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2016年6月 1日 (水)

よみうりランドの17年3月期、純利益が28%増

よみうりランドは5月31日、2017年3月期の連結純利益が前期比28%増の25億円になる見通しだと発表した。新規に開業した商業施設の減価償却費などがかさむが、3月に閉鎖した船橋オートレース場(千葉県船橋市)の土地明け渡しなどに伴って50億円の特別利益が発生する。
今期の営業利益は前期比69%減の6億1000万円を見込む。2月に開業した商業施設「マーケットスクエア川崎イースト」や、よみうりランド(東京都稲城市)内で3月に開業した新エリア「グッジョバ!!」の償却費がかさむ。売上高は5%増の197億円になる見通しだ。所有していた船橋オートレース場は建物を撤去して、借りていた土地を所有者に明け渡す。これに伴う解決金として50億円を受け取る。設備の減損損失や撤去費として合計25億円を特別損失に計上する。(日本経済新聞:5月31日)


よみうりランドについて考える。


よみうりランドの決算推移から確認することにする。結果を下に示す。

■ よみうりランド3月期決算推移 (単位:百万円)
   年     売上高   営業利益  経常利益  当期純利益
  2016    18,771    1,983    2,854    1,986
  2015    17,295    2,276    3,089    1,769
  2014    16,771    2,455    3,202    1,940
  2013    16,836    2,953    3,307    -2,843
  2012    15,499    2,007    2,166    1,253
  2011    15,258    1,978    2,115    1,175
  2010    14,546    2,057    2,116    1,152
  2009    14,049    1,814    1,926     870
  2008    13,993    1,963    2,062    1,148
  2007    14,535    2,041    2,129    1,248
  2006    14,680    1,766    1,844    1,114
  2005    13,479    1,203    1,156    -4,176
  2004    12,504     809     751     380
  2003    13,393    1,027     989     191


近年売上高が伸びている。営業利益の伸び悩みは投資による影響が出ているのだろう。事業の整理の結果として純利益が増えているが、これについての話は細かな解説を加えるだけになるので扱わないことにする。
よみうりランドの事業セグメントは三つある。最大なのが、「総合レジャー事業」で、競馬場等の公営競技場、ゴルフ場及び遊園地等の運営・管理を行っている。この他に、不動産の売買、賃貸等を行っている「不動産事業」と、建設業、ゴルフ場管理及びビル管理等を行っている「サポートサービス事業」がある。稲城市にあるよみうりランドは総合レジャー事業に含まれる。ということで、総合レジャー事業セグメントの売上高、利益の推移をまとめたのが下である。

■ 総合レジャー事業セグメント推移 (単位:百万円)
   年     売上高    セグメント利益
  2016     16,470     2,571
  2015     15,053     2,923
  2014     14,519     2,865
  2013     14,823     3,545
  2012     13,314     2,538
  2011     13,219     2,552
  2010     12,585     2,511
  2009     12,030     2,272
  2008     12,105     2,422
  2007     12,426     2,477
  2006     12,425     2,251
  2005     12,107     2,062
  2004     11,242     1,636
  2003     12,236     1,944


多くをこのセグメントに依存しているから、会社全体の傾向と一致しているが、売上高の伸びが大きい。2017年3月期ではグッジョバの売上への貢献が期待できるから、もっと伸びるということだろう。無論、大きな投資額が付いてくるので、償却費がかさむという事情は生じるが、それは致し方ない。都市部のレジャー施設は集客力が落ちると経営が苦しくなると決まっている。それが理由で閉鎖した施設は多くある。何より、跡地利用が容易であるのだから、事業を続ける理由が見出せないという経営判断が出てしまう。
よみうりランドの入場者数の推移を再度記す。

■ よみうりランド入場者数推移
  2014     1,342,000
  2013     1,233,616
  2012     1,218,000
  2011     1,017,000
  2010      944,000
  2009      729,000

150万人は目の前で、2015年で未達であったとしても、2016年には確実に達成されることだろう。200万人クラスになると少し事業環境が変わるかもしれない。グッジョバの投資はこの辺りをにらんだものだろうと想像する。


みんなが東京と付くが千葉県のネズミの国に行く図式に、少し飽きが来ているのだろうか。

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