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2016年6月23日 (木)

藤田保健衛生大、医療ツーリズムの受け入れ強化

藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)は、医療目的で訪日する「医療ツーリズム」の外国人の受け入れ体制を整備する。健康診断目的の訪日を想定し、2017年末に完成する新病棟に専用窓口や特別フロアを設置するほか、宗教に配慮した食事も提供する。検査の質が高く、患者対応も丁寧な日本での検診を望む外国人富裕層を呼び込む。
約150億円を投じて建設中の新病棟には医療ツーリズムを想定した特別フロアをつくり、家族も寝泊まりできる最高級個室病室を3室設ける。最高級病室は既存病棟にも4室あり、合計で7室になる。ほかにも新棟には全部で約450の病床があり、ニーズに応じて外国人を受け入れる。東南アジアや中近東からの来日客に備え、イスラム教の戒律に沿ったハラル食を提供する考えだ。特別フロアの一角には礼拝用の部屋も用意する。
血液検査や尿検査などに加えて、コンピューター断層撮影装置(CT)や、陽電子放射断層撮影装置(PET)診断、超音波検査、胃カメラや大腸内視鏡など最新型装置で健診する。1泊2日ですべての検査を終え、1週間ほどで結果が受診者に届く。病変が見つかった場合は藤田保健衛生大学病院での治療・手術も提案する。病変が見つからなかった患者には数年後の再健診を提案するなどアフターケアにも力を入れる。最高級病室を使った場合、受診料は80万円程度になる見通しだが、海外の富裕層には最新型装置での検査を求める声も多く、需要は大きいと判断した。開設年にあたる18年で120人ほどの受診者を見込む。(日本経済新聞:6月23日)


医療ツーリズムについて考える。


藤田保健衛生大学は中部国際空港からクルマで40kmに満たない距離だ。電車で行くと乗り換えもあり、最寄り駅から病院はバスとなるから、全部タクシーという選択になるかもしれない。二人で空港に着いたとすると、バスで知立駅まで行って(1人1,330円)、そこからタクシーで約10kmということになるだろうか。全部タクシーだと15,000円(高速代別)、バスとタクシーで6,000円といったところだろうか。検査や治療目的で来る富裕層が、交通費を気にすることもないような気もする。一方で、お金持ちは結構細かいものだとも言われるから、どういった手段を選択するかは分からない。
現在の計画では数室程度を想定しているのだが、検査入院が目的とするのなら、結構回転は速いだろう。希望なら空港へ送り迎えの対応をするように変更するかもしれない。タクシー会社と提携すれば良いのだから、そんなに無理な話ではないし、健康上の不安を持つ患者であるのなら、サービスの良い病院ということになるのかもしれない。おそらく、そんなことなど既に検討済みなのだろう。
藤田保健衛生大は医療ツーリズムだけでなく、外国人患者の受け入れに積極的であるという。6月には中国・上海とベトナムでがんと診断された患者からの相談にテレビ会議で応じる体制も整えている。国内の顧客を誘導するのも、健康保険制度の枠の中でとなると難しい面もある。健康保険制度は皆が等しく受けられることを前提にしている。先進医療など、高額になる治療を選択する場合においても、実際には生命保険等で特約を契約している患者に適用するということが多いようだ。医療機関が金さえ出せば何でもしますというのを前面に出すのは、さすがに気が引けると言うことなのだろう。海外からの自由診療希望者相手なら、心置きなく金儲けに専心できるというものである。
藤田保健衛生大は、治療の難しい症例の場合には大学病院への来訪を提案するとしている。当然である。今後の外国人患者の増加を見込み、患者に医療の専門用語を含めて外国語で説明できる人材を養成するという。今年度から大学院で医療通訳を学ぶ学科も開設している。結構商売っ気の強い大学である。


その内、ドバイ病院を開設するかもしれない。

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