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2014年9月11日 (木)

佳子さま、学習院大を中退 国内の他大学を受験へ

宮内庁は9月11日、秋篠宮家の次女・佳子さま(19)が、学習院大文学部教育学科を8月末日付で退学したと発表した。国際基督教大(ICU)などを受験することを検討しているという。
同庁によると、佳子さまは、多くの皇族方が学んだ学習院に幼稚園から通っていたが、女子高等科在学中に学習院以外で学びたいとの希望を持つようになり、3年時に外部の大学を受験したことがあったという。昨年4月に内部進学の選考を経て学習院大に入学したが、この希望は変わらず、受験勉強に専念するため退学した。
関係者によると、3月に姉の眞子さま(22)が卒業したICUを含め、国内の他大学への進学を検討中で、両親の秋篠宮ご夫妻は、佳子さまの意思を尊重する意向という。佳子さまは今年12月に成年を迎える。秋篠宮家では長女・眞子さまが2010年、高校まで通った学習院を離れ、ICUに入学。主に美術、文化財研究を学び、今年3月に卒業した。9月末には、英国・レスター大学大学院に入学することも決まっている。(朝日新聞:9月11日)


皇室の進学について考える。


佳子内親王が学習院大学文学部教育学科に進学するのは、2013年2月に宮内庁から発表されている。一般入試に皇族が加わるという姿は想像し難いから推薦だろうと思う。それなら、もっと早く進学は決まるだろうと思うが、諸般の事情を鑑みこの時期の発表と理解するのが妥当なところだろう。当該学科を確認したところ、指定校推薦入学と一般入試のみであった。一般入試を否定すれば指定校推薦となる。
次にAO入試について確認する。AO入試は現役の高校生だけが対象だと思ったら、既卒者についても対象になっている大学がある。卒業後2年以内とかの制限はある。ICUのAO入試受験情報を確認したら、受験申込は9月上旬に締切であった。既卒者可としている関東のAO入試を眺めたら、入試日は10月から12月がほとんどで1月のものが少しあった。推薦入学やAO入試という制度が、大学の青田買いを目的に出来ているのだから当然の結果ではある。一般入試で志願者数と倍率はあったが定員が不明であったので計算で求めた。推薦入試は国公立私立の区分がなかったので全体としている。文部科学省のデータで入試状況を確認した結果を下に示す。

■ 2013年度国公私立大学入学者選抜実施状況の概要(文部科学省)
              国立     公立     私立       計
  一般志願者数  404,061   154,767   3,425,863   3,984,691
  志願倍率        4.2      5.5       7.6       6.9
  定員(計算)      96,205    28,139    450,771    577,491
  AO入学者数     2,640      567     49,095      52,302
  推薦入試       ―      ―       ―       211,167

公表資料には帰国子女 (1,235人)、社会人入試 (1,518人) もあったが扱わないことにする。定員の数字は、人気のある大学では定員より多く入学している一方で、人気のない大学は定員割れも生じている。収容定数の1割から2割在籍学生が多いというのを以前確認している。私立大学の大学院進学と定員充足率(2013年12月2日)に一部の大学を対象にした調査がある。
一般入試55万人と、AO入試5万人、推薦入試20万人というイメージで考えると、先物取引であるAO・推薦の割合が、現物取引の半分レベルと高いことに気が付く。これだけ先物に手を出すとすると高値つかみするのは必定に思う。商品と人間とは別だというだろうが、学校法人の経営者からすれば同じ話である。学校法人が営利事業ではないという指摘も出るだろうが、赤字経営では事業の継続は成り立たない。教育事業こそ継続性が重要である。

競争原理の働かない入試というのも不思議な話だ。AO・推薦で学生を確保したいのなら、入学後の学生に他より勉強させるシステムを構築しているのが前提条件になるだろう。
佳子内親王がICUの他にも受験を検討しているような話になっているようだ。ICUのAO入試は第一志望を要件にしているので、これが本命であり、当然のことながら内々の話はしているのだろう。他の大学も受験するというのは、言葉のあやの類だと思うがどうだろうか。大学側からすれば、皇族を受け入れるのは負担が大きいものの、宣伝効果が大きいというのも事実だろう。そんなことは気にせず選抜して貰いたいものだが、そんな単純な道理で動く世の中でもない。
推薦入学で受け入れた学生が辞めてしまうというのは、大学にとっては困った話だろうが、高校に文句も言えないだろう。ここら辺りを整理するのに一年を要したというところだろうか。宮内庁の考えも、学習院の思想も理解の彼方だから想像も出来ない。それが仕事と受け入れるよりないというのは、世の中の多くの仕事にあるものだ。

税金で暮らしている皇族が気楽にAO入試で大学に入り直すのを批判する意見もあった。皇室の存在そのものを否定するなら、皇族の行動は批判の対象にしかならないだろう。子供っぽい意見ではある。学びたいことに気が付いたら、いつでも大学に行って良いという考えが、世の中の多数意見であるようになるきっかけになるなら結構なことである。18歳の意思決定が人生の多くを決定するというのは少々乱暴だろう。20歳でやり直すのがあっても良いだろう。それだけの話で済ませたいものである。


素行不良で放校された皇族というのなら、AO入試より面白い。

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