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2014年5月 2日 (金)

八十八夜の新茶摘み 京都・宇治

高級茶「宇治茶」の産地として知られる京都府宇治市の府茶協同組合の茶業センター茶園で5月2日、あかねたすきに、かすりの着物姿の茶摘み娘が八十八夜の新茶を摘んだ。
手拭いを姉さんかぶりにした「宇治茶レディ」ら14人が緑の新芽を手際よく摘み、籠に入れていった。近くでは観光客らも茶摘み体験を楽しんだ。茶摘みは例年、立春から数えて88日目に当たる5月2日前後から始まる。今年は4月の気温が低く雨が少なかったため、芽の伸びが例年よりやや遅いが、品質は昨年よりいいという。(共同:5月2日)


お茶について考える。


もしかしてと過去のブログを検索したら、昨年の5月12日と13日にお茶摘みについて書いていた。ということは、書くことはないのではあるが、季節の話題に触れるというのも良いだろうと思い直して少しだけ書くことにする。
八十八夜の新茶を摘むというのは、唱歌の茶摘みによるところが大だろう。唱歌と童謡の区別が曖昧になっているが、唱歌というのは、文部省唱歌のことである。大正から昭和にかけて、尋常小学校、高等小学校、国民学校及び学制改革後の小学校の唱歌、芸能科音楽の教科書に掲載されたもので、文部省が編纂している。故郷(「兎追ひし彼の山」である)、春の小川(「春の小川は、さらさら行くよ」) などが有名である。なお、春の小川は口語体に変わったり、三番が削られたりと著作権の意識が薄かった時代の役所の乱暴さが見て取れる。
一方、童謡は、児童雑誌「赤い鳥」(1918-1936) で誕生したと言ってよいだろう。子供に歌われることを目的に作られた創作歌曲で、厳密に解釈するなら創作童謡と呼ぶべきだろう。童謡には、唱歌やわらべ歌は含まれない。唱歌が文語体であったりすること、そもそも芸術性の高い歌を子供に与えたいという思いで始まっていて、その時代の一流の詩人、作曲家が関係している。現在まで残る理由はそのあたりにありそうである。なお、唱歌とわらべ歌は歴史的に決まってしまうから、新しく子供向けの歌を作ったら、童謡ということになる。

テーマを決めないからあらぬ方向に流れてしまう。一番茶を手摘みして、手揉みで製造するというのがある。高値で取引されるお茶であるが、当然のことながら木も葉も特に選ばれたものであるのだろうし、製法からして大量生産に向くものでもないから好事家向けの商品ということになるのだろう。半世紀前には広く手揉みで製造されていたようだが、自動化が進んで技術的な伝承もなされなければ絶えてしまうということになる。機械化、大規模化した方はといえば、一年に数回程度、しかも集中して機械を動かし、その他の時期は休んでいるようでは効率が悪く、機械の老朽化に伴って止めるところもあるようだ。規模が小さければ手作業が向くとも考えられるが、最低限の技術習得までの時間を考えるとこれも簡単ではない。
一番茶はニュースになるが、お茶の利益は一番茶で決まるといってよい。一番茶の後、一月遅れて二番茶、さらに一月遅れて三番茶となるが、商品価値は後になると著しく下がる。お茶の葉に含まれる成分が後の方が薄いことによるのだが、品質の良い二番茶の方が、一番茶より高く取引される場合ももちろんある。
利益を確保するのに重要な一番茶の大敵は遅霜である。寒さに弱いお茶は、芽が出始めた後に霜が降ると壊滅的な被害を受ける。霜が降りるのにはいろいろ条件があるが、気温が4度を下回ると生じる可能性が高い。お茶畑に高い小さな風車のある塔があるのは、上空の空気をかき回して霜が降りるのを防ぐものである。一定の効果があるようで、いろいろな場所で見かける。今年の天候は不安定なようなので、霜がないことを願いたいものである。


雪で枝が少し折れていたが、それ以上の被害はないようだった。

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