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2015年9月 7日 (月)

稲田氏が野田氏をけん制 自民党総裁選の出馬巡り

自民党の稲田朋美政調会長は9月6日、党総裁選への出馬を模索する野田聖子前総務会長をけん制した。「選挙をすることに意味があると言っているように思うが、総裁選だけが議論の場ではない」と指摘。「無投票が望ましいと言うつもりは全くないが、何を議論し、何を争点にするかが重要だ」との考えを示した。都内で記者団に語った。
安倍晋三首相(党総裁)の9月末の任期切れに伴う総裁選は8日に告示し、立候補者が複数の場合は20日に投開票する。続投をめざす安倍氏のほかに立候補者がいなければ、8日午前に安倍氏の無投票再選が決まる。野田氏は出馬に必要な推薦人20人の確保が難航しているとみられる。(日本経済新聞:9月6日)


自民党総裁選について考える。


稲田は安倍の子分であるから、再選の障害になる因子は取り除くということだろう。稲田は日本初の女性首相を目指しているそうだ。国会議員になれば、首相を目指すというものだというから、そういう考えの国会議員が自民党に多くいるであろうことは不思議ではないようだ。稲田の思想を確認する度に、クメール・ルージュのようだという印象を持つ。日本の保守政治家とカンボジアの共産党に共通点はないのだが、どこか文明を否定しているような言動に共通した印象を持つのかもしれない。まあ、関連性はないのだろう。
人気だけが心の支えの安倍内閣である。その中で不人気政策の代表である、安全保障を取り扱うのだから、人気に陰りが生じるのは必然で、そのままでは倒れかねないから、自民党の総裁選挙は行いたくないということである。よって、子分は西に東に走り回り、石破の立候補を止め、次いで野田の立候補を止めようと動くのである。立派な子分を抱えたものである。

稲田は無投票が望ましいと言っている。記事では、『言うつもりは全くない』としているが、この国で使われる言語において、全くないというのは、まさしくその通りなのだが、それを口にするのは方々に差し支えるという意味で用いられる。
重要法案の審議をしているのに、総裁選挙を行わずに無投票にすべしという意見もあるようだ。山東昭子は、党内で戦いを行うにはちょっと時期が悪い」と述べている。おかしな話である。選挙日程を決めたのは党幹部である。先に、この日程なら無投票で押し切れるという算段があってのことだろうに。
自民党の国会議員は400人以上いて、立候補には20名の推薦人が必要である。尾辻が推薦人として表に出ている様子からすれば、10名程度は確保できるのだろう。それでもそれ以上に増やせないのは、派閥の締め付けが厳しいというか、現在の選挙制度であると、党の方針に従わないと当選は叶わないからで、派閥という名前は残っていても、党幹部を支える団体でしかない。つまり、党に絶対服従の党運営になっている。社会主義国さながらのシステムであるが、維新の会の大阪組でも似たような動きに見える。ということは、自民党固有の問題ではなく、小選挙区制という制度がもたらした結果と考えるのが適切であろう。
自民党の安倍服従体制は、さながら主体思想のようである。きっと、景気回復も米国への軍事貢献でも正しい道をお導き下さることだと思うのである。よって、それに刃向う存在など許される筈もないということになるのだろう。

自民党も随分と了見の狭い党になったものである。異分子を許容することでリスクヘッジするというのが、55年体制が継続するなかで得た知恵であったと思う。そんな知恵は不要という時代になったのだろう。


安倍晋三が金正恩に見えてくる。今後、自民党内の粛清が進むのだろうか。

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