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2014年8月21日 (木)

首相動静

広島の土砂災害が20日未明に発生している。首相の動きを確認してみる。情報は朝日新聞より。


● 8月19日
午前07時07分  山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」
            日枝久フジテレビ会長、本田内閣官房参与、田中財務省主計局長、昭恵夫人とゴルフ。
午後02時36分  同県鳴沢村の別荘
午後05時55分  同村の笹川陽平日本財団会長の別荘
            森喜朗元首相、茂木経産相、西村内閣府副大臣、岸外務副大臣、加藤官房副長官、
            萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二同党衆院議員、笹川会長、日枝フジテレビ会長と食事。
午後10時05分  別荘。

● 8月20日
午前07時26分  山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」
            森喜朗元首相、茂木経産相、岸外務副大臣、加藤官房副長官、萩生田光一自民党総裁特別補佐、
           山本有二同党衆院議員、笹川陽平日本財団会長、日枝久フジテレビ会長とゴルフ
午前09時22分  同県鳴沢村の別荘
午前10時59分  官邸
午前11時     危機管理センターで古屋防災相、西村内閣危機管理監。菅官房長官同席。
午前11時23分  報道各社のインタビュー。
午後00時44分  北村内閣情報官。
午後02時01分  公邸。
午後05時19分  西村内閣危機管理監。
午後07時42分  別荘。

● 8月21日
午前10時34分  山梨県鳴沢村の別荘で北村内閣情報官。
午前11時13分  葛西敬之JR東海名誉会長加わる。
午後00時58分  葛西氏出る。
午後01時01分  北村氏出る。
午後03時04分  公邸。
午後03時17分  官邸。
午後03時25分  古屋防災相。菅官房長官同席。
午後04時03分  関係省庁災害対策会議。
午後05時32分  東京・富ケ谷の自宅。


首相は夏休み中で、山梨県鳴沢村の別荘で休養中である。20日未明に大きな災害発生が確認出来ているにも関わらずゴルフを始めたことが批判されている。批判しなければならない話だろう。その後、危機管理センターでの対応を済ませると別荘に戻っている。再び休みに入るつもりかと思ったら、東京に21日の午後に戻っている。叩かれるのは分かっていながら不思議な行動をとる人である。気にしていないということか。

ゴルフを始めたには災害規模がそれほど大きくないと考えたからだろう。情報も少ないのに判断するというのは危険な行為だ。広島市内ならそれほどではないという思い込みがあった疑いがある。分からないことの危険度は知れたものだが、分かったつもりの危険度はとても高いというのは歴史が示しているところだ。いっそのこと休暇中だと居直る方が潔いとも言える。休暇中の対応は然るべく行っているから大丈夫だという主張には一定の整合性がある。首相とはそういう仕事ではないという意見も出るだろうが、おたおたするより見場が良い。
再び戻って、また東京にというのは、別荘に行かなければならない理由があったと思うのが当然であろう。ここで会えばいろいろと問題にされるから、相手方の都合で会わなかったということもあるだろう。
順番に確認する。前日の食事とゴルフを共にしたのは以下のメンバーである。
   森喜朗 元首相
   茂木敏充 経産相
   山本有二 同党衆院議員
   加藤勝信 官房副長官
   萩生田光一 自民党総裁特別補佐
   笹川陽平 日本財団会長
   日枝久 フジテレビ会長
ゴルフ前日の食事は、笹川陽平の別荘で行ったのだから、笹川が参加するのは当然である。笹川陽平はボートレースで有名な笹川良一の三男である。次兄に国会議員であった堯がいる。森喜朗は、えひめ丸事件(2001年)のときにゴルフを続けたと批難された人である。情報がなかったから続けたという説明をしているが、中止すれば良いだけの話である。政治とゴルフを天秤に掛けるとどちらになるか微妙という御仁である。4人2組でプレイしたということだろうか。安倍と笹川が中心だから、これに森と日枝を加えた組と、政治家組だろうか。ゴルフの腕前の都合もあるだろうから分からないが、書いていながらまったく興味が湧かない。
前日の食事だけというのが二人いる。
   西村康稔 内閣府副大臣
   岸信夫 外務副大臣
岸は安倍の弟で1959年生まれある。西村康稔は1962年生まれと、若い方の二人が遠慮したということになるのか。
別荘に戻って会ったのは、
   北村滋 内閣情報官
   葛西敬之 JR東海名誉会長
である。葛西は安倍の熱心な後援者として知られる。経営の一線から退いても表に出るのがお好きなようである。北村は警察キャリアである。2013年末にまとめられた首相動静で1年間の登場回数の最も多い人にランキングされている。(次点は斎木昭隆外務事務次官) この二人に会う為というのは説得力のあるようなないようなところなので、本当は他にあったと想像したくもなる。

山梨の別荘から官邸に戻るには、中央道を経由すれば山梨・神奈川・東京と経由し、東名を利用すれば山梨・静岡・神奈川・東京を経由する。距離は似たようなもので120~130kmといったところだろう。東名ルートは静岡で一般道を走るのを考えれば、中央道で一部短い区間を通過する神奈川県を除けば、山梨と東京のみなのでこっちの方が警察の対応は負担が小さいだろう。警視監と思われるキャリアがいれば、東京山梨の往復など警察の仕事に過ぎないと判断するのだろう。

安倍が集団的自衛権の説明に用いた資料を思い出す。幼児を抱いた母親の図に現実性は乏しいだろう。有事に際して、乳幼児とその母親は真っ先に移動させる。それすらも間に合わない緊急発生なら救出も間に合わない。それはどうでも良い。ゴルフを止めようかと思案していた頃は、安佐北消防署の政岡則義消防司令補(53)が畑中和希君(3)を抱きかかえたまま土砂に巻き込まれて亡くなっていた。現場の制服組は死んでも、後方の背広組は決して死なない。現場では自分自身の危険を顧みずに救出にあたっていることだろう。後方の指揮官がすべき仕事は、制服組を死なさないことに尽きる。


ファンタジーの世界に暮らすことを決して責めないから、政岡消防司令補に無駄な勲章を与えないで欲しい。

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