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2015年10月29日 (木)

千葉銀など3行、事務作業共同化を正式発表

千葉県が地盤の千葉銀行、京葉銀行、千葉興業銀行は10月29日、3行の事務作業を共同化すると正式に発表した。ATMの保守・管理などを手掛ける日本ATM(東京・港)と提携し、3行の事務共同センターを千葉銀の本店内に設置した。手形の仕分け管理や、納税関連の手続きの一部をセンターに外注することで固定費削減につなげる。
11月2日から千葉銀が共同センターへの委託を開始し、2016年7月に京葉銀、10月に千葉興銀が移行する予定だ。千葉銀によると、月300万円のコスト削減効果が見込めるという。営業基盤が同じ地銀同士が、合理化を目的に協力するのは珍しい。(日本経済新聞:10月29日)


千葉県の銀行事情について考える。


千葉銀行は地方銀行の上位行である。地銀単独での比較なら、横浜銀行の次になる。千葉県や千葉にある市町村の指定金融機関でもあり、千葉県での影響度の高い銀行である。成田空港で外貨交換をするときに良く見掛ける銀行でもある。三菱系とされるが、経営的なつながりは見えてこない程度のものである。京葉銀行は第二地銀で、北洋銀行に次ぐ二番目の規模を誇る。第二地銀のほとんどは、相互銀行から転換したもので、規模は小さいものが多い。京葉銀行の株主を見ると千葉銀行がある。千葉興業銀行は地方銀行である。自己資本比率が下がった2000年に、それまでつながりのあった安田系の金融機関から支援を受けている。筆頭株主は、みずほ銀行(23.47%)、次いで、明治安田生命(2.18%)、坂本飼料(2.17%)となっている。公的資金の返済は完了している。参考の預金残高と自己資本比率を確認する。

■ 三行の比較 (2015年3月末)
                  千葉銀行    京葉銀行   千葉興業銀行
預金残高 (億円)         104,071      39,327      22,777
連結自己資本比率 (%)      14.66      11.69       8.14

規模は圧倒的に千葉銀行が大きく、資本関係のある京葉銀行が続き、千葉興業銀行はその次となる。銀行の業務は、資金を集めて貸すという仕事だから、千葉の地域経済が大きく変わるというのが最大の要素となる。これは銀行で出来る仕事の範囲は限られるから、別に固定費削減する、つまり出銭を抑制するには、ATMの管理費用というのが大きな項目になるのだろう。月300万円の抑制というのは大きいのだろうが、コンビニエンスストアで出金する為に銀行から支払われる金額はこれよりずっと大きい気がする。
営業基盤が同じ地域の銀行同士が協力するのは珍しいそうだが、同じ地域に複数の銀行が必要ないなら整理する方が合理的である。地域経済の先行きが見えないことで、地方銀行の統合がなされている。今回の三行の協力についても、将来の統合を目指した地ならしにも思えてくる。

日本ATMについて確認したら、1999年創業の会社であった。主要株主は、装置や保守に関わる会社である、日本NCR、沖電気工業、日立オムロンターミナルソリューションズ、日本電気、ムサシ、グローリー、綜合警備保障、セントラル警備保障があり、ユーザー側の銀行として、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、セブン銀行があった。売上高 28,125百万円であるという。これに月300万円が加わることになるのだろう。


ATMはお金の掛る機械のようだ。

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