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2015年3月26日 (木)

NHKが誤報、訂正して謝罪 起訴されていないのに起訴

NHKは3月26日、同日午後に全国放送したニュース「所得税法違反の罪、元社長ら在宅起訴」は誤報だったとして、訂正して謝罪した。実際は起訴されていない元社長ら2人の実名や、年齢、元社長の顔写真を報道した。
NHKによると、午後1時のニュースで「東京地検特捜部が、お札などを販売するなどして得た所得を隠し、脱税したとして、2人を所得税法違反の罪で在宅起訴した」と放送したが、その後に誤報と判明。同局は午後6時のニュースで「『近く在宅起訴するものとみられる』の誤りだった」と訂正した。ホームページに掲載した記事も削除したという。NHK広報局は「誤りだったので、放送で訂正しおわびしました」としている。(日本経済新聞:3月26日)


誤報について考える。


間違えに至った理由については明らかにされていない。所得税法違反という事案で、世間の注目も高いだろうと考えて、地検に取材した結果、結論ではない内容を報道してしまったということだろうと想像する。本当のところは、地検に取材した結果の部分が、記者クラブ配布文章であったりして、ただの解釈の間違いというか、文章の読み違いに過ぎないということもあるのだろうが。
これは検察からの情報を誤って扱った事例であるが、検察の情報を鵜呑みにしても間違える可能性がある。検察が証拠をそのまま裁判に使う訳ではない。違法捜査の疑いをもたれる可能性のある証拠など、裁判に持ち出さないのは当然である。それが理由で無罪になるかもしれないのだから。

実名報道について何度か書いてきたが、正義を振りかざした報道というのは問題があると考えている。少年犯罪の実名報道で、上記のような事故が発生したときに、実名報道が大好きな週刊誌はどのように対応するつもりなのだろうか。雑誌社の取材能力など限度があり、警察の捜査能力と比較出来るレベルではない。そもそも、捜査令状を取れる機関と、任意調査に限られる民間機関とで比較することこそが意味がない。
令状に強い能力があるから、裁判所の発行が求められているのである。話は逸れるが、2014年8月1日の東京地裁の判決で、覚醒剤取締法違反などに問われた男性(39)に無罪の判決を言い渡している例がある。検察側は懲役4年を求刑していたから、いろいろと問題のある被告人であったのだろう。判決で、令状なしの捜索に対して、「無理解が甚だしい」とまで言っているのだから、捜査には相当な杜撰さがあったと言える。令状請求が可能な機関の対応がこの程度と批判されているのだから、その枠外なら裁判を維持できる筈もない。そもそも、裁判所で判断して貰おうという考えはなく、市中引き回しという私刑を取り仕切るのがマスコミであるという自負があるのだろう。そうは言っても社会からはじき出されない程度の正当性の説明がないと正義を主張できない。つまり、矢来町の捜査部門は、イリーガルな手法も厭わずに行うのだが、最強の捜査能力を有するということかもしれない。そして、思想良心の自由は、刑法ごときで制限されるものではないから、社会正義の御旗のもと、反社会勢力顔負けの仕事をするという話である。正義の実現には、正義の枠を超えても良いとする、潔い思想の持ち主である。これは、小説誌の中から出てきた、ノンフィクションの化け物である。

マスコミは早く報道したがる。早さより正確さを求めたい。しかし、マスコミが相手をする広告会社は、早さに注目が集まると考えているのだろう。情報の量より、質を求めたいという意見には、一カ月後に報道されても仕方ないと批難が出そうである。一カ月は極端にしても、二、三日したら価値の無くなる情報というのは、そもそも報道する価値の無いものだったのではないだろうか。


自分が閻魔大王になるのが流行のようだ。閻魔大王が地蔵菩薩つまりお地蔵さんでは迫力に欠けるだろう。

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