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2016年4月13日 (水)

ローソンとスリーエフ、資本業務提携 一部店舗を新ブランドに

ローソンとスリーエフは4月13日、資本業務提携契約を締結したと発表した。ローソンが14日にスリーエフ株の発行済み株式の最大5%を株主から取得する。共同出資会社を通じてスリーエフの一部店舗を新ブランドの「ローソン・スリーエフ」へ転換。商品開発や店舗運営など事業面でも協力する。
スリーエフが9月1日に会社分割により新会社を設立し、その発行済み株式の30%をローソンに譲渡する。一都三県で展開する約540店の「スリーエフ」のうち、90店程度を新ブランドに転換する。両社は2015年11月に資本業務提携について基本合意し、具体的な検討を進めてきた。記者会見したローソンの玉塚元一社長は「互いの知恵を出し合って、2社それぞれの企業価値を高めていきたい」と語った。(日経QUICKニュース:4月13日)


スリーエフについて考える。


ローソンとスリーエフの決算推移から確認する。まとめた結果を下に示す。

■ ローソン2月期決算推移 (単位:百万円)
  決算期    売上高     営業利益   経常利益  当期純利益
  2016     583,452     72,541     69,622     31,381
  2015     497,913     70,482     71,714     32,686
  2014     485,247     68,126     68,880     37,965
  2013     487,445     66,246     65,926     33,182
  2012     478,957     61,769     61,728     24,885
  2011     441,277     55,540     54,594     25,386
  2010     467,192     50,275     49,440     12,562
  2009     349,476     49,186     48,787     23,807
  2008     301,176     46,610     46,244     22,119
  2007     283,053     44,513     44,646     20,983
  2006     268,058     43,867     43,940     22,025
  2005     254,395     42,941     42,322     20,435

■ スリーエフ2月期決算推移 (単位:百万円)
  決算期   営業総収入  営業利益   経常利益 当期純利益    店舗数
  2016      19,036     -886      -862      -2,542      539
  2015      20,990     -353      -305        54      558
  2014      22,434      168      215      -1,153      563
  2013      24,397       53      116      -509      604

  2012      26,908      767      840       -201      639
  2011      26,991      566      669       337      634
  2010      26,461      253      356      -283       646
  2009      28,896      929     1,009       264      650
  2008      28,742     1,000     1,045       203      665
  2007      29,518      881      966        97      659
  2006      27,345      820      853       407      649
  2005      28,764     1,734     1,823       720      631


2005年時点では売上規模で10倍の差だったが、2016年では30倍近くまで拡大している。スリーエフは2011年以降売上高を減らし続けていて、特にこの2期は営業利益が赤字になっている。スリーエフは参考の為に店舗数を記したが、店舗数の減少は売上高ほどではない。つまり、店舗のオーナーは苦しい経営を強いられている。それを店舗のオーナーの責任にするか、会社の商品力の不足に求めるかは立場の違いではあろう。地域分布を確認する。結果を下に示す。

■ スリーエフの地域店舗数 (2016年2月末現在)
  神奈川  253
  東京    146
  千葉    90
  埼玉    50
  合計    539


富士シティオ (当時は富士スーパー) がつくったコンビニエンスストアであるから、神奈川が中心になる。富士スーパーが神奈川県の会社であることを知る人は、神奈川県の住人か、会社の関係者だろうが。
ドミナント戦略というコンビニエンスストア業界で標準的に用いられる言葉に従えば、サービス提供地域の拡大は投資負担ばかりが増加することになる。既に大手三チェーンが寡占化している環境にあるのだから、地域的な特性を出すなどの方法が求められることになる。愚弟的には北海道のセイコーマートのようになれば良いが、神奈川県は東京都と隣接していて、そもそも人口の多いコンビニエンスストア業界からすれば大消費地になるから、北海道と同じストーリーは描けない。特徴を出そうとする試みは見えるものの、セブンイレブンでも良いかなと消費者に思われてしまうと、成果は企画会議の部屋の外にまで波及しない。
ポイントカードの選択で顧客を囲い込むということしか、差別化の方法はないのだろうか。ポイントを貯める為に買い物をするような、中毒患者を増やすというのは経営の安定化に寄与するのだろう。しかし、この患者は大手や、メジャーな共通ポイントシステムに加わることになる。患者を増やすより、良い商品の提供を考える商売をして貰いたいものだと思うのである。


スリーエフのちょっと品揃えが悪い感じとか、暗い感じとか、どこで受けるのだろうか。

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