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2015年7月14日 (火)

相模原市議選で10万票を点検 県選管、当落逆転受け

4月の相模原市議選で、最下位当選者に0.661票差で敗れた次点候補の有効票1票が再点検で見つかり、市選挙管理委員会が逆転当選とした問題で、神奈川県選管は7月14日、同市南区選挙区の全投票10万2306票の点検を始めた。
最下位当選者だった民主党の小林丈人氏が6月、市選管の決定を不服として審査を申し立てていた。県選管は8月9日までに結論を出す方針で、それまで点検結果を公表しないとしている。当初の得票数は小林氏が3304票、次点候補の大槻和弘氏が3303.339票だった。市選管は大槻氏の異議申し立てを受け、5月20日、同氏ともう一人の「大槻」姓の候補の有効票、案分票、無効票計7888票を調べ直した。その結果「大つきか〇ひ」と書かれた票が新たに見つかり、有効と判断、大槻氏の逆転当選を決定した。この際、新たに白票8票も見つかり、南区選管の事務局長ら3人が投票者総数に合わせるため、この8票を少なくする不適切な集計をしていたことが判明。市選管は当落問題に影響はないとしているが、公職選挙法違反容疑での刑事告発や再発防止に向けた第三者委員会設置を検討している。(共同:7月14日)


相模原市について考える。


6月13日に、相模原市は、下水道を敷設する際に受益者の市民が支払う負担金に徴収漏れがあり、約3億8,100万円が時効の5年を過ぎ、徴収できなくなったと発表している。「下水道事業受益者負担金」が、農地では猶予されているが、宅地への変更が生じたにも関わらず、2,689筆の土地で放置し、変更の届け出や現地確認しなかったのが原因という。データベースも存在するが、管理していないか運用していないかしていたようだ。まあ、使われていないシステムを導入していたということである。他にも、過去5年間で公共下水道料金1,270件の約9,650万円を徴収していなかった。生活保護世帯への手続きミスで、約2,145万円分を誤って減免していた。副市長は「職員の技術や倫理意識が欠如していた。市民に迷惑を掛け申し訳ない」と頭を下げたそうだが、少し違う気がする。
ミスの原因を倫理意識に求めるというのは、能力以上の業務遂行を職員に求めることにしかならない。出来ない仕事を求められれば、未達かミスか何れかが生じる。技術が未達の職員というのは、今後も全く改善が期待できない職員というのはクビにしたいがそうもいかない職場である、せめて配置転換するしかない。クビにするしかない職員を採用した当事者に調査対策を施す必要くらいはしなければなるまい。愚かな職員の上には、より愚かな上長がいるものである。
今回の件は、金に関するものではなく、選挙開票に関するものである。持ち帰りや白票の数を辻褄合わせに使うというのは、原始的な手法である。そうしておけば角が立たないと言う発想が、非常に狭い世界で暮らしている価値観が支配している。事実を事実として報告し、対処はその先に行うという組織的な活動の基本が出来ていない。だから田舎の大組織は嫌なんだと言っても詮無いので、当該の南区の投票結果を再録する。

■ 相模原市議選・南区投票結果
                    2011年      2015年
  有権者数           216,959      220,627
  投票者数           107,168      102,300
  投票率              49.40%        46.39%
  有効投票数          103,695        99,811
  無効投票数           3,467        2,487
  投票総数           107,162      102,300
  持帰りと思われる票数       6          2
  受理と決定した票数         0          0

前の選挙結果と大きく変わった印象はない。まあ、10票未満の扱いで大きな問題になるから、それで済むというか、良いというか、まあ、正しい仕事をして貰わねばならない。当落線上の候補者の得票数と氏名等を下に示す。

■ 相模原市議選・南区得票数 (定数:18)
  当落  順位  得票数      氏名       年齢   現新元   政党
  ◎   16    3,531      須田毅       73      現   自民党
  ◎   17    3,435.89    鈴木晃地      25      新   無所属
  ◎   18    3,304      小林丈人      43      新   民主党
  ×   19    3,303.34    大槻和弘      59      元   無所属
  ×   20    3,303      溝渕誠之      91      現   無所属
  ×   21    3,262      中村知成      45      現   民主党
  ×   22    2,941      折笠峰夫      71      現   自民党

最下位当選と次点とその次の候補者が1票の中にいる。その次の21位は41票、次点の上は96票と差があるので、議論の中に入るのは3名ということで良かろう。田舎の大組織なので、無効票の三割くらいを大胆に扱っている可能性を排除しきれないのではあるが。
小林丈人と大槻和弘は争うだろうが、溝渕誠之はどうするのだろうか。大槻はもともと疑問票の扱いがあった候補である。いつまでも当落線上で扱われ、当選側の候補者は議員活動をして、落選側は選挙管理委員会に訴え続けるというのは苦しい話である。しかし、当選が落選に裏返ればそれはそれで切ない話である。


小林丈人と大槻和弘の落ちた方には、県議から国会議員のサクセスストーリーを歩んで貰いたい。

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