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2016年8月10日 (水)

なでしこL 宮間、岡山湯郷に残留 福元ら3人は退団

なでしこリーグ1部の岡山湯郷は8月10日、9日付で就任した谷本有造・新会長(49)が岡山・美作市内で会見し、退団意思を示していた4選手の去就を発表。元なでしこジャパンMF宮間あや(31)は残留し、GK福元美穂(32)、DF高橋佐智江(31)、FW松岡実希(29)の3選手は退団する。
宮間ら4選手は7月、結城治男監督代行(当時53)人格を否定するような言葉を投げかけられたなどとして、同20日から練習をボイコット。退団を申し出ていた。クラブは結城氏を解任し、黒田和則GM(70)も引責辞任。谷本氏らが4選手の慰留に努めていたが、この日4選手それぞれからメールなどで最終的な回答があったという。残留する宮間は6月に両ひざの半月板を手術し、現在リハビリ中。9月復帰を目指す。クラブを通じ「このたびは、多くのファンの皆様や関係者の方々にご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。話し合いの結果、チームに残留させて頂くことになりました。まずはリハビリに集中し、一刻も早く、チームに復帰できるよう頑張りたいと思います」とコメントした。退団する3選手の今後は未定。(スポーツ報知:8月10日)


なでしこリーグについて考える。


なでしこリーグの岡山湯郷は、宮間あやの為にあるチームである。町おこしとしてチームを作ったというのが本当のところで、その目玉が宮間ということである。しかし、選手が永遠に目玉になり続ける筈もない。実際、今年の宮間は故障により、リーグ戦に出場できない状況にある。
岡山湯郷のある岡山県美作市は、岡山県の北部というか内陸部に位置する。東は兵庫県であり、北は鳥取県である。人口は3万人に満たない。周辺に大きな都市がある訳でもない。こんな田舎でプロサッカーが成立するのか疑問も持つが、そもそも女子サッカーの入場者数など知れたものである。過去にまとめた結果では2,000人を超える程度が平均入場者数である。これなら、娯楽の多い都市部で成立させるより、他にない田舎で成立させることの方が夢があるかもしれない。男子では無理で、野球など話にならないレベルだが、女子サッカーとはそういうものになっている。
記事では三選手となっているが、退団を発表したのは四選手であった。コメントを転載する。

● 福元美穂
「この度は突然の退団発表となったことを心よりお詫び申し上げます。シーズン途中、そして、勝てていない今、このような形でチームを去ることは大変無責任に思いますし、私自身、悔しく重い決断でした。チームメイト、チームスタッフ、スポンサーの方々、サポーターの皆様、チームを愛してくれている全ての方々にただただ申し訳なく思っております。
勝てない現状に責任を感じ、とにかく勝つために必死の毎日でした。そのような中で気付かないうちに色々なバランスが崩れて、人を思いやるという部分が疎かになっ
葛間理代てしまっていたのかもしれません。
15年目の今日まで、たくさんの方々と出会い、多くの愛をいただき、チームと共に成長出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。色んな事情があり、皆様の前できちんとお伝え出来ず、本当に申し訳ございません。これからも続いていくサッカー人生では、今までの感謝を心に刻み、私なりの道を進んでいきたいと思います。私はチームを去りますが、今後とも岡山湯郷Belleを宜しくお願い致します。本当に長い間ありがとうございました」

● 葛間理代
「カップ戦が終了し、ここまででチームとして、そして私、個人としてチームに貢献して結果を残すことが出来なかったので、今回チームを退団させて頂くことになりました。
私がサッカーを始めた場所に戻って来ることが出来たこと、そして私のサッカー人生で最高の環境でサッカーをさせて頂いたこと、本当に幸せだったと強く、強く感じております。
今までも、そしてこれからも湯郷ベルを応援して下さるすべての方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました」

● 高橋佐智江
「この度はシーズン途中に退団を発表しなければならないことをお詫び申し上げます。2014年に入団してから、本当にかけがえのない貴重な経験をさせていただきました。
私自身DFとして改めて守備の魅力、チーム全員で守ることの難しさ、サッカーと真摯に向き合うことの大切さなど多くのことを学ばせていただきました。
どんな時でも温かいお声がけでチームを鼓舞し続けてくださるサポーターの皆様、チームを支え続けてくださるスポンサーの皆様、チームに関わってくださるすべての皆様に感謝しております。直接ご挨拶できない無礼をお許しください。本当にありがとうございました」

● 松岡実希
「シーズン途中にも関わらず、そしてチームが結果を出せていない中、突然退団をするということになり大変申し訳ございません。いつも温かいご支援、ご声援をくださっているスポンサーの皆様、サポーターの皆様にはこのような形でチームを離れ、直接ご挨拶ができないことを心からお詫び申し上げます。
私は8年間、岡山湯郷Belleという地域に愛されるチームでプレーできたことを誇りに思っています。それと共に、楽しい時も苦しい時もいつも一緒に戦ってくださったスポンサーの皆様、サポーターの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に色々な経験をさせていただいた8年は私にとっての宝物です。今回このような途中退団となったことに、悔しさはありますが、ここでプレーできたことに悔いはありません。8年間本当にありがとうございました」


福元美穂は日本代表経験もある有名な選手である。他の三選手はそれ程有名ではない。一部報道で漏れていたのは葛間理代(31)である。松岡実希と葛間理代は、2015年のリーグ戦でほとんどの試合に出場しているので、主力選手と呼んで問題ないだろう。高橋佐智江は、2013年のシーズン終了後当時所属していたジェフユナイテッド市原・千葉レディースで引退を発表していたが、2014年から移籍している。2014年はリーグ戦24試合に出場していたが、2015年は4試合に留まっている。高橋佐智江は、岡山への入団会見も行わず、退団会見もしないということになった。四名とも年齢的には微妙なところにあるが、別のチームへの移籍もあるかもしれないと思わせるところである。

パワハラがあったというのはその通りなのだろうし、選手の主張にも行き過ぎがあったと思える。チームの看板である宮間を残すのは経営判断としてあるのかもしれない。宮間も切ったら、チームが残らない状態になる。しかし、そこまでして残す意味があるのかという疑問もわく。選手寿命など十年程度と思わなければならない。それを知ったうえで、チームの将来をいち選手に託し、それが永遠であるように思うのなら、冷静な経営判断など出来よう筈もない。その意味で終わっているとも言える。
2016年の11試合終了 (全18試合) 時点での岡山の結果を下に示す。

  順位  勝点  試合数  勝  負  分  得点  失点 得失点差
   8    10    11     3   7   1   8    23    -15

下位2チームは降格対象になるから、その上という位置である。下位チームの状態も良くないようだが、チーム内にごたごたを抱えていては苦しい状態ではある。


町おこしも大変だ。

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