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2016年4月22日 (金)

JR九州、脱線新幹線のけん引開始

JR九州は4月22日、脱線した九州新幹線の回送車両(6両編成)のうち、レールに戻した3両のけん引作業を始めた。現場から8キロメートル離れた車庫に運び込む。同新幹線の博多―熊本間は23日にも運転を再開する。(日本経済新聞:4月22日)


九州新幹線と鉄道について考える。


九州新幹線は、博多駅から鹿児島中央駅間の 256.8km を走っていて、年間利用者数は1,290万人とされる。東北新幹線だと、東京-福島に近いイメージである。脱線した回送列車を取り除き、レール点検を済ませれば走行可能になるのだろう。余震が続く状況であるから、当然臨時ダイヤだろうし、最高速度も制限されることだろう。
新幹線が直っても、在来線で止まったままの区間もあるし、道路事情が回復していないこともある。家屋が破壊して済むのに困る人もいるし、避難所として学校が使用されているから、学校の再開に支障があるだろう。ボランティアが必要だが、安全が確保されないから色々制限しなければならないし、そもそもボランティアを指揮する適切な人間が不足している状況もある。偏った食生活や、慣れない集団生活のストレスが、免疫力を落として病気が多くなっている。感染症の集団発生の懸念も出ている。

オスプレイのデモンストレーションをしても良いし、ドローンで被害状況を確認しても良い。被害が大きく大変だと殊更に、ヘリコプターを用いた映像を使用すれば良い。避難所の炊き出しに芸能人が行ったと、売名行為と陰口をたたかれてもそう思うのならすれば良い。寄付をするのも良いし、寄付を騙った詐欺もあろうし、空き家泥棒も出没するし、夜間には暴漢も出現するだろう。褒めるのも良いし、貶すのも良い。犯罪者は許さないで良いが、素人が取り締まりをすれば行き過ぎもあろう。
何をしても容易に良くはならないが、何もしなければ何も変わらないという焦燥感ばかりがつのる。特殊な状況だから、特殊な行為が良きにつけ悪しきにつけ出現するのである。復興というのは、地震が起きる前の日常にどれだけ近付けるかということである。日常なら、すべての人が果たしていた役割を担わねばならない。年寄りだから、子供だから、病人だからは言い訳にならない。出来ない事情は考慮するにしても、しなければ日常が戻らない。そんな日常のひとつが新幹線なら、これを喜べば良い。そして、文房具を売っていた人にも、髪を切っていた人にも、酒を提供していた人にも、トマトを作っていた人にも、みんなに日常が戻るようにするのである。行動の主体は被害にあった人達である。足らないことは国に頼れば良い。目の前に山積された問題に目を向けるより、達成したひとつの事実を喜んで、また一歩進むよりない。


しかし、亡くなった人は戻ってこない。

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