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2014年9月 4日 (木)

マーチなど11万5千台リコール=エンジン火災も:日産自

日産自動車は9月4日、エンジン始動装置などに不具合があるとして、「マーチ」「ノート」「ラティオ」の乗用車3車種、計11万5774台(2010年6月~2014年4月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。海外販売分の約6万3000台も同様の措置を取る。
これまでにエンジンが掛からないなど240件の異常が報告された。2012年5月~2014年3月には山形、埼玉、岐阜各県で、マーチの始動時に装置が燃える火災が起きた。けが人はなかった。国交省によると、マーチの始動装置は部品が正しく固定されず、使い続けると壊れてショートし、火災につながることがある。車輪内部のばねが切れ、後輪ブレーキが解除されなくなる不具合も3車種で見つかった。(時事通信:9月4日)


自動車のリコールについて考える。


羽振りの良い会社とは言えない日産がリコールを国土交通省に届けたのだが、リコールと経営状況との因果関係は分からない。対象が2010年6月~2014年4月製造と長い。車両を構成する部品が複雑化してくると、コスト対策として部品の開発費を吸収可能な大量に利用することや共用というのが進む。今回の3車種で対象台数が11万台を超えるのもこのような事情が関係していると想像される。リコール内容を確認する。二つの内容が含まれているので、順番に示す。

① アイドリングストップ無し車のスターターモータにおいて、モータコイルとシ ャフトの嵌合力が不足しているため、始動時の入力によってモータコイルがず れるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ブラシが変形して始動 不良となり、最悪の場合、ブラシホルダが破損し、ショートして発火するおそ れがある。

② 後輪ブレーキのアッパースプリング製造工程において、治具の形状が不適切な ためスプリングに傷がついたものがある。そのため、そのまま使用を続ける と、当該アッパースプリングが折損し、最悪の場合、ブレーキを解除しても制 動力が完全に解除されないおそれがある。

リコール対象の台数は、①が54,589台、②が63,805台の合計115,774台である。相当な数に見えるが、2013年の日産ノートの国内新車販売台数が147,634台ある。車体番号のリストが公表されているが、単純な話ではなく、リコール対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているということである。随分と複雑な話であるが、該当する車両番号を公表するには少々台数が多いということだろう。
大量のリコールが発生するのは、新しい技術を導入した製品だと思って、アイドリングストップ機能に関係するものと信じていたが、実際は逆で新機能のない側が該当であった。該当するモデルで部品を変更したのだろう。
日産自動車のマーチ、ノート、ラティオは、所謂Bセグメントの車両で共通化されている。この内の、マーチとラティオはタイ日産で生産されている、ノートは九州で生産されているそうだ。これならマーチの方が安くて売れそうな気がするが、ノートの方が台数が多い。二つの車両について国内でどのくらい売れているのかを確認した。結果を下に示す。

■ マーチ、ノートの年間新車販売台数
   年     マーチ    ノート
  2013年   27,711    147,634
  2012年   39,694     85,330
                  48,852
                  36,478
  2011年   50,274     46,475
  2010年   49,193     66,347
                  28,625
                  20,568
  2009年   31,433     65,745
  2008年   46,686     62,704

マーチはリッターカーの位置付けは変わらず、前のモデルで1~1.5リットルだったものが1.2になってる。モデルチェンジは2010年7月である。一方、ノートは、2012年9月のモデルチェンジで1.2リットルとスーパーチャージャー付きになっている。前のモデルでは1.5リットルが中心の構成だったのがダウンサイジングしている。前のモデルではユーザが重ならなかったものが、大きく重なる状態になったように見える。
そうなると、価格差が小さいと、タイと九州の生産による品質差がないかと心配するのがお客というものだろう。タイと日本との品質差はないというのが会社の見解であろうが、現場では作り難い方法や材料を選ばないという意味で製品に違いは生じるものだ。また、東南アジアでの販売を実現する為に、調達のし易さやコスト制限が加われが日本と違ってしまうのは必然的な結果である。
これは良い悪いの話ではなく、違うということである。違うことで安くなれば顧客は付くし、違うことが悪い品質に繋がれば顧客は離れるというものだ。部品を日本とタイで共通化した結果として、少し安くて、少し品質が劣るという結果になれば、タイも日本も沈む。日産の不調はここら辺りに起因しているのかもしれない。
部品が共通していても、組み立てで優ると考える九州製造品を販売会社が勧めている可能性もある。販売台数がすべてを表現していないにしても、その会社と無関係である筈もない。


ラティオの販売台数は少なくてまとめられない。サニーがパルサーより数が少ない時代である。

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