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2015年3月23日 (月)

パソコン出荷45.9%減、2月 9カ月連続マイナス

電子情報技術産業協会(JEITA)が3月23日発表した2月の国内パソコン出荷台数は前年同月比45.9%減の66万台だった。9カ月連続で前年割れした。2014年4月に米マイクロソフトがサポートを終えた基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」を搭載する機種からの買い替え需要に対する反動減が続いている。
減少率が2ケタとなるのも9カ月連続。タイプ別ではデスクトップが54.7%減の18万台、ノートパソコンが41.7%減の48万台だった。JEITAは法人と個人別の内訳を公表していないが、法人・個人ともに出荷台数が前年同月を大幅に下回った。個人に先行して特需が盛り上がった法人向けの落ち込み幅が目立つという。この傾向は「XP特需が終わった6月まで続きそう」(JEITA)とみている。(日本経済新聞:3月23日)


国内のPC市場について考える。


XPのサポート終了の反動が残っているという見方が多い。短期的にはその通りなのだろうが、もう少し長いレンジで眺めると少し事情が違うようだ。同じくJEITAの統計資料から四半期毎のPC出荷台数の推移を確認する。2015年1-2月が確定しているので、この数字の3/2倍をQ4の数字に充てた。なお四半期は4月からの年度で、Q1が4-6月に当り、以下続く。結果を下に示す。
Jeita_2
2007年には2,500kpcs あった四半期の出荷数が、2014年には1,500kpcsまで下がっている。年率で6%減少というところである。国内市場がそこまで衰退しているとは考え難いところではある。2007年頃はより小型のノートPCとしてネットブックという提案がなされて、一定の市場を獲得すると言われていたが、2010年には下火になってしまって2012年には新規製品の投入が停止した。企業の思惑では市場は動かないという典型的な例である。
国内のPC市場はタブレットPC奪われたかというと、タブレットPCの出荷台数は2014年で200k/Qレベルで、これだけで説明できる数に達していない。それでも1,000K減った二割は動いたという解釈は成り立つ。すれではスマートフォンに市場を奪われたかと考えてみることにしよう。MM総研による国内スマートフォン出荷台数の推移は下の通りである。

■ 国内スマートフォン出荷台数推移 (MM総研/単位:千台)
  2014  27,700
  2013  29,600
  2012  28,980
  2011  23,400
  2010   8,550
  2009   2,300

スマートフォンの出荷台数にJEITAの統計を用いなかったのは、対象が全体になっていないように感じたからである。過去に用いて、少ないと感じたからである。過去のものを訂正する余力を持ち合わせていないが、確認はしたいと思っている。
2011年から本格的にスマートフォンが広がっている。PCが減少したのが年間4Mに対して、スマートフォンは年間20Mを超える台数であるから比較が難しい。というより、如何様にも解釈可能なくらい大きな数字になっている。
実際的な話として、スマートフォン利用で可能な作業が増えれば、PCの用途の一部は置き換えられるのは必然である。その意味ではもう暫くPC市場の縮小が続く可能性がある。


通信環境の変化から議論するのが筋が良さそうだ。

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