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2015年3月31日 (火)

片山さつき委員長:遅刻で陳謝 外交防衛委の理事懇

参院外交防衛委員会の片山さつき委員長(自民党)は3月31日の同委理事懇談会で、30日の理事懇に遅刻したことについて、「申し訳ない。責任を痛感している」と陳謝した。遅刻の理由は欧州連合(EU)関係者との面会が長引いたためと説明した。
片山氏が30日、3分程度遅刻したため、次回の委員会日程を決定する理事懇が開催されなかった。片山氏の陳謝を受け、4月2日に委員会を開くことと片山氏が委員会冒頭で謝罪することが決まった。
維新の党の松野頼久幹事長は31日、「遅刻は1回目でない。言語道断で交代してもらいたい」と批判。民主党の羽田雄一郎参院幹事長も「自身が主催する理事懇に遅刻することは許されない」と苦言を呈した。(毎日新聞:3月31日)


片山さつきである。


参院外交防衛委員会ということから確認する。参議院には17の委員会が設置されていて、外交防衛委員会もその一つである。この外交防衛委員会に出席するのが外交防衛委員会委員で、委員長を含め全部で21名となっている。21人の所属会派は、自民が9、民主が5、公明が2、維新、共産、元気、次代、無所属が各1である。この中から委員長1と理事5が選ばれる。委員長は自民の片山で、理事は自民3、民主、公明が各1である。
片山が遅れたのは理事懇談会である。これは、委員会の前に理事会が開かれる。理事会の目的は、委員会の運営がスムーズに進むように、事前に委員会で審議される法律案の確認、政府側の出席者名簿の確認等を行なうものである。これは公式な会議である。理事懇談会はというと、理事会の前に理事が集まって委員会の運営について意見を交わす非公式協議ということになる。理事会が形式的な会合になっているので、実質的な調整は懇談会の方にあるということである。公式な会議がどんどんセレモニー化して、実質的な議論は非公式な場所に移るというのは、この国のシステムに多く見られる。それでも昔に比べれば表に出てきたのだろう。55年体制の頃ならもっと隠れたいただろうから。
つまり、理事懇談会 → 理事会 → 委員会 の流れで構成され、後にいくほど公式な会議となるが、実質は前にあるということである。委員長といっても、非公式な会議に3分遅刻しただけだから謝れば良いだろうという意見は、この国の制度に対する理解が足らない。公式な会議であれば、公式に詫びることで収まる。非公式な会議だから、公式に謝るでは等号で結べないのは当然である。非公式なものに、公式に謝るから良いと言う発想は、非公式が公式に劣るという理解の上に成立している。しかし、実質は非公式な会議で決まるのだから、非公式が公式の下という発想こそが、現実の世の中を知らないという証明である。片山が謝れば済むと本気で考えているのなら、委員長というのはお飾りであることを宣言したことと同じである。そうならば、これから先、委員長の席に就きたいという人はいなくなることだろう。
契約書に記載のある事項に反した場合は、契約に従って違約処理をすれば良い。違反することは想定されているのだから、違約金の額はそれに見合うように設定されていた筈である。逆に契約書などなしで合意されていた内容に反した場合は、相手が許さなければ、その仕事関係にはもう関わりませんということになる。不文律は成文律より優先するのが世の習いである。

野党の対応を大人げないとする批判もあるだろう。こんなことしかできないのかという意見も出てくる。そもそも、大人のルールを守れない片山に問題があるのである。伝統社会では、分からない者には敷居は跨がせないという規律があるものだが、世の中が子供社会になっているので、書いてなければ許されるし、罰則が示されていないのだから、謝れば良いで済ませようとする。片山の幼さは、記者団に対する発言に表れている。

  「理由はどうあれ、遅刻は良くなかった」

片山のなかには、遅刻するに相応しい理由があるようだ。つまらない言い訳などせず、自分の行動により迷惑を掛けた事実をお詫びするというのが大人の仕事である。このくらいなら、この程度ならという理屈は、このくらいを生業にしている者への敬意の欠片も感じないのである。
片山には、自分自身の能力の高さがあるという認識と、それを理由にした気位が高いところがあるのではないだろうか。能力が高いのも、気位が高いのも特段批判されるものではないが、それが故に、他人やその仕事を見下せば相応の反発は出るものだ。自民の中で守ろうという動きが出ない理由もその辺から出ているのではないだろうか。


片山には子供の理屈を主張して、現在の政治家の幼さを俎上に乗せるという立派な仕事を担って欲しい。

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