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2014年10月 2日 (木)

自民党:片山さつき議員、御嶽山投稿で謝罪

自民党の片山さつき参院外交防衛委員長がツイッターに民主党政権下で御嶽山の監視体制が縮小したとの趣旨の投稿をし、民主党が抗議した問題で、片山氏は10月1日、事実誤認があったとして削除し、民主党に謝罪する新たな投稿を載せた。「事実誤認に基づく発信でした。削除するとともに深くおわびします」としている。自民党も民主党に対し、片山氏の謝罪を直接伝えた。自民党参院執行部は1日、片山氏から事情を聴き、厳重注意した。(共同:10月1日)


地震や火山噴火の予知について考える。


片山さつきの発言の趣旨は、火山活動の予知は可能であるが、予算縮小が行われたことで当初計画した内容が実現できなかったという趣旨であろう。つまり発言の根底にあるのは、予知は現在の技術の延長線上 (近いと付けた方が趣旨に合う) にあるということである。東京大学法学部出身と聞くが、このようなコースを経ると、資金のそれに見合った頭脳が投入されれば実現するものという確信を持つようだ。
地震などの活動周期を考えるとき、百年くらいを一括りに考えるのが普通で、幾ら細かく区分しても30年が限度であろう。御嶽山の火山活動を振り返ると、1968年から活発な噴気活動を始まっている。それ以前は活動がなく長らく死火山と考えられていた。1979年以降は断続的小規模な噴気活動(1991年、2007年)があった。1968年以降の半世紀を一つにくくれば御嶽山の活動など一連のものと解釈して当然である。
東日本大震災から3年余りが経過しても、この論理で進めば、影響など依然として大きく残っていると考えて良い。気象庁が東北を震源とする地震に対するコメントとして、影響があるということと、しばらくは余震の心配があるということが欠かせないのである。

片山という政治家がどれ程無知かは承知しないが、政治活動の一環とした発言であったにしても、この無知は恥ずかしいことだろうと思う。世間の注目は事実無根である民主党への批判であることの方に集まってりるが、科学的な事実についての理解が乏しいことの方が問題である。片山は安倍に好かれないからポストにありつけなかったとひがんで、何とか目立ちたいと思った上での行動であるにしても、それは片山周辺の支持者の都合でしかない。
片山にひとかけらの良心があるのなら、未来の為に過去の地震の記録をこの十年でまとめる活動に予算を組むよう活動したら良い。気象庁が観察するようになってからの記録は整備されているものの、それ以前の記録となると飛び飛びであり、資料が乏しいことは否めない。つまり、資料があるのはこの100年だけなのである。地球の活動など、100年など今日の話程度のものだろうから、1000年とは言えなくても300年位の記録を沢山集めれば学ぶこともある筈である。過去の地震や火山の噴火の影響を古文書を調べることなど、世間から注目されない学術活動だろうから予算もないことだろう。100億円も予算を付けて、この10年の間に過去の状況を集中的にまとめれば地震被害の想定に学ぶことも出てくるだろう。
地震や火山活動の予知など、この先百年継続しても予測は難しいだろう。地球の表面から上空の観察データは充実しているものの、地下深くの調査などほとんど行われていない。間接的な観察で調査するという方法でデータを充実させるというのは容易でないだろう。難しい仕事であること理解した上で、1000年先の為にデータを収集するし、予測も行うというのが関係している科学者の態度ではないだろうか。それでも、現状何も出来ないと百年のデータ集積を行うだけというのも芸がないから、過去のデータを集めて参照しようというのが、地震被害を少しでも小さくするという実務に関わる者の務めではないだろうか。


他人の責任にしないで、自分の発言に責任を持つというのは、政治家の最低限の資質であろう。

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