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2015年10月28日 (水)

ヤクルト、山田の3発で初白星 日本シリーズ第3戦

SMBC日本シリーズ2015は10月27日、神宮球場で第3戦が行われ、セ・リーグ覇者のヤクルトが山田の日本シリーズ史上初となる1試合3本塁打などで8―4とパ・リーグ王者のソフトバンクに勝ち、初白星を挙げて対戦成績を1勝2敗とした。
ヤクルトは3―4の五回に山田が左越え2ランを放った。山田は一回に2ラン、三回にもソロを放っていた。2試合にまたがっての記録では、3打席連続本塁打は1970年の長嶋(巨人)、3打数連続となると2003年の金本(阪神)がマークしている。ソフトバンクは五回に明石のソロで一時は勝ち越したが、救援陣が踏ん張れなかった。日本シリーズはどちらかが4勝した時点で終了する。(共同:10月27日)


プロ野球について考える。


山田の3本塁打に比較されるのは、伝説の長嶋茂雄となる。山田が凄いのではなく、日本プロ野球の最高峰は長嶋であるということである。長嶋が凄かったのは事実だろうが、年寄りの昔は良かったという気持ちにゲインが掛かっているのは想像に難くない。思い出はいつでも美しいものであるから、情緒的な事柄を隔てられた時間で比較することの無意味さというのは、如何ともし難くというものである。
3試合の球場名と試合時間、入場者数を下に示す。

■ 日本シリーズの試合時間と入場者数
  10月24日 (土) ヤフオクドーム 開始 18:30  ( 3時間 04分 )  入場者 35,732
  10月25日 (日) ヤフオクドーム 開始 18:33  ( 3時間 35分 )  入場者 35,764
  10月27日 (火) 神宮        開始 18:20  ( 3時間 38分 )  入場者 31,037

福岡で35,000人、神宮で31,000人というのは、ほぼ満員であることをしめしているのだろう。福岡の収容人数は38,561人、神宮は35,133人とされる。3,000人程度の関係者席があるということで辻褄が合う。第1試合こそ3時間強で終わったが、その後は3時間半である。別に延長戦になった訳でもない。プロ野球は40年前にも試合時間が長いことが問題になっていたが、その頃は3時間を超える試合が多くなったことへの提起であった。現在では3時間に収まることがまれになっているから、状況は深刻になっている。プロ野球関係者は、緊張感のある試合をファンが望んでいると言訳するが、興行主の論理でしかない。中継時間がダラダラと伸びて、テレビ中継が減ったという結果に繋がっている。その昔は、日本テレビで夜7時から9時まで中継していた、6時開始が主だった時代だと記憶する。3時間に収まらずに9時半まで延長していたがそれでも終わらない。結果として、その後の予定番組の時間が変更されることに反対が増えたということだろう。近年は、ケーブルテレビやBS,CSでの放送で対応しているようだ。それで良いという考えもあるが、地上波に比べ放送収入が少ないという影響もある。また、フランチャイズの概念の乏しい放送の拡大は別の問題もありそうだ。
さて、第3選までの試合の視聴率を確認した。結果を下に示す。

■ 日本シリーズ関東の視聴率 (ビデオリサーチ)
  第一戦  10月24日  TBS    午後6:00-6:30      10.8%
                        午後6:30- [189分]    9.3%
  第二戦  10月25日  TV東京  午後6:00-6:30      7.7%
                        午後7:00- [198分]    7.3%
  第三戦  10月27日  フジ     午後6:00- [249分]    9.4%

日本シリーズでも10%の視聴率を取るのは難しい、TBSとTV東京の例では、6時半までの冒頭の中継の方が高い数字になっている。いつまで続くとも知れない、本当はそんなことはないが、試合を続けて視るというのも苦行である。逃げる視聴者と加わる視聴者があるが、山田が連続ホームランを打ったとスマートフォンに情報が流れれば、テレビを付ける人がいた程度の効果はあったかもしれない。なんといっても長嶋以来 (金本でも良い) なのだから。

日本シリーズというのは、日本野球機構の主催試合になっている。つまり、試合をしている球団が直接管理しているのではなく、日本野球機構に入場料やテレビ放映料などの収入が入ることになる。先に4試合買った時点で終了するので、各球団に支払われる分配金の考え方はここまでとなる。それ以降は機構の収入になるから、もつれた方が機構は助かる図式である。もつれると球団が助かるというのは、最近世の中を賑わす問題に類似した事柄に抵触するから、そう言う訳にはいかない。分配金は二つある。選手分配金は、「最初の4試合の入場料収入から共通の経費を控除した額」から勝ちチームには16.8%、負けチームには11.2%が分配され、所属球団を通じて監督、コーチ、選手に分配される。もう一つの球団分配金は、勝ち負けに関係なく同じ金額で、3億円くらいになるのが通常のようだ。ホームゲームに使用する球場の収用人数を確認しておく。

■ 日本のプロ野球ホームゲーム球場の収容人数
   球場名            ホームチーム名          収容人数
  東京ドーム          読売ジャイアンツ           46,000人
  明治神宮野球場      東京ヤクルトスワローズ       35,133人
  横浜スタジアム       横浜DeNAベイスターズ       30,234人
  ナゴヤドーム         中日ドラゴンズ             40,500人
  阪神甲子園球場       阪神タイガース            47,757人
  広島市民球場        広島東洋カープ           33,000人
  札幌ドーム          北海道日本ハムファイターズ   40,476人
  宮城球場           東北楽天ゴールデンイーグルス 23,451人
  西武ドーム          埼玉西武ライオンズ         33,921人
  千葉マリンスタジアム    千葉ロッテマリーンズ        30,082人
  大阪ドーム          オリックス・バファローズ      36,627人
  福岡ドーム          福岡ソフトバンクホークス      38,561人


パリーグが楽天、セリーグがDeNAが日本シリーズに進出すると、機構には少々不都合が生じる。せめて7試合してくれというところだろうか。最良の組み合わせは、東京ドームと札幌ドームの組み合わせということだ。放送料収入は人気チームとそうでないところで違いはあるのだろうが、想像が付かない。そう安売りも出来ないのだろう。


毎度のことながら、話が散らかってしまった。最近何かと話題のラグビーは、ワールドカップ開催中にも関わらず国内に注目が移動してしまった。世界一を争うことを継続して追わないというのでは、ラグビーのファンではなく日本代表のファンということに過ぎない。一方で、にわかファンに気付かせたことに、ラグビーの国際試合が40分ハーフの90分と若干のロスタイムという、2時間で確実に収まるスポーツであることがある。サッカーも45分ハーフで2時間に収まるが、こっちは延長戦が生じる場合がある。スポーツの躍動感ということに気が付いたときに、野球のダラダラと長いこと、サッカーのよく転ぶこと、に対してぬるさを覚えるかもしれない。ラグビーが人気になるというのは一時的であるかもしれないが、日本の興行としてのスポーツに大きな影響をもたらす可能性がある。相撲取りが激しく走るのと、相撲取りがタバコをふかしているのとの違い位は誰もが感じることだろう。


東京駅でタクシーに乗ってキュウジョウに行ってくれと言って、後楽園に着いたという話はどのくらい前のことだろう。(キュウジョウは宮城である)

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