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2015年4月 2日 (木)

維新・上西議員、国会欠席前夜に都内のショーパブなど訪問

維新の党の上西小百合議員が、体調不良を理由に国会を休み、旅行に行ったとして、橋下最高顧問が批判した疑惑について、江田代表が言及した。ことの発端は3月13日、国会で最も重要な予算案の採決が行われる衆議院本会議を、維新の党の上西衆議院議員が欠席したことだった。 上西議員は「事実関係から申しますと、その数日前から、わたしは嘔吐(おうと)、下痢、高熱、悪寒等が続き、当日は体調不良で、とても本会議での採決に耐えられる状況ではございませんでしたので、関係部署へ、医療機関から受けた正式な診断書を提出のうえ、本会議を欠席したのは事実であります」とコメントした。
診断は、ウイルス性胃腸炎。
FNNの取材では、上西議員が本会議を欠席する前日の12日、都内の病院で、「3日間の休養と食事療法を要する」との診断書が出されていたことがわかっている。ところが、体調不良で本会議を欠席したはずの上西議員が、その後、知人の男性と旅行に行ったのではとの疑惑が浮上した。3月19日、上西議員は「(宮津に旅行に行った?) 行ってないです。(13日は自宅で休んでいた?) はい」と述べ、3月23日には「何を根拠に言っているんでしょう。(京丹後市に行かれていましたよね?) あなた方、宮津のね。(宮津は15日?) そうですね。(13日は?) どこにも行っていない。あなた方はね、あなた方はね、取材は、事務所を通じてしか受けませんから。取材拒否ですから、映さないでください」と述べた。(FNN:4月2日)


上西小百合について考える。


大阪府出身で1983年生まれである。大阪教育大学附属天王寺小学校から、同中学、同高校、神戸女学院大学を卒業している。大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎は有名大学に多く進学する高校なので、そんな学校としては神戸女学院大学は特別な学校ではないだろうし、合格者もこの二年で一名に過ぎない。順調に神学、進級していれば、大学の卒業年は2005年3月になる。
卒業後は日新火災海上保険に就職し二年間勤務した後、美容関連会社の阪南理美容に転職し2012年10月まで働いている。2012年3月に維新政治塾に参加して、2012年12月の衆議院選挙に立候補している。
日新火災海上保険が良く分からないので調べた。この会社は損保業界の中堅企業で、主に国内リテール市場で独自の戦略を展開する東京海上グループの損害保険会社である。 住宅安心保険が主力商品になっている。阪南理美容という会社も分からなかったが、この会社は大阪府藤井寺市に本社を置く理美容業を営む日本の企業で、プラージュの店名で知られる、同業界の年商日本一を誇っているという。社員数5,500人とあるが、多くは理容師、美容師であるのだろう。
最近の議員は経歴を見て判断出来ることが少ない。東大法学部を卒業して大蔵省経由で自民党議員というのが普通というのが良いこととも思えないから、多様化というのは良いことなのだと理解するよりない。選挙結果について確認しよう。2012年の小選挙区の結果から。小選挙区は大阪七区に立候補している。選挙区域は吹田市、摂津市になる。

■ 2012年衆議院議員選挙大阪七区選挙結果 (投票日:2012年12月16日)
      ● 有権者数  352,168 人
      ● 投者数    217,027 人
      ● 投票率     61.63 %

  得数     名前       年齢 性別   党派・会派等
  70,361   渡嘉敷奈緒美  50   女   自民党 元 衆議院議員1期
  62,856   上西小百合    29   女   日本維新 新 元会社員
  45,531   藤村修       63   男   民主党 前 衆議院議員6期
  21,569   石川多枝     45   女   共産党 新 党大阪府7区国政対策委員長
  10,989   渡辺義彦     56   男   未来の党 前 衆議院議員1期

当選したのは渡嘉敷である。当時のニュースは、内閣官房長官であった藤村修が落選し、比例復活もならなかった。比例区について確認する。比例近畿ブロック (滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県) は定数29と大きい。

■ 2012年衆議院議員選挙比例近畿ブロック
    政党名   候補者数  当選数   獲得票数  割合
   日本維新    40      10     2,999,020  30.76%

  当否  順位 惜敗率  候補者名    (◎:当選、△:次点)
   ◎     1   -     東国原英夫
   ◎     2   -     西村真悟
   ◎     3  49.49    阪口直人
   ◎     3  49.17    三木圭恵
   ◎    11   -     三宅博
   ◎    12  89.33   上西小百合
   ◎    12  85.62   西根由佳
   ◎    12  83.64   岩永裕貴
   ◎    12  82.21   新原秀人
   ◎    12  79.20   杉田水脈
   △    12  77.72   清水鴻一郎

上西は小選挙区の惜敗率が高く、比例区での復活当選となった。同じ順位の中では最上位、というより惜敗率の89%というのは非常に高いものである、ということで、同じの順位でトップとなって当選している。2014年の選挙結果についても確認してみる。結果を下に示す。

■ 2014年衆議院議員選挙大阪七区選挙結果 (投票日:2014年12月14日)
      ● 有権者数  357,947 人
      ● 投者数    194,365 人
      ● 投票率     54.30 %

  得数     名前       年齢 性別   党派・会派等公示日
  81,109  渡嘉敷奈緒美    52  女   自民党 前 衆議院議員2期
  67,719  上西小百合      31  女   維新の党 前 衆議院議員1期
  38,928  村口久美子      42  女   共産党 新 党大阪7区国政対策委員長

■ 2014年衆議院議員選挙比例近畿ブロック
    政党名   候補者数  当選数   獲得票数  割合
   維新の党    28      8      2,202,932  26.10%

  当否  順位 惜敗率   候補者名    (◎:当選、△:次点)
   ◎     1   -      小沢鋭仁
   ◎     2  95.50    足立康史
   ◎     2  93.20    木下智彦
   ◎     2  89.70    吉村洋文
   ◎     2  86.30    浦野靖人
   ◎     2  83.40    上西小百合
   ◎     2  81.80    松浪健太
   ◎     2  78.80    伊東信久
   △     2  71.50    椎木保

小選挙区は民主党が候補者を擁立していないことも影響しているのだろうが、上西も渡嘉敷も票数を伸ばしている。惜敗率は落ちたものの、この選挙でも高い数字を維持した結果、比例での復活当選を果たしている。次点が71.5%であるから83%を超える上西は高い。


上西が勘違いした要因として、小選挙区で当選しないまでも多くの票を獲得したことがあるだろう。高校卒卒業後の進路を見ると、高校では優秀な学生とはされていなかっただろう。それは学校が優秀であるからなので仕方がないのだが、本人には不本意な部分もあったのではないかと想像する。大学卒業後の進路も、大学からすると特別優秀な学生の就職する会社でもない。つまり、大学の成績も優秀ということではなかったのではないか。
そんな想像をしつつ今回の行動を眺めると、選挙によって国民に支持されたという過剰な意識が、特別な地位に初めて就いたという興奮に繋がっていると考える。上西は何があっても国会議員の地位を投げ出すことはないだろう。次を保障すると言われても投げ出さない筈だ。未来のことより、現在の利益こそが大切なのである。もともと何もないところから始めたことと思えば、将来の発展を想像するより、現時点に満足もあるし、失うことの恐ろしさも感じることだろう。
国会を休むときには診断書を用意している。これで休んだのだから問題はない。外出したのも、旅行したのも、体力の許す範囲での行動である。規則に安静にすることを求めていない。国民の代表である国会議員は特別な存在である。こんな理屈で生きている。大人の行動を求めても、子供で何が悪いと居直るだけである。
党首の命令でクビになる規則もどうかと思うが、比例区、特に小選挙区との重複立候補などという制度が問題を複雑にしているだろう。比例区単独の立候補者しかいないのなら、党籍を失えば議員資格を失うでも論理は立つが、重複立候補で小選挙区の惜敗率が選出根拠となると、議席を奪うには無理がある。重複立候補を止めにしなければならない。その上で、一票の格差問題も解消しないのだから、小選挙区には選挙区外の選挙民も投票できる制度にすればクリアーな制度が短期間で、無論暫定的ではあるが、完成するのである。


何かにつけ、規則に書いてないと主張することだろう。

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