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2015年6月 2日 (火)

財政改革「続けられないのはおかしい」 自民・稲田氏

今日の新聞でも昨日の経済財政諮問会議について取り上げられていたように、色んな媒体で財政再建の問題が取り上げられている。私に至っては、まるで財務省の手先のように言う人もいるわけだが、色んな人が色んなストーリーを考えるのは自由だと思うが、この問題は役所の間ではなくて、私たち自民党、政治家が主体的に決めていきたい。
経済財政なくして財政再建なし。財政再建によって経済を腰折れさせてはいけないというのは、私も100%同意する。だが、きちっと財政改革しながら経済成長を続けてきた、この3年間の改革すら続けられないというのは私はおかしいと思っている。(自民党財政再建に関する特命委員会で=朝日新聞:6月2日)


財政再建特命委員会について考える。


稲田朋美が委員長を務める財政再建特命委員会がする仕事はと確認すると、財政健全化計画を策定しているようだ。政府・与党は6月末に新たな財政健全化計画の策定を予定している。ここでは、中間年度となる2018年度における歳出額の目標を設定し、16年度予算から集中的に歳出改革を行うことを求めている。普通国債の発行残高が800兆円にもなろうというなら当然のことのように思える。こんな話になるのは、当然とは考えない立場の人がいると証拠でもある。
政府の経済財政諮問会議では、歳出改革の目安の設定を避けて、税収弾性値の議論をしようとしている。税収弾性値とは、経済成長によって税収がどの程度増えるかを示す値である。仮にGDPが1%変化し、税収も1%変化すれば1となる。税収弾性値が高い水準であれば、経済成長による税収増と財政再建の効果は大きくなる。現在財務省は1.1としているが、別の意見として1980年代に達成された1.2-1.3であったよいという意見がある。また、短期的にはもっと大きな値になっているから、1.1とするのは保守的だとする考え方もあるようだ。
1980年代の値というのは、1988年まで消費税はなく、所得税なら1986年で最大化税率70%で15段階であったものが、2015年では最高で45%、7段階と大きく変わっている。法人税についても減税されている。前提が大きく変わっているのに、同様に考えるというのは乱暴な話である。また、最近の数値の議論は、外れてはいないにしても、短期的な数字を議論するのに適した数値ではない。十年のスケールで計るものである。いろいろとエクスキューズをつけて議論するというのはあるのだろうが、エクスキューズが自分の都合を反映していれば意味はない。
こんな議論が出てくるのは、税収弾性値をどの程度と見積もるかで、財政再建に向けて増税と経済成長のどちらを優先するかが大きく変わるからである。経済成長を重視する立場は理解するが、不確定な要因に期待して、税収見込みや歳出削減を先送りするのは正しい選択には思えない。まあ、経済がぼろぼろになって機能不全が生じる事態に陥れば税収増の議論もないものではある。

いろいろ意見はあって、議論すべき事柄に欠かない話ではあるのだが、明らかになったことは、稲田朋美が財政問題について無知であることが分かり、様々なところからなめられているという事実である。弁護士である稲田は、歴史問題以外で注目されることがない政治家なのだが、歴史問題で右翼の支持を集める以外では力量不足が明らかになるというのもまた事実のようだ。財務省のお使いと扱われるところに、自身の能力不足、乃至は勉強不足を周囲が認識していることが表れている。
稲田朋美には将来の首相候補という話もあるようだ。ネット上の右翼というののセンスというのは想像もつかないが、二次元アイドルと稲田とに共通する因子が見出すのだろうか。趣味嗜好の話は置くとして、政調会長としての初めてのお使いだから、周囲は優しい目で見てくれるのだろう。きっと、ネット上では目頭を押さえる者さえ現れていることだろう。この温い発言を聞くに、自爆テロに使われている可能性も排除できないのではあるが。


財務省の手先だと言えば潔いのに。

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