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2014年6月23日 (月)

鈴木都議「心からおわび」=議員辞職は否定

東京都議会でみんなの党の塩村文夏議員(35)が「早く結婚した方がいい」などとセクハラと取れるやじを質問中に受けた問題で、自民党の鈴木章浩議員(51)は6月23日午後、都庁内で記者会見を開き、自身の発言と認めた上で「不適切な発言で塩村議員や都民の方にご迷惑を掛けたことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。
鈴木氏は今後の対応について「しっかりと反省し、初心に帰って頑張りたい」と述べ、議員辞職は否定した。鈴木氏は同日、都議会自民党の吉原修幹事長に会派離脱届を提出し、受理された。鈴木氏は大田区選出で現在3期目。会見に先立ち、鈴木氏は塩村氏と都議会で面会して謝罪した。塩村氏は記者団に対し「(発言を)認めてもらい、一つの区切りが付いた。もう少し早く名乗り出てもらった方が良かった」と語った。鈴木氏は会見で、やじの意図に関して「塩村議員を誹謗(ひぼう)するためではなく、結婚してほしいという気持ちの中で言葉を発した」と説明。名乗り出るのが遅れた理由については「真意を話す機会を逸してしまった」と釈明した。(時事通信:6月23日)


先日の発言に対する犯人捜しの成果が出たようだ。


鈴木章浩は、大田区選出で子供が三人いるそうだ。一男二女とのことである。青山学院大学法学部を卒業しているが、大学4年のときに父親を亡くしているという。家業はクリーニング業で兄といっしょに事業をしているということになっている。1999年に大田区議会議員に当選し、2007年に都議会議員(補欠選挙)に最初の当選で現在3期目である。
大田区のクリーニング店を店名で検索すると、マンションの一階部分に店舗が入っている店が確認できる。東京中小企業家同友会大田支部によると、このクリーニング店の社長は議員ではない鈴木なので、兄なのだろうと推定される。業務内容としては、ホームクリーニング・リネンサプライ(病院シーツ・布団)となっている。なお、東京中小企業家同友会は東京の中小企業経営者のための経営者団体とのことである。こっちにある住所を検索すると住宅のようである。すぐ近くにクリーニング店があるので関係があるかと思ったが、店名は違うし、店の壁に公明党のポスターが貼ってあるので無関係だろう。
大田区議時代に、海外視察の報告書に他のホームページで公開されている資料をコピーしたことを、共産党から2005年に指摘されている。区議は2期務めたということのようだ。

大学卒業は順調に進んでいれば1985年になるが、海外でのボランティア活動の話が紹介されていたりするし、公表していないので不明である。政治家の過去の話に、海外でのボランティア活動とあると、それだけで胡散臭くなるのだが、これは偏見だと言われても仕方ないと自覚している。国会議員が道路の穴を修繕する話をするのに対し、市議会議員が国家の在り方を主張するというのはよくある図式である。区議が海外の貧し環境を見て、感じるところがあったというのなら、区内の状況を見てどう感じたがが対になって出てこないと、海外の話は飾りに過ぎない。貧しい国に行った、大変そうだった、この国は豊かで良かった、おしまい。というのでは議員活動に活かしようがない。まあ、その程度のことしか感じられないから、海外視察をコピーで済まそうと思ったのかもしれない。一行の小学生作文で済ませた方が馬鹿は馬鹿なりに考えたということで、後世に記録を残す価値が別にあると思う。

さて、今回のヤジで聞き取れるものとして三つある。
  「早く結婚した方がいい」
  「産めないのか」
  「子供もいないのに」
この中で、鈴木が認めた最初のが言訳が付きそうな気がするものである。おまけにヤジが明瞭に録音されているので声紋分析にも馴染む。つまり言い逃れ不可で、罪が軽そうだから、自首して刑一等減じれば良いという判断ではなかろうか。言訳として理解不能な話を延々と繰り返すのは、事前準備を入念に行ったのは当然のことであろう。自民党からの会派離脱も、次の選挙(2017年になる)では自民党から立候補する約束があるかもしれない。無論、その他のヤジについて一切発言しないという取引もあることだろう。「産めないのか」の発言が自民党都議と特定されれば、より深刻な状態になる。都政ではなく国政の自民党まで波及するのは何としても避けたい。
マスコミは別のヤジの発信元を調べることに注力するだろう。隠せば見たがるものである。複数の声が重なっているが、現在の技術であれば特定することも可能だろう。可能だという情報が流れれば、鈴木のように自首してくるかもしれない。

ヤジは議会の華というのがテレビで流れていたが、それほどのものにお目にかかる機会はそうはないだろう。ヤジを飛ばすのは気が利かないと思うのだが、これを否定する気はない。しかし、各党の当選回数の若い議員に、ヤジを飛ばすように古手の議員が"指導"するという話は問題だと思う。思うところがあったから不規則発言した。内容について責任を取る。発言に関する責任を閉じる状態にするのに、他の議員の命令が入る余地などない。そのような"指導"が伝統的に行われているのなら、鈴木の発言は、鈴木ではなく都議会自民党が負うべきものである。そうは思わないかい、吉原修幹事長。


『塩村先生にヤジを飛ばさせて頂いたことは、不適切な発言をさせて頂いたと、心からお詫びさせて頂きます』
行動の主体を不明確にするには、させて頂くは最適である。

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