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2014年5月30日 (金)

高円宮典子さま 婚約内定

高円宮家の次女の典子さまが、島根県の出雲大社の神職、千家国麿さんと婚約されることになりました。
宮内庁では、5月27日午前11時から西ヶ廣宮務主管が記者会見し、「典子女王殿下には、本日、千家国麿氏と御婚約が御内定になりました」と発表しました。典子さまは、故・高円宮さまと、妃の久子さまの次女で、25歳。3年前に学習院大学を卒業したあと、進学や就職はせず皇族としての公務などに臨まれています。
千家さんは、典子さまより15歳年上の40歳。代々、出雲大社の宮司を務めてきた千家家の長男で、平成8年に国学院大学を卒業したあと、東京と京都の神社を経て、平成17年から出雲大社の神職をしています。
お二人は、典子さまが大学に入学した直後の平成19年4月、出雲大社を参拝した際に初めて会い、その後、両家が家族ぐるみのつきあいをするなかで交際を深め、結婚の意思を固められたということです。27日は、発表に先立って、典子さまが母親の久子さまと天皇皇后両陛下のお住まいの御所を訪れ、両陛下に婚約の内定を報告されたということです。
皇族の婚約は、両陛下の長女で、平成17年に結婚した黒田清子さん以来です。今の皇室には未婚の女性皇族が8人いて、天皇の子や孫でない「女王」と呼ばれる女性皇族の結婚は、昭和20年に結婚した久邇宮朝融王の長女、正子女王以来となり、戦後では初めてになります。お二人の婚約は、今後、一般の結納にあたる「納采の儀」と呼ばれる儀式が行われて正式に決まり、結婚式は、ことしの秋に出雲大社で行われる予定だということです。
典子さまと千家さんは、午後3時からそろって記者会見に臨み、今の心境や結婚の意思を固めるまでの経緯などについて語られる見通しです。(NHK:5月27日)


宮家について考える。


高円宮は、三笠宮崇仁親王の第三男子、憲仁親王が1984年12月6日に創設した宮家である。さらに遡って、三笠宮は大正天皇と貞明皇后の第四皇子である。大正天皇は四皇子をもうけた。年長者から順に、迪宮裕仁親王(=昭和天皇)、淳宮雍仁親王(=秩父宮)、光宮宣仁親王(=高松宮)、澄宮崇仁親王(=三笠宮) となる。
秩父宮と高松宮には子女が無く、その後断絶となっている。つまり、大正天皇の孫の世代がいるのは、昭和天皇と三笠宮のみとなっている。昭和天皇の第二男子の常陸宮には子女が無い。崇仁親王(三笠宮)には男子三人のほかに、女子が二人(近衛やす子と千容子)があり、民家人と結婚し子もある。三笠宮崇仁親王の三人の男子について、寛仁親王に女王が二人、桂宮宜仁親王は独身で子女が無く、高円宮憲仁親王に女王が三人である。民間人の表現を使えば、崇仁親王の内孫は女子のみということになる。
今回の記事で扱われているのは、高円宮の第二女子である典子女王の話ということである。女性皇族の皇位継承の議論は、秋篠宮に親王の誕生があったことで下火になったものの、今上天皇の孫の世代に男子皇族が一人であることに変わりはなく、現在の後続が対応している仕事の多くは、女性皇族が結婚して皇室を離れれば対応がつかないことは決定的である。行事の見直しで可能な範囲と、そうでない範囲があるだろうから、どうありたいと考えるかを検討しなければならない時期にあるだろう。
悠仁親王が結婚し、たくさんの子をもうけたという将来があったにしても、その子達が成人するのは三十年以上先の話である。一方で、悠仁親王のすぐ上の姉である佳子内親王が今年成人することを考えれば、女性皇族がすべて結婚するとしたら皇族の激減がこの先に発生するのは決定的ということになる。女性皇族が結婚後も皇室行事に関わるという制度を設けるとしても、これがあるとないとでは結婚に大きく影響することになるだろう。
おめでたい話は結構なことなのだが、将来の事柄も議論しなければならない時期に来ているというのも事実である。各社の記事を眺めてみると、明示しないものの女性皇族で近く結婚を検討しているらしい様子が伝わってくる。よそ様のお嬢様の婚姻に口を挟む趣味はないが、決めねばならぬ事柄は、決めねばならぬ時期があるものである。女性皇族の在り方をこれまで通りとする心算であるのなら、その旨公表すれば良いだけの話である。皇族はこの国の政治に関わることが制限される立場であるから、皇族側から意思を述べよというのは乱暴極まりない。国体護持とか口にしそうな政権であるのだから、見解を示せばよかろうにとも思う。

典子女王の母親である久子妃は、東京オリンピックの招致大きな役割を果たしたというのが評価のようである。久子妃は香川県の鳥取家という旧家の出である。旧家というのは少々解釈に迷うが、地方の名門と読んで外れてはいないだろう。英国への留学経験があることからすれば、相当な名門であるというのは間違いないだろうが、それでも貴族ではない。この実績をもって、GHQの財閥解体前の元皇族を復帰させれば良いというのは、無理があるだろう。もう少し近いところでと、近衛やす子の子供を皇族にすればというのは、長男はNHKの職員だった筈で、その子供に男子がいても皇室とは距離が大きいだろう。この男子が皇室行事に馴染むとしてら、父親はNHKでどんな仕事振りだったのかに別の興味を持ってしまう。
皇室の活動が、災害発生の後に大きな貢献をもたらしているのは事実として受け止めなければならないが、それを変えずに継続するというのが時代に合っているかというのには様々な意見があるところだろう。規模の見直しはするにしても、何もかも民間と同じようにしてしまっては皇族を否定するのと同じところに行き着いてしまう。歴史と伝統を残す必要と、時代に合わせるというのの両立は難しいところであるが、考えなければ答えは出ず、先送りすれば悪い結果しかもたらされないというのは動かぬところである。現在の憲法を押し付けられたものとするなら、皇室の在り方ももっと踏み込んで示したらどうかとも思う。


以前書いた三笠宮の話にアクセスが多くなっている。三笠宮と高円宮の区別もつかないのか。

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