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2014年3月 3日 (月)

ドコモが自転車保険のサービス開始

NTTドコモは、携帯電話から簡単に申込める「ドコモの保険」の新サービスとして、自転車事故による賠償責任を最大2億円まで補償する「ドコモサイクル保険」を3月4日から提供開始する。
「ドコモプレミアクラブ」の加入者向け。自転車走行中の運転者自身のけがに加え、加害者としての賠償事故に最大2億円まで補償する。月額料金は携帯電話の支払いと合算でき、新たに支払い方法を設定する必要がない。使用している携帯電話から生年月日と暗証番号を入力するだけで加入できる。月単位で契約できる。家族プラン(月額980円)、夫婦プラン(640円)、個人プラン(440円)の3プランがある。かねて提携中の東京海上日動火災保険と組んで実施する。(産経新聞:3月3日)


自転車保険について考える。


自転車保険はその性格上個人向けの販売になるだろう。最近、自転車事故で多額の賠償請求される判決が出たりと注目する商品になっている。損害保険会社は、特に国内の自動車関係の保険が不調であるので、国内の個人向け新規商品というのは注目度の高いものであるだろう。ネットの自転車保険比較で競争力がありそうな評価になっていた保険を幾つかを選んだ。年間保険料と保障内容を合わせて下に示す。

■ 自転車保険の比較
    保険名         年間保険料  保障範囲      賠償責任 死亡・後遺障害    入院日額
  au損保ブロンズプラン   4,290円    交通事故     5,000万円   300万円    4,000円
  セブンイレブン        4,160円    交通事故      1億円    400万円    6,000円
  赤TSマーク付帯保険  約1,000円  自転車事故のみ  2,000万円  100万円   一時金10万円(15日以上)
  ドコモ サイクル保険    5,280円   傷害事故全般    2億円    500万円    3,000円

au損保は、あいおい損害保険(あいおいニッセイ同和損保)とKDDIが共同で設立した会社である。セブンイレブンの損害保険会社は三井住友海上火災である。TSマーク付帯保険は、三井住友海上火災を幹事会社とする損保会社(6社)、ドコモ サイクル保険は記事にある東京海上日同火災である。
自動車保険と違い、販売会社や修理会社を代理店にする方法ではカバーできる範囲に限界がある。TSとは、Traffic Safety (交通安全)の頭文字をとったものである。公益財団法人日本交通管理技術協会が、自転車の点検整備等安全利用の促進を目的に掲げているから、これを実現する為に、協会に登録申請をして、審査を受けた自転車店に付与している。三年ごとに更新するという制度である。TSマーク付帯保険は、このTSマークを掲げた自転車安全整備店で整備された自転車について適用される。期間は1年なので、保険の更新と自転車の整備が組み合わさることになる。自転車の整備不良により事故発生が増える可能性を考慮すれば、事故を予防したい保険会社と、適切な整備をしたい整備店の利害が一致している。保険会社からすれば、整備店経由という販売チャンネルを確保することになり助かるという側面もある。整備店経由ということで意識したのかもしれないが、保険料が安いことを特徴としているが、必然的に保障内容が抑えられている。整備店を利用する顧客を子供が多いと考えた可能性はある。自動車整備店というのは販売店でもあるので、販売時にセットで売ることを意識していると考えた方が妥当だろうか。同じ三井住友海上火災が、セブンイレブンを販売窓口にする保険も用意しているが、こちらは保障内容が充実している。コンビニエンスストアを支払いに利用するというのは広く用いられているので、これに乗っかったということだろう。ドコモの場合は携帯電話会社経由で簡単に出来るので手間いらずというのが売りになる。

保険会社各社が本格的に扱い始めたのは最近のことである。自転車を取り巻く交通法規も運用が見直され、道路環境についても作業されているようだ。このような中で事故発生があると、使用者責任の度合いが高まることは必然である。交通法規を無視した二人乗りや傘差し運転、右側走行などは問題外であるが、街を走る自転車の多くに、空気圧の低いタイヤ、油切れしたチェーンを見掛ける。その程度の整備であればブレーキにも問題がある可能性は高い。自分だけが犠牲になるなら自業自得で済むが、ほとんどの場合は周囲を巻き込む。保険制度の充実とともに、整備に注意するようになって貰いたいものだと思う。
保険会社の決算にこの商品が影響するのはもう少し先だろうが、新規の市場が乏しいのだから、保険会社も知恵を絞ることだろう。


書き掛けが溜って、公開日時が前後している。困ったものだ。

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