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2016年4月28日 (木)

人工知能開発の司令塔設置を 自民提言、首相トップに

自民党は人工知能(AI)の研究開発や産業振興の戦略を練る司令塔となる首相トップの会議を設置するよう政府に提言する。欧米でAI技術が急速に進展している事態を踏まえて、日本で政府のAI開発費を大幅に増やすことも求める。
自民党内でAI研究の促進、産業振興、規制のあり方などを議論してきた「人工知能未来社会経済戦略本部」(塩谷立本部長)が4月26日に示す提言案に盛り込む。提言案では欧米でAIに膨大な研究開発投資をしており、「今ここで策を講じなければ、取り返しのつかない状態になる」と指摘し、官民一丸となった取り組みを促す。AI技術にかかわる産官学のメンバーが入る首相トップの司令塔の設置を求める。AI関連の研究開発予算について現在の10倍にあたる年1000億円規模に増やすことも盛り込む。AIは自動運転や自動翻訳、ロボット、医療、農業などの幅広い分野で活用が期待できる。提言案では、自動運転などの促進を図る規制改革も求める。(日本経済新聞:4月25日)


人工知能の実用化について考える。


政党の考えていることである。純粋な研究開発に興味があるのではなく、実用化に絡んで、産業振興を外国より早く実現したいということである。どこより早く実用化するには、どこより多くの実施例を持つより他にない。
自動運転に例を取ろう。自動運転の実施を都市部で行うから完成度が何時まで経っても上がらないのである。都市部は自動車の数が多く、運転者同士が譲り合いを行うことで処理する例が多くある。譲るという方法を人工知能に組み込むのは、専門家からすれば不可能ではないと主張するかもしれないが、相手の人間に対してコミュニケーションをどのような方法で取るかとなると、別の大きなテーマになる。自動運転という大きなテーマで、複雑な問題を付け加える必要はないし、それを始めたら止まってしまうだけである。
交通量の多い都市部で実験したがるのは、実験する会社が目立ちたいからに過ぎない。誰も見ていないのなら、自社のテストコースと同じである。そもそも、誰の為の自動運転だという問題もある。原理主義的な回答としては、運転者に不測の事態が生じた際に最悪の事態を回避する機構というものである。日本のメーカならこのあたりを模範解答にする筈だ。一方で、米国のこの分野におけるベンチャーである google は、ステアリングのないモデルを公表しているのだから、運転という作業から人間を解放するというのだろう。前衛的な回答は尖ってなければならない。自宅から目的地まで運んでくれて、音声入力で問題なく、場合によってはおしゃべりの相手もしてくれるというのが、古の昔から存在する。タクシーである。つまり、後者の回答は、余分なことを口にしないタクシーを欲しているのである。タクシーが具合が悪ければ、ショーファードリブンが西海岸の会社には合うだろうか。現状の自動運転というのは、右折が苦手なタクシーということである。

右折が苦手なのはすぐには直らないだろう。混雑の中に、異分子が存在すれば新たな混乱の種を提供することになる。となれば、地方の都市、それも過疎地域のオンデマンドタクシーとして実験を行えば良い。過疎地域ならタクシー会社が収益が上がらずに撤退する状態のはずだ。これなら既得権は存在せず、公共交通を求めることから利害は合致する。派手な塗装を義務付けて、幹線については走行可能な範囲を制限すれば良い。最高速度も低くして良い。走行可能な道路を事前に決めて置けば良い。自宅への通路がややこしいが、前進も後退も自動運転では差が小さいものだろう。走行中に周囲に注意喚起する為の音声を発することも可能にすれば良い。
タクシーとして使うのをタダにする必要もない。通常のタクシーの売上の半分はドライバーに入るとすれば、半値に設定すれば良いし、行政側が補助する制度も検討されて良い。メーカは多くのデータが取れるのだから、営利で行う必要もないだろう。データ取得やメンテナンス、異常発生時の対応をする拠点くらいは行政側が提供するのが妥当な判断だ。
事故発生の責任関係の処理が難しいが、自動車メーカに運転者と同等の責任を負わせるで良いだろう。それが嫌ならやめれば良い。


人間が飛び出す心配はなくても、猪が飛び出すかもしれない。

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