかかわることで業界で独自の地位を確立する構えだ。(日本経済新聞:8月3日)


バイオマス発電所について考える。


発電所ができるのは、中央本線の笹子駅近くで、駅より大月駅側、つまり東側の線路の南側である。もう少し南の山の側にリニア新幹線の路線がある。もちろん地下である。中央本線の笹子トンネルより東側の高尾駅までは、桂川 (相模川) とその支流である笹子川に沿った形で東西に走っている。両側を山で挟まれた場所であるから、住宅地は伝統的に川の近くに集まっている。笹子駅の周辺となると、家の数は少なくなるが、中央本線に並行して走る国道20号から離れておらず、平らな場所で面積を確保できるとなるとここくらいということか。山でも川でもなく、道路と線路に影響しないで平らな場所、しかも既存道路から離れていない所でなければ費用が嵩んでしまう。

山梨県では、県内の豊富な森林資源の有効かつ持続的な活用を推進しているという。大月市と大林組が手を組んでも不思議はない。富士五湖や富士山の観光資源で生活している地域がある山梨県は、クリーンエネルギーをアピールするには最適な場所である。しかし、山梨県内にある木質バイオマス発電施設は、小規模な自家消費用のみであった。今回の事業は14MW (3万世帯に相当) と大きい。投資額は約100億円、年間売上高は20億円を見込んでいる。大林組は、再生可能エネルギーの発電事業を、2020年3月末までに発電規模を50MWとする目標を掲げている。その内の大きな一つということだろう。これまで培った技術・ノウハウを結集してというが、それほどの蓄積もないだろう。広報の資料に難くせ付けても仕方ないが。
事業概要を引用する。

■ 大月バイオマス発電事業の概要
  発電容量      14MW (定格出力)
  計画地       山梨県大月市笹子町白野
  燃料調達量    約15万t/年
              ※ 剪定枝が約80%、森林資源(未利用間伐材、一般木材など)が約20%
  商業運転開始  2017年度(予定)


八ヶ岳周辺では太陽光パネルが景観を悪くしている。そんな被害が無ければ良い。

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