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2014年6月12日 (木)

植民地支配は「神の意思」:韓国首相に指名の文氏が発言

韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が次の首相に指名した文昌克(ムンチャングク)・元中央日報主筆が、日本による植民地支配や、戦後の南北分断は「神の意思」と発言していたことが明らかになった。首相は国会の同意を得て任命されるが、野党が反発を強め、就任できるか難しい状況だ。 文氏は2011年にキリスト教の教会で講演し、「神様はなぜこの国を日本の植民地にしたのか」と語り、南北分断については「神様の意思だ」と発言。「怠け者で自立心が足りず、他人の世話になることが、わが民族のDNA」とも述べていた。 また、中央日報時代に執筆した05年3月のコラムも「偏向した歴史認識」として韓国メディアなどから問題視されている。1965年の日韓請求権協定で「賠償問題は終わった」とし、旧日本軍慰安婦問題については「私たちの力で解決しよう」と訴え、日本と協議する必要はないとの考えを示していた。さらに「過去にしがみついている私たちが恥ずかしい」とも指摘していた。 これに対し、最大野党の新政治民主連合の安哲秀(アンチョルス)共同代表は12日、「首相を遂行する能力と意思、歴史認識ですでに多くの問題がある」と指名を取り消すよう要求。慰安婦問題に取り組む韓国挺身隊問題対策協議会も「絶対に選んではならない」との元慰安婦の発言を紹介し、批判した。 首相指名をめぐっては、鄭烘原(チョンホンウォン)首相が旅客船事故の責任をとって辞意を明らかにした後、朴大統領は安大熙(アンデヒ)・元大法院(最高裁)判事を指名。安氏はクリーンなイメージがあったが、判事退任後に弁護士として5カ月間で16億ウォン(約1億6千万円)もの収入を得ていたと批判され、辞退したばかり。今回も指名の取り消しや辞退となれば、朴大統領にとってさらなる痛手になりかねない。 一方、朴大統領は12日、大統領府首席秘書官(閣僚級)4人を交代。大統領と国会とのパイプ役になる政務首席には趙允旋(チョユンソン)・女性家族相を起用した。(朝日新聞:6月12日)


韓国について考える。


韓国の宗教は、キリスト教が三割くらいで、仏教が二割五分といったところという。新たに首相に任命される予定の文昌克は、発言からするとキリスト教徒のようである。ソウル大学校出身で、中央日報に勤務経験がある。この新聞社はなかなかユニークな記事で日本を楽しませてくれるところだ。ソウル大学校の方はというと、京城帝国大学との関連があるが、韓国人は大日本帝国の置き土産というのは好まないだろう。台湾の台湾大学が台北帝国大学の関係を特に否定しないのとは違いが大きい。
さて、発言内容である。日本人が読めばそういう意見もあって当然というものであるが、韓国でこのような発言をするのは排除されることになるのだろう。朝鮮半島が日本の植民地になったのは、日清戦争に日本が勝利したことがきっかけになっている。そもそも、朝鮮の独立というのが日清戦争の日本の大義名分であったのだが、朝鮮政府は宗主国である清に頼ったり、ロシアに近付いたり、進行してきた日本になびいたりとしているうちに日本の植民地になってしまった。時代を考えれば日本でなくてもどこかの植民地になるだけだと考える行動である。まあ、ざっくりとこうまとめるのは日本人だからで、韓国人なら日本の悪行で行間を埋め尽くさなければならないようだ。
そうしてみると、ただひとつの意見しか許さない国で生きていくというのは大変なことだろう。不確定な事項は、ご機嫌伺いをしなければ発言できないということになる。誰にするかが問題で、いつでも安定した特定の個人なら王政になるし、集団であるなら見解が固まるまでしばらくは黙秘するよりないということか。それなら王政の方が楽だということになりそうである。黙っているのも楽ではないだろうが。強制収容所送りにされるのが困るからと、隣人の行動発言を監視してこっちを収容所送りにするという生活は確かに息苦しい。
事大主義とか小中華思想とかが支配している間は、日本との関係がぎくしゃくすることは間違いないだろう。その意味では南も北もさほどの差はないといえよう。そんな相手に日本側から出来ることは限られているが、歴史的な事実を積み上げる努力を継続するほかに手段はないようだ。歴史的な事実だろ主張しても、事実でないと考えている人に受け入れられる筈もない。殊更に主張すれば、力によって歴史認識を変えさせようとすると言われかねない。

賠償問題は1965年の日韓請求権協定で済んだものというのが、現在の国際感覚の平均的な理解だろう。個人の話や、企業の関係したものが出てきても、国内問題として処理するのが妥当な話である。韓国は経済発展をしたのだから、それだ良いのにと思うが、発展の恩恵を受けていない人があって不満が外に向けられるということか。慰安婦問題は、旧日本軍が関わったというのは少々無理があると思う。日本軍に朝鮮語を話せる軍人がそれほどはいなかっただろう。朝鮮語の使用を禁止していた国である。それでも、軍人が女衒を動かして引っ張った可能性はあるが、この女衒が朝鮮人である。慰安婦と称される売春婦を集めるのに、直接的に軍が強制力を働かせた可能性は低いが、そのすべてに軍が関係しなかったということを証明するのは難しいというより、不可能ということだろう。植民地であった朝鮮人が日本の職業軍人になることもあったのだから、日本人の上官の下に朝鮮人の軍人がいて女衒と組んで強制的に集めたという行為があったとしても、これは軍が関与したということになる。このような例を現在の日本人がなかったと証明するのもまた不可能な話である。(これは仮定の話なので、現実にあった話ということではない)

朝鮮人の志願は別にして徴兵は事実上なかったから、賠償としては日韓請求権協定で済んだということで処理できるだろう。慰安婦であった者は、その過去を批判され生きていくのに大変な時間を送ったことだろう。責めたのは韓国人だから、慰安婦であった人は日本人が悪いとしなければ生きる術はない。朝鮮人 (韓国人) の日本軍に協力した女衒は、未来永劫名乗り出ることはない。認めたら一族郎党韓国では生きていけない。慰安婦が日本に有利になる発言をすることは期待できず、女衒の出現はあり得ない。これですべてで日本軍の強制がなかったということを証明するのは難しい。ほとんどで日本軍が強制しなかったことを証拠に、すべてに強制がなかったというのは論理の飛躍がある。ほとんどでなから、すべてでも同様と推定するのは蓋然性が高い仮説であるが、真理と証明された訳ではない。河野談話は過去の話を調べる限界について、現代の人間が話し合った済ませようという知恵と考えるのが良いだろう。少し後の日本人が不都合だと否定するのは勝手だが、証明が困難なことを理解し了解した知恵を超える知恵を提示できるか。これは正しい歴史を探る作業とは別の、政治という行為の話である。歴史的な真実であっても、証明されなければ仮説に留まる。仮説を押し付けることを干渉と呼ぶ。過去に日本は朝鮮に強制することをしたのだから、同じ列に属する干渉は即ち強制と理解される。

韓国で文昌克のように理解する者は多くいるだろう。しかし、表明することは難しいのが彼の国の事情である。ということは韓国が変わることがなければ何もできないだろう。日本は何もできないだ、何もしなくても良いということではない。難しい話である。


ネット右翼に付き合いはないが、その手の人が来るようだ。左右より知識人を歓迎する。

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