« 川崎・中1殺害、19歳に懲役9年以上13年以下の判決 | トップページ | 戸倉シチズンHD社長:スイス企業買収に意欲 »

2016年2月12日 (金)

宮崎衆院議員が辞職願=16日に許可、4月補選へ

自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=は2月12日午後、衆院議長公邸で大島理森議長に議員辞職願を提出した。
女性タレントとの不倫問題での引責。辞職は16日の衆院本会議で許可される見通しだ。京都3区の補欠選挙は、町村信孝前衆院議長死去に伴う北海道5区補選とともに4月24日に投開票される。京都3区補選について、自民党は候補擁立を慎重に検討。民主党は同区で惜敗した泉健太衆院議員=比例代表近畿ブロック=を擁立する。おおさか維新の会も候補を立てる方針だ。宮崎氏は12日午前、衆院議員会館で記者会見し、週刊文春が報じた不倫を事実と認め、「なるべく早くけじめを付けたい」と辞職の意向を表明していた。宮崎氏は、妻の金子恵美衆院議員(37)=新潟4区=の出産後に育児に参加したいとして、国会議員の「育児休業」取得を宣言していた。会見では、「自らの軽率な行動が(育休論議に)水を差し、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と陳謝した。(時事通信:2月12日)


国会議員について考える。


宮崎謙介というのは、男性も育児に参加することが大切であると主張し、国会議員でありながら育休を取ると主張していた国会議員である。それが、不倫のお詫び会見を行い、議員を辞職するということが、今回の記事である。

宮崎が不倫をしていたというのは、妻が臨月であることを横に置いても、褒められた話ではないのは分かる。しかし、不義密通が重罪であった時代でもない。離婚事由となる不貞行為があったということを宮崎は否定していないから、社会的に批判されても仕方ないとも言えるが、それは家庭内の話であって、世の中から言われる話でもない。宮崎がけじめをつけたいというのは、誰に対して、何の為に行うことなのだろうか。
記者会見をしたのは、不貞行為があった事実を明らかにするということなのだろう。マスコミから追われる状況が続けば、自分自身の支持者に迷惑が掛ると思ったのかもしれない。何とも難解なので、会見から謝罪部分を引く。

妻には一部始終を説明しました。その上で、謝罪をしました。産後直後にもかかわらず、妻に対しては大変酷なことをしたと深く深く反省いたしております。実は大変な出産でございました。産後が思うように回復しておりません。これから妻と子供に対し、改めてしっかりと謝罪をし、一生涯償って参りたいと思っております。
≪中略≫
すべての皆様、妻と子に対し、深くお詫びを申し上げます。まことに申し訳ございませんでした。


さて、難解であるという事実は、少し手を加えたから解決するものでもない。この経験はこのブログで何度も経験してきた。こちらの学習能力の低さのみが確定する。宮崎の謝罪の相手というのは、当然のことながら妻と子供であるようだ。それは分かるのだが、それは家庭内で済ませれば良いことであって、少し前の慣習に従えば、夫婦の両親と仲人くらいまででというのが当然であった。妻は伝統的な考え方を主張するタイプの政治家であるようだが、将来を考えた時には近代的な価値観に従った判断をするようだ。
謝罪対象として、夫の育児休業の取得を推進することに期待していた支持者というのも考えられなくはない。この若い国会議員が真にこの制度を推し進めたいと思っていたと支持者が考えたのなら、その不明を恥じねばならないだろう。立法府にあって、制度の推進を達成したいと考えるのなら、自身が育児休業することより前にすることがある。世間の耳目を集めたいだけであるのは容易に想像できた。国会議員で子供が生まれるケースは少ないから、差別化が達成されると期待したに過ぎなかろう。宮崎の政策方針をホームページで見ても、表面上の話しか見えない。それでも、苔生すような保守政治家より、オーデコロンを振りまいていそうな若者の方が適任と考えたのなら、理解可能な程度の合理性はありそうだ。

自民党からすれば、議員辞職というのは困った話、というより、伝統的な党運営からすればとんでもない話だろう。議員辞職すれば選挙が予定される。それにどう対応するかは大きな政党でも大変な問題である。宮崎の政治家としての親分に相談したなら、離党で済ませろと命令されたことだろう。宮崎の行動の幼さを感じるし、これには妻の金子にも同様に言えると感じる。


宮崎の記者会見で、何を言いたいのか分からないし、将来に向けて何を守りたいのかが分からなかった。離婚したくなく、将来的に国会議員になりたいというところなのだろう。宮崎の発言の端々に国会議員は特別な存在という主張が紛れていたから、特別な存在として下々の者達と接する仕事をしたいらしい。それはそれで自由にすれば良い。といっても、離婚したくないのは、国会議員に復帰するより優先度が高いとは感じられない。議員バッヂを付けたいということが最大の願望と理解して良さそうだ。
記者会見と議員辞職は妻の金子に命令されたことのようだ。金子はこのバカ夫を離婚すると叫ぶのは簡単だが、それでは浮気相手のレベルまで下りることになる。傷付いた妻を演じつつ、強さを示して政治家として一段上を目指すという狙いではないか。きっと、それほど遠くない時期に、宮崎とは離婚することだろう。離婚するには十分な不貞行為を公表しているのだから、拒絶されることもない。どのタイミングでこの札を使うかを考えて、今よりもう少し先が最適と判断した。とすると、宮崎は金子の都合に乗せられて踊っただけになり、何の配当も受け取れない。
宮崎にとって最良の記者会見は、綺麗な女性を見ると好きになってしまうと言って、どの女性もみんな大好きだったと声高に発言することしかなかった。みんな大好きな女性だから、傷付けるようなことをしたのはお詫びするが、その詳細を話すのは、再び傷付けることになるから、私には出来ないと言い切る。育児休業は、大好きな女性たちの為になると思ったから主張したが、内容について十分学んでいない。分からない。これだけで良かった。謝ることはない。乗っかったやつにも問題がある。議員辞職については、妻から言われた、大好きな女性からの話だから受けた、で済ませれば良い。国会議員としてどうかというのは、有権者に聞いてくれという話だが、宮崎の大好きな女性を敵に回してはいけない。政治信条より、自身の思想信条に従うことが大切だ。

昔なら、妾が三人いる政治家がいても驚かなかっただろう。本妻を含め大切に扱っていれば批難されなかった。現在においても、本妻の理解があればそれで良いだろう。今日的でない気はするが。日本の法律で禁止しているのは重婚であって、愛人を持つことではない。愛人がいれば離婚する正当な理由になるが、これも個人の話である。
金子は、浮気された不幸な妻を演じることで、これまで以上の支持を得ることが出来るだろう。これとて、家族の話の政治利用に過ぎない。臨月の時に夫が浮気するのは、気の毒なことだと思う。しかし、それで選ばれる政治家というのは違うだろう。子供に障害があることで選ばれる理由にはならない。もちろん、女性の権利の実現を目指すこと、障害者の社会進出を推進することを否定しないが、別の話ということだ。
不貞行為をしたとしてCMを切られ、テレビ番組への出演を停止された芸能人の問題は、不貞行為をしていたと推定されるのに、ウソの会見をしたことの方が問題の本質である。宮崎は不貞行為を認めたのだから、そのまま居座れば良い。国会を休んで旅行した疑いをもたれた議員も、議員会館で怪しいことをしていた、否、こっちではなく未公開株の購入に関わる行動が問題になった議員も、どちらも議員は辞めていない。


週刊文春が国会議員に対する司法機関になったということだ。

« 川崎・中1殺害、19歳に懲役9年以上13年以下の判決 | トップページ | 戸倉シチズンHD社長:スイス企業買収に意欲 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 川崎・中1殺害、19歳に懲役9年以上13年以下の判決 | トップページ | 戸倉シチズンHD社長:スイス企業買収に意欲 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ