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2016年1月21日 (木)

ソフトバンクがペット保険 診療費の一部補償

ソフトバンクは1月21日、愛犬などが病気やけがをして動物病院で診療を受けた際の一部費用を補償するペット保険の取り扱いを始めたと発表した。同分野大手のアニコム損害保険と提携してソフトバンクの携帯電話などの加入者に提供する。
診療費の70%を補償するプランと50%を補償するプランを用意した。アニコム損保の一般契約よりも3%安い保険料で契約できる。保険料は1歳のチワワの50%補償の場合で年額2万4740円。専用サイトで申し込む。(日本経済新聞:1月21日)


ペット保険について考える。


ペットというのは、法律で扱い場合には財産となる。生き物が財産というのは少々冷たく感じるが、人間の生命に関わるものは財産として処理するよりなく、人間の生命とて裁判所で扱う場合には金額に置き換えてしまうものである。倫理的あるいは思想として、良い悪いの判断は広くあるだろうが、現在の考え方が法律という名前で世の中の秩序の維持に役立つという知恵であることは受け入れねばなるまい。
さて、ペット保険を扱うペット保険会社9社ある。これらは、いずれも国の行政機関にペット保険事業を営む事を認可された法律に根拠のある保険会社である。金融庁や財務局に監督され、保険金支払能力や売上、資金残高など業績に関する主要指標が管理されている。保険という名前で金集めをすることは古くから無尽がある。現在では第二地銀や消費者金融に変わっている。残っている唯一の例は日本住宅無尽であるそうだ。無尽とて自由に作れる訳では無く、金融業としての免許が必要なご時世になっている。ペット保険も財産として扱うのだから、当然同じことになる。つまり、保険制度が公共性が高いサービスであるということだ。

法律の規制として、将来の保険金支払いに備える備金(責任準備金など)は制度化されている。行政庁による定期的な立ち入り検査も行われ、日々の業務を一定水準以上のレベルに保ち、適正に行われていることが確認される。立ち入り検査により、不適切な業務実態が確認される等、保険会社として相応しくないと判断された場合には、業務改善や業務停止等の厳しい行政処分が命ぜられる。これが適切に実施され、保険会社が正しい仕事をしていると、会社による保険サービスの差は小さなものになることが予想される。
動物病院への支払いは保険制度の利用をしないと高い。治療は犬や猫であっても、人間であってもそれほど差はないと思って良いから、人が病院に行って保険診療で合計3,000円支払うとしたら、犬や猫でも1万円近く掛ると思って良い。薬の量は1/10以下であったとしても、治療行為全体としてはそれ程差がないものである。そして、弱ったからといってペットを捨ててはならないというのが今日の風潮、というか、世の中の流れであるから、動物病院に行くよりないという事情もある。それを踏まえて考えると、保険会社経営に差が確実に出るのは、規模の論理である。飼われている犬、猫の数は、それぞれ1,000万匹を超えると言われる。多くの契約者を集めることが出来れば、保険サービスの充実も可能となるということだろう。


何をするにも携帯電話キャリアー頼みの世の中である。

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