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2015年11月27日 (金)

電動自転車、バッテリー容量大きく パナソニック

パナソニック傘下のパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は1月下旬、電動アシスト自転車「ビビ・EX BE-ELE432/632」を発売する。従来製品に比べて容量が2割多いバッテリーを使い1回の充電で約54キロメートルの長距離走行が可能になった。急な上り坂でもこぎ出しに強い力で補助する機能を備えており、坂が多い道でも走りやすいという。アシスト力が控えめのモードでは、航続距離を最大で約88キロメートルまで伸ばせる。
バッテリーの容量増と小型化を両立し、フレームやサドルの高さを低くして身長を問わず乗りやすいようにした。前カゴもより多くの荷物を入れられるよう改良している。車輪サイズは24型と26型の2種類をそろえた。価格は税別13万7000円。全国の自転車専門店などで販売する。(日経QUICKニュース:11月26日)


電動アシスト自転車について考える。


電動アシスト自転車であって、電動自転車ではない。違いは、電力のみでの走行可能なものを電動自転車と呼ぶ。日本では電動自転車は原動機付自転車か自動二輪車になる。出力区分としては、定格出力0.6kWまでを原動機付自転車、0.6kW超1kW以下のものは小型自動二輪車、それ以外のものは普通自動二輪車と規定される。人間が自転車を連続的に走行する場合の出力は100W位と言われる。自転車の競技者なら200W位までは出るだろう。原動機付自転車の枠内で600Wであるから、電気の力は凄いと言える。
さて、電力補助の規則は、2008年12月に改訂されているが、それ以前は人力と電力補助の比率が最大で1対1であった。改定後の規則は、人力と電力補助の比率は最大 1対2 (10km/h以下)で、10km/hから24km/hまで連続的に比率が下がって、24km/hで補助が無くなる。電動アシスト自転車で24km/hの走行をするというのを想像すると怖い。人が普通に歩行する速さは4~5km/hである。走るのは幅があるが、100mを10秒なら36km/h、1kmを3分で走れば20km/h、1kmを4分なら15km/hである。15km/hで42.195kmを走れば2時間48分ということだから、続けられれば立派なことである。日常生活で継続して走ることはないだろうが、歩くことの二倍位と思って良さそうだ。電力補助が低下する10km/hは、早くはないが荷物を荷物を積んでいる状態を想定すれば妥当な範囲だろう。速度メーターがない小型特殊自動車では構造上15km/hに速度制限されている。10km/hを超える走行には勇気がいるが、それ以下で走行するには別の勇気が必要になる。
ビビ・EXは、従来のモデルに比べてバッテリー容量が約21%増量したものの、体積は約23%小型化を実現している。体積はそれほど重要でもないと思うが、アピールできるところは小さくても主張するのが広告というものである。バッテリー充電時間は約6時間である。車輪サイズは24と26型があり、車体重量は28.2kg/29.2kgという。クロスバイクの重量が10kg程度で、シティバイクは20kg前後 (15~30kg) というところだ。モーターとバッテリーに関連する部品で10kg程度になるようだ。重くなると車体強度を増す為にさらに重くなるという負の連鎖が始まる。30kgを切る重量というのは、涙ぐましい努力の成果であると言える。
一般に電動アシスト自転車のバッテリーは、容量の大きなモデルを買った方が安くなると言われる。バッテリーの充電回数で寿命が決まるので、充電の必要性が少ない方が寿命が長くなり、高いバッテリーを買わずに済むという論理である。その通りなのだが、容量が大きければ重いし、価格も高くなるから単純な話ではなく、使用環境に合った最適なモデルを選ぶということで理解するよりない。

重量を軽くして、転がり抵抗の少ないタイヤにするというのが自転車のお約束である。軽くしたいのは山々なのだが、荷物を積むことを考慮すると、タイヤは太いものを採用しなければならず、結果アシスト有りの走行距離が短くなる。一方モーターやバッテリーの値段があるからと価格を上げても売れないという悪循環である。こんな状況は国内の自転車メーカに共通する話だ。いっそのこと、経産省ででも音頭を取って、カーボンの標準フレームを決めれば良い。電動アシスト有りでも無し共通に使用できるものにして、東レでも帝人でも良いから協力して貰って流通を広げる。アシスト付きで5kg軽く出来れば用途も拡大する。自転車の標準規格と話題になれば、安全教育に関わる活動にも広がる可能性もある。小さな市場には経産省は関心はないだろうが、炭素繊維の用途拡大というのは、価格の厳しい市場に参入することであるのだから、その引き鉄を引く覚悟と考えれば悪くはないだろう。誰もやりそうにはないのだが。


電池の切れたアシスト自転車は悲しいくらい走らない。

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