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2014年10月23日 (木)

タカタ製エアバッグ欠陥、影響拡大 日産26万台リコール

自動車部品メーカーのタカタが生産したエアバッグの欠陥を巡り、国内外で影響が広がっている。日産自動車は10月23日、運転席用エアバッグが異常破裂する恐れがあるとして、世界で約26万台のリコール(回収・無償修理)を発表。米国では複数の現地メディアが22日、米検察当局がタカタのエアバッグを巡って調査に乗り出したと報じた。 日産のリコールは主に2008年11月から12年3月にかけて生産された小型車「マーチ」「ノート」など7車種が対象。エアバッグを膨らませる装置に誤った仕様の部品が取り付けられており、車の衝突時に金属片が飛び散って乗員を傷つける恐れがあるという。 同じ不具合によるリコールは、ホンダの多目的スポーツ車(SUV)の「CR-V」でも発表済み。13年から続く大規模リコールは助手席用エアバッグが問題とされており、対象がさらに広がってきた形だ。 自動車の安全を脅かす事態に米国でも懸念が高まっている。21日に米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)がリコール対象台数を780万台に拡大。ニューヨークの連邦地検が22日までに、タカタが米当局に不適切な情報開示をした可能性があるとして調査に着手した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)などが報じた。 23日の東京株式市場で、タカタ株は6.17%安の1582円。3日連続の年初来安値となった。(日本経済新聞:10月23日)


タカタについて考える。


リコールが大きな問題になっているが、タカタの決算推移から確認する。下に示す。

■ タカタの決算推移 (単位:百万円)
             売上高   営業利益   経常利益   純利益
  2014年3月   556,998    26,275    25,656      11,144
  2013年3月   415,521    14,493    17,050     -21,122
  2012年3月   382,737    13,618    13,499      11,937
  2011年3月   390,876    26,818    27,008     18,237
  2010年3月   350,914    14,654     15,672      6,942
  2009年3月   385,499     2,845       369       -7,319
  2008年3月   515,857    36,732     36,397     22,883
  2007年3月   501,866    39,641     39,825     23,540

タカタは、シートベルト、エアバッグなど自動車用安全部品を製造している。自動車メーカーの資本を受けていない完全独立の部品メーカーである。主要株主を確認すると、本田技研工業が100万株(1.2%)あるのが目立つくらいである。高田何某という名前が幾つかあるから創業者の関係者であるのだろう。
セグメント売上高を確認する。決算短信に記載がある場合はそれを、見付からなかった2011年以前は決算説明資料から引用した。セグメントは、シートベルト、エアバッグ、その他に分類されてる。結果を下に示す。

■ タカタのセグメント売上高 (単位:百万円)
           シートベルト  エアバッグ   その他     合計
  2014年3月   177,677    219,649    159,670    556,998
  2013年3月   130,740    171,057    113,724    415,521
  2012年3月   109,996    167,022    105,718    382,737
  2011年3月   113,800    179,100     97,800    390,876
  2010年3月   106,400    160,100    84,300    350,914
  2009年3月   118,500    169,500    97,300    385,499
  2008年3月   150,700    226,900    1,38100   515,857
  2007年3月   152,800    204,300    1,44600   501,866

自動車部品は売り上げが安定していると信じていたが浮き沈みはあるようだ。安定していることの根拠などないから、勝手に抱いたイメージに過ぎない。自動車部品は、自動車の販売台数に連動するのは当然だが、シートベルトは全ての自動車に装備されているとしても、エアバッグはそうではないから単純すぎる考えで分析出来る訳でもない。
エアバッグの品質問題は最近発生したことではなく2008年頃から断続的に発生しているようだ。2009年3月期の決算で営業利益が少ないのはこの影響かもしれない。それにしても製品の品質問題を数年も継続しているようでは事業の発展は期待できない。米国で品質問題で裁判になると民事であっても懲罰的な意味合いを持つ判決が下されるから、会社経営に大きな影響が出る。北米市場は魅力的な市場であるが、危険のある市場でもあるようだ。


経営者は品質問題にどう取り組んだのだろうか。

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