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2015年8月13日 (木)

NAND型フラッシュメモリー、4カ月連続横ばい 大口価格

スマートフォン(スマホ)の記憶装置などに使われるNAND型フラッシュメモリーの価格が横ばいとなっている。7月分の大口取引価格は「マルチ・レベル・セル(MLC)」と呼ばれるタイプの64ギガ(ギガは10億)ビット品が1個2.52ドル程度で前月分と変わらなかった。スマホ向けの調達が盛んな時期を迎え需給バランスは安定している。
横ばいは4カ月連続だ。価格が安く、SDカードなどに使われる「トリプル・レベル・セル(TLC)」というタイプも同値圏で推移しており、7月分は64ギガビット品で1個1.71ドル程度だった。7~9月期は米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の新型モデル向けにNANDへの引き合いが強まる。前年も夏から秋にかけてNANDの大口価格は横ばいとなった。スマホの高性能化が進み中国など新興国で発売される機種でもNANDの搭載容量は増えている。パソコンやサーバー向けにはNANDを使う記憶装置、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の需要が拡大。「メーカーは生産を増やしているが需給のバランスは崩れていない」(半導体商社) (日本経済新聞:8月12日)


NANDフラッシュメモリについて考える。


最近扱った気がして確認したら、やっぱりあった。扱いに傾向が強く出ているようだ。テーマは任意に選ぶことで始めたが、何も知らないし、調べようもないテーマでは扱いに困る。結局のところ、興味があり、一定の知識があり、調査が容易なものというところに落ち着いてしまう。それでは困るので、今後はもう少し工夫することにしよう。
NANDフラッシュメモリの価格推移を確認する。少し長い期間で確認したいので、日経産業新聞の価格欄のデータで推移をまとめた。結果を下に示す。
Nand_f
日経産業新聞の欄には、幅を持った表示をしているが、グラフ化するに際して中心値を採用した。新聞のこの手の欄の情報は、市場の状況を表すのに遅いというか、反応が鈍い嫌いがあるが、中長期的に見るならそのくらいの方が良いとも考えられる。
さて、価格の推移であるが、この1年価格変化が乏しい。64ギガビット品でも年明けから変化がなく、その前も3四半期くらい同じ水準で推移した。これだけ長期間変化しないのは珍しい。供給過多になれば安くなるし、需要過多になれば上がるという、需要と供給による価格決定が生きているのが半導体市場である。単純な仕組みが働くなった理由には、市場規模の拡大に伴い設備投資額が大きくなり、事業を継続可能か会社数が減少したこと、そして、その会社の事業基盤が揺らいで供給不安が発生したら困るという需要側の不安が、無理な値下げを求めなくなったというところだろうか。
記事ではSSDの成長があり、HDDの置き換えが進んでいるとしている。一面の論理としては正しいと思う。しかし、HDDの記憶容量換算の出荷量は、年間200エクサバイト程度であるとされる。エクサは、テラの1000倍のペタのさらに1000倍を示す接頭辞である。半導体にすべて置き換わるには簡単な話ではない。HDDの出荷容量は鈍くなったといっても、5年で2倍に成長している。世の中の利便性の向上に貢献するというのは、成長が期待できる市場への参入ではあるが、途中下車不能の列車のチケットを買ったということでもある。息苦しさを覚える部分ではある。

現状のフラッシュメモリの用途は、SDカードやスマートフォンなどの内蔵メモリとしったコンシュマ用途であろう。これはもう少し先まで続きそうであるが、SSDの拡大も静かに進むのだろう。HDDとの価格競争を含めた動きは予想不能な問題であるが、世の中の容量拡大の要求が続くと一つに収斂するというのにはなりそうにない。


HDDが無くなると盛んに言われたのは2008年頃か。確かにそうなりそうな価格推移である。

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