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2015年4月 9日 (木)

衆院定数削減で有識者「格差是正と両立困難」

有識者会議の「衆院選挙制度に関する調査会」は4月8日、議長公邸で野党5党から意見を聴取した。同日で全政党から聴取を終え、選挙制度改革や定数削減を巡る各党の主張には隔たりがあった。佐々木毅座長(元東大学長)は「定数削減と格差是正の両立は容易ではない」と述べた。次回会合は5月の大型連休明けで、答申の取りまとめに向けた議論が本格化する。
佐々木氏は記者団に「(委員からは)定数が減ればいいという単純な議論への疑問が提示されている」と指摘。現在の小選挙区定数295の削減に慎重な考えを示した。調査会は1票の格差是正に向けた改革案を年内にも提示する予定で、都道府県ごとの人口の違いを定数配分に反映しやすくする仕組みを目指している。
8日の意見聴取では、共産党と社民党が定数削減に反対。次世代の党、生活の党と山本太郎となかまたち、新党改革は定数削減に賛成を表明した。(日本経済新聞:4月8日)


選挙制度改革である。


本気で改革するきがあるか疑わしいのだが、何もしないと憲法違反で選挙のやり直しを求められることになる。それでは困るというのは、現職議員誰もが同じ思いである。積極的に見直しをしようというより、自分たちの都合の良いように持っていこうと考えているように見える。
課題に挙げられているのは、一票の格差を解消する選挙制度改革と、費用削減を目指した議員定数の削減である。後者の方は、議員手当を削減し、秘書手当などを大幅に見直すというのは国会で決めればすぐにでも実現出来る。国会議員の議員定数削減の目的が、歳出抑制にあるのならこれを行えば良い。近畿の比例区選出の国会議員の様な議員を、再び議事堂に迎えたくないという思いであるのなら、比例区という制度を改めなければならないだろう。大体、比例区というのは政党が候補者の幹部が、候補者を選んで順位付けする行為から始められる。政党に投票するというのを百歩譲って我慢しても、内部でどんな作業で順位を決めるかは密室で行われるのだからいかがわしさに溢れている。順位付けを廃止して衆議院も参議院の様に非拘束名簿式にしても、きっちりと分割する能力のある政党には無関係である。せめて参議院に比例区を設定するのなら、衆議院は比例区をなくして、小選挙区と大選挙区の並立にでもすれば良い。

アリバイ作りであるにせよ、やらないことには始まらないというのもまた真実である。議員定数の削減が済むまでは手当を削るのは当然であろうが、知らぬ間に戻るという仕事を議員の先生は行うのである。削る時は大騒ぎしておいて、戻る時にはこっそりというのが、さすが世の中を泳ぐのに長けた人の集団行動、立派である。
国会議員の椅子の数や、手当を決定するのは、国会議員が直接関わってはならないというのが、当然の論理ではないだろうか。有識者会議が政党の意見を聞くというのはやっても良いが、こいつらが何もしないで放置した張本人である。国民の代表が放置して、国民の権利が侵害されるのを放置したというのは、未必の故意と判断しても良かろう事案であるし、意見集約が困難であったことを言い訳として情状採用したとしても、認識ある過失からは逃れることは出来まい。別に刑事罰があるとか、不作為について損害賠償があるとかの話ではない。国会議員として求められる仕事をしなかったということは、国民の代表として最も重い罪を問われるものである。何度も書いているが、不文律の方が重いのである。
このお手盛りを改めることが求められるのである。自分たちで決めるからお手盛りなのである。自分で決めなければ言われなくなる。そんなシステムを作れば済むことである。それをしない理由があるというなら、政党から聞いてみたい。

よくよく考えたら、国民の代表を選ぶのに政党を選ぶというのはおかしな話である。政党が候補者を適切に選んでいる。当然その前に、候補者の教育訓練をしているというのが制度の前提になる。しかし、先の議員の問題行動にあるように、強い権利意識と、法律に違反しなければ良しとする姿勢に、そんなことを政党は請け負えないし、そもそも教育訓練については何もしていない可能性さえある。比例の候補者について、選挙の行われる数カ月前に準備リストを政党は公表する必要があるだろう。少なくとも政党交付金を受けている政党は、選挙の三カ月前に準備リストと選定理由を示すようにすべし。ということは、解散がある衆議院には比例区は馴染まないということになる。こんなことを考える国会議員はいないのだろうか。


サッカーだって代表と予備登録があるのだから、出来ない話でもない。サッカーと比較するのは失礼だが。

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