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2015年8月26日 (水)

武藤貴也氏、議員辞職を否定 未公開株報道「内容誤り」

週刊誌「週刊文春」で未公開株の購入をめぐりトラブルになっていると報じられ、自民党を離党した武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区、当選2回=は8月26日午後、国会内で記者会見し、議員辞職を否定した。
武藤氏は会見で報道内容に誤りがあると主張。週刊誌で被害者と報じられた人物について「刑事告訴の準備を進めている」と述べた。「現段階で議員辞職につながる法的な問題は生じていない」と述べた一方、離党した判断については「個人的なことで党に迷惑をかけたくなかった」と語った。今月19日発売の週刊文春によると、武藤氏は昨年、学生時代からの知人に、ソフトウェア会社の未公開株が「国会議員枠で買える」と勧誘。23人が計4104万円を武藤氏の政策秘書名義の口座に入金したが株は購入されず、6人分の計約700万円分が今も未返済だという。(朝日新聞:8月26日)


やっと記者会見の武藤について考える。


会見での説明によると、小売業を営む学生時代の後輩 (Aと称する) が主役となっている。週刊誌、つまり文春だが、Aが情報源になっていると武藤は判断している。資金の流れに関する経緯から確認していく。

● 武藤の説明
2012年12月から武藤より500万円から始まり、累計4,000万円を預けた。加えて、武藤の知人から預けられた3,000万円、武藤の親から預かった3,000万円で、累計1億円になった。Aが営んでいる事業というのは、有名ブランド品の売買である。Aからの説明としては、世界でも高値で取引されているブランドを中心に、売り先と買い先が決まっているもののみを転売して利ザヤを稼ぐビジネスに資金を使うものとなっている。最初の資金を渡して程なく、「天候の影響で商品の売買が遅れ、そのため穴が開いたから、それを埋めるためにさらなる資金が必要だ」あるいは「銀行口座がロックされてしまったため、その代わりとなる資金が必要だ」などと言って、さらなる資金を工面して欲しいと言ってきた。「元々預けた資金もなくなる」と言われたので、それは困ると思い、幾度となく資金を工面した。2014年10月初旬に、「これで最後です。これですべてうまくいくようになるので、なんとか信用してお金を工面して欲しい」と言ってきまて、しかたなく苦労してお金を作り、1,000万円を預けた。


何とも難解な説明である。武藤がよっぽどうかつな人物であるのか、Aが巧みな詐欺師である可能性も排除出来ないが、武藤は国会議員である。本人が資金提供するまでは理解するが、親族の資金や、知人を巻き込むとなると軽率の謗りを免れない。繰り返すが、武藤は国会議員である。世間は国会議員だからと、武藤個人が形成する信用以上の信用が構築されている。信用を議員活動以外に使うことを認めないのが近年の流れだろう。愚かである。なお、武藤は後で分かったこととして、武藤の秘書 (知人分も含め) からもAは4,000万円を預かったという。
「ブランド品だけに値崩れの心配はなく、リスクはゼロ」と説明を受けたそうだが、「天候の影響で商品の売買が遅れる」という説明に、どう整合性を付けたのだろうか。そもそも「銀行口座がロック」されるような人物に、事業が営めるとは到底思えない。もうこの頃には破綻していたということか。この後に及んでは、毒を食らわば皿までということになるのか。
このAなる人物を武藤はなぜここまで信頼するのかという疑問が出る。Aについて武藤は、学生時代から約10年の付き合いがあり、いつも食事をしたり、お互いの家に泊まったりして、政治家になる夢を語り合った同士だったと説明する。若い頃から築き上げてきた信頼関係であり、当然お金とは無縁の、本当に心を許せる後輩であり、友人であると思っていた。当選後、武藤の為に「資金を作りたい。武藤さんを自分の生命保険の受取人にしても良いので、信頼して事業資金を預けて欲しい」と言ってきた。政治資金も必要だと思い、Aの要求する金額を預けた。ということである。Aの事業については、実体はほとんどなく、事業に使うことなくビジネスパートナーと呼ばれる女性に横流しされという。文春の最新号で扱われている武藤の性癖から想像すれば、Aとは恋人に思えるが、Aの気持ちが武藤から女性に流れたことで、武藤はAから資金の引き上げを画策したということを想像させる。事業に使われていないというのではなく、そもそも事業に使う予定がなく、個人的に資金を与えたかった、というのは下種の勘繰りが過ぎるか。

国会議員枠などとは話していなくて、そう誤解されると困るという意味で使ったという説明だが、国会議員枠という実態のない話を強いてする必要もない。国会議員が枠の話をしたら、フィクションではないと思うというのが世の中である。否定するの自由にして貰って良いのだが、説明として用いるには苦しい。
記者会見で都合の悪い記者を排除しようとしたり、質問の回数制限を加えたりとしたら会見の意味はない。自民党を離党したから済んだことで、Aは民事刑事両方で訴えを起こしているといっても、それはそっちの話に過ぎない。武藤は騙された被害者ではなく、武藤の名前があったが故に、その周囲の人に経済的な被害を起こした (起こしそうにした) 張本人である。Aが悪いで被害者面してはならない。週刊文春編集部が、「釈明会見にもかかわらず、小誌記者を締め出す武藤議員の対応は利己的であり、極めて残念」とのコメントを発表したのも、もっともな話である。文春としては最新号が売れそうなので、出席しても排除されても話題に出来るので、悪くはならないという強い立場ではあるのだろう。


武藤は週刊文春を訴えることから始めなければならないのだが。

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