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2015年9月30日 (水)

マークシート用鉛筆と試験用文具のセット トンボ鉛筆

トンボ鉛筆(東京・北)は10月1日、マークシート方式の試験などの記入に適したHB鉛筆と、試験に必要な文房具を合わせた「モノマークシート用鉛筆セット」を発売する。濃くはっきりとマークできるという同社の微粒子芯を採用した。間違えてマークした際も、プラスチック消しゴムできれいに消せるという。
セットには先を削ったキャップ付き鉛筆を3本入れた。そのほか消しゴムやミニサイズの鉛筆削り、チャック式ペンポーチが含まれる。別売りで2本から1ダースまで鉛筆のみの商品もそろえた。印字された文房具の持ち込みを禁止する試験に対応し、無地にシンプルなトンボマークだけを押印した商品も用意している。価格は税別500円。全国の文具店などで販売する。(日経QUICKニュース:9月30日)


文房具メーカについて考える。


少額の単価の商品で、沢山、そして、ライフの短い商品を店頭に並べなければならない事業というのは大変なことだろう。海外のメーカも含めて文房具の売上高を下に示す。参考に、文房具以外の売上高を含む企業売上高も記した。

■ 主なメーカの文具売上高
         会社名            億円     企業売上高 (百万ドル/ユーロ/円)
  ニューウェル・ラバーメイド (米)    1,343       $ 1,520 (2012)
  ビック (仏)                  621       € 1,979 (2014)
  ファーバーカステル (独)         575       €  531 (2014)
  ステッドラー (独)              282          ―
  コクヨ                   1,490        \ 293,054 (2014)
  パイロットコーポレイション        694         \ 90,268 (2014)
  三菱鉛筆                  521         \ 60,349 (2014)
  キングジム                 296         \ 33,184 (2015)
  トンボ鉛筆                  ―         \ 11,677 (2014)
    ※ 2010年12月期。ファーバーカステルは2011年3月期、キングジムは2011年6月期
       ニューウェルはオフィス向け、ビックは消費者向け文具、コクヨは文具関連に限定


有名な企業が並ぶが、市場規模というのは想像より小さい。フランスのビックはボールペンが大きな商品で、息の長い商品である。Bicオレンジのフランス製は、昔のものと同じような気がするが、多分感傷的な話に過ぎないだろう。日本製の方が紙に引っ掛かることもなく、不良品を掴むこともないと思う。縦書きをする場合に顕著な気がしていたが、これも気のせいかもしれない。オレンジ色にフランス製の刻印があれば喜ぶようでは、西洋かぶれと言われても仕方ない。日本製に気の利いたブルーのボールペンがないという言い訳で、オレンジ色の安いフランス製を使うことにする。
トンボ鉛筆は国内の文房具メーカと比べて規模で劣る。マークシート対策という名の製品も、開発負担が小さく鉛筆で競争しようという考えなのだろう。マークシートというのは、大学入試センター試験の前身である共通一次試験に使われて広まったと記憶する。開始は1979年のことである。他の資格試験にも広く使われて、不正防止の為にいろいろと厳しくしている状況のようだ。それでもスマートフォンを使用した不正を防止するという、最も大きな悩みは消えないでいる。電波を届かなくさせれば良いのだろうが、電波がどこにも届くようにキャリア会社がしているのだから、電波暗室で試験をする必要が出てくるのかもしれない。試験会場にすべて持ち込み禁止にして、筆記用具は用意されたものを使うというので対策になるかと思う。それで不足なら金属探知機も付ければ良い。少人数の試験なら実務的な解決策もあるのだろうが、大人数の試験では難しい。これはカンニング防止として昔から言われていた話ではある。道具の違い程度のことで大騒ぎすることもない。
どうでも良い話に流れた。筆記用具に拘ることなどないのだが、さっきオレンジ色の青ボールペンの話をしたのは誰だ、疲れずに書ければ良いのである。マークシートを用いるというところで、大人数の試験で、効率的に処理する必要があるというだけの話である。
鉛筆で書くという習慣が社会人になると減る。消しゴムの黒くなったカスの山を見ると、解けない問題に苦難したことを思い出すが、それで息苦しいほどの思い出は無い。苦悩しなかったというより、真剣に取り組まずに投げ出しただけということだ。年齢を重ねるともっと苦しんだ方が良かったとも思うのだが、あの頃に返ってやり直して別の良い結果が得られるとも思えない。思い出はほどほどに脚色されて美しさを保つようだ。


ボールペンを選んでいるのだから、万年筆を選ぶ人ほどの拘りはないのである。

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