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2015年12月18日 (金)

高円宮家の絢子さま、卵巣のう胞を摘出 無事に手術終了

宮内庁は12月18日、高円宮家の三女絢子さま(25)が卵巣に液体の袋ができる「卵巣囊胞」の摘出手術を受け、無事終了したと発表した。宮内庁によると、絢子さまは腹痛を繰り返したため、病院で画像診断を受け、約6.5センチの囊胞が見つかった。状態を見て今後の公務を検討するという。(朝日新聞:12月18日)


皇族について考える。


高円宮家の絢子女王殿下は、あやこと読む。高円宮憲仁親王殿下と久子妃殿下の第三女子である。高円宮憲仁親王殿下は、三笠宮崇仁親王殿下の三男にあたる。三笠宮親王殿下には三男二女がある。男の三人は亡くなっている。三笠宮親王殿下の長寿は御目出度いかぎりであるのだが、子を亡くす悲しい出来事を繰り返すことのご心中を察するに余りあることである。
皇族の話である。皇族であるが故に、病気の治療をしても公表される。そういえば、三笠宮家の瑶子女王殿下が胃腸炎で入院したというのも過去に扱った。病気に大きい小さいと表現するのも違うと感じるが、婦人科系の病気を公表されるのは年頃のお嬢さんには少々お気の毒な気がする。病気によって公表するしないともいかないから難しい問題ではある。宮内庁でも悩ましいところだろう。速やかなご快癒を祈る。

絢子女王殿下を検索すると、Fランクというのが出てくる。Fランクというのは、A、B、C、D、Eの次のランクの意味で、河合塾による模試において入学希望者数が少なく倍率があまりにも低いなどの理由で、合否判定が困難な状況を示している。BFというボーダーフリーの略語が使われる場合もある。調べてみると、偏差値を示している特定の学科というより、ほぼ大学全体が含まれることがほとんどのようだ。入学試験による選抜の必要性が発生しないか、乏しい状況の大学ということだから、全入ということになるのだろう。
女王殿下が進学されたのは、城西国際大学福祉総合学部で、2013年3月に卒業されている。その年の4月から、同大学大学院福祉総合研究科に進学している。このコースは修士しかないので、今年の3月に修了してよいのだが、宮内庁のページには在学中とある。報道で確認したら、2013年9月からカモーソン・カレッジやブリティッシュ・コロンビア大学に留学していて、今年の8月に帰国している。カモーソン・カレッジは城西国際大学と協定があるようだから、これも影響しているのかもしれない。城西国際大学は学年ごとの学生数を公表しているので下に示す。末尾の括弧で示したのが、1年に相当する定員である。

■ 城西国際大学の学科ごとの学生数
  学部        学科                1年   2年    3年   4年   5年   6年   合計  定員
経営情報学部    総合経営学科         321   325   395   402   -   -   1,443  (460)
国際人文学部    国際文化学科          49    58    77    83   -   -    267  (80)
             国際交流学科         81    86   111   100   -   -    378  (120)
福祉総合学部    福祉総合学科         118    133    111   123   -   -    485  (160)
薬学部         医療薬学科          199    154    96    46   49   69    593  (130)
メディア学部     メディア情報学科       350    329   343   272    -   -    1,294  (280)
観光学部       ウェルネスツーリズム学科  85    54    47    52   -   -    238  (100)
環境社会学部    環境社会学科         43    56    68    68   -   -    235  (80)
看護学部       看護学科            123   123    110   113   -   -    469  (100)
------------------------------------------------------------------------------------------
  合計                         1,369  1,318   1,358  1,259   49   69   5,402  (1,510)


1年の学生数が定員を超えているのは、薬学部とメディア学部、看護学部である。薬学部の定員130人に対して199人というのは、入学者数ではなく留年した者が含まれている数字と理解すべしということのようだ。メディア学部は東京紀尾井町のキャンパスが拡充したことで志願者が増えたと考えられる。4年の入学した年は定数が230である。看護学部には当該期間に変更がないから、定数の二割増しという限界いっぱいの入学としている。参考の為に記すと、福祉総合研究科は、2年間の収容定数が50人に対し、在籍者数29人となっている。

入試で落ちる人がいなくても構わないが、誰でも卒業させるのは問題だと考えている。簡単な話である。誰でも入学出る大学で、卒業者は優秀というのと、入るのは大変だが、卒業生は使えないという大学で、社会の多くは前者を支持する。その結果として前者の受験者が集まるというのが、需給バランスという神の見えざる手効果なのだが、大学という教育機関にはこの作用は期待できない。教育機関の能力もあろが、学生の質というのもある。入学する者の質が一定水準に達していないのなら、大学での教育だけで改善するというのは達成され難いということである。
Fランクと称される実質全入大学で、入学試験が選抜ではなく資格試験のようになっているのかと気になって、いくつかの大学の一般入試過去問を見てみた。理科系の大学で、名は伏せるが、数学で分数の計算、因数分解、2次方程式、サイコロを用いた確率、幾何学として面積を求めるものがあった。範囲は数2までということだが、付属高校の入試のページを開いたと思ったくらいであった。これでは資格試験にもならないだろう。他の大学も確認してみたが、似たような印象であった。これで大学教育に対応できるのか心配するが心配するが、心配した通りの状況が発生しているようだ。それなら、なぜ専門学校を大学にしたり、短大を四年生に変更することを進めた、もしくは認めたのか。認めた主体は文部科学省である。省益より、この国の学校教育のあり方について真剣に議論する提案をする優先のが、文部科学省の役割だと思うが、異論があるだろうか。

皇族がどこに進学しようと構わないと思う。この部分については、一般国民と同じである。皇室に税金から支払いがあるから、税金で大学に行って、あるいは通えない大学に行って、という意見もあった。平成27年度の皇族費の総額は、2億2,997万円である。宮家ごとの数字は見付からなかったが、高円宮家に支払われているのは嫁いだ第二女子分が減るから4,000万円くらいと想像される。これは、宮家のプレイべートな費用、一般的な理解としては給料と認識すれば良い。大学の学費もここから支払われることになる。皇族費は非課税であるから、高所得家庭といえるが、皇族に相応しい品位を求められれば必要な費用があるのだろう。皇室など不要とする考え方は自由だが、皇族が大学を自由に選べないというのは違う気がする。セキュリティ上の問題もあるから、自由に大学を選べない事情もあるのだろうが。


薬学部の留年が多いのが気になったので、この話は次回に送る。

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