« 車輪小さい電動自転車、充電時間を半分強に短縮:ヤマハ発 | トップページ | 車載機器大手、対ユーロの円安が増益要因に »

2014年3月25日 (火)

果実飲料の果汁使用割合に関する不当表示について改善を指示

東京都は、果実飲料を輸入・販売する事業者の商品の表示について、不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第1号(優良誤認)に違反する表示であるとして、同法第7条の規定に基づき、本日、表示の改善を指示した。(東京都生活文化局:3月24日)


不当表示について考える。


改善指示を受けた会社と製品を確認する。

  ● 事業者名: サンブレス株式会社 (代表者:佐藤惠子)
                           東京都港区浜松町、平成18年10月設立、資本金:1000万円
  ● 対象商品:
       1. 「キウイフルーツジュース(加糖)」 (350グラム、1000グラム)
       2. 「マンゴージュース」 (350グラム)
  ● 不当表示の内容
     商品パッケージ及び自社ウェブサイトと実際に違いがある。
       1. 「キウイフルーツジュース」:果汁の使用割合を「果汁100%」と表示、実際は、「果汁30%程度」
       2. 「マンゴージュース果汁の使用割合を「果汁100%」と表示、実際は、「果汁25%程度」
          ※ 果汁の使用割合は、炭素安定同位体比分析方法等により推定

なお、当該商品は、平成26年1月に自主回収し、販売を停止しているという。ジュースという言葉を日常的に使ってしまうが、JAS法でジュースは定義されている。果汁100%のものをジュースと呼ぶのだが、果物から搾り出した果汁を、そのまま低温保存しておき容器に詰めたストレート果汁と、果物から搾り出した果汁を、一旦加熱などで水分を少なくして濃縮したペースト状にしてから冷凍保存し、容器に詰める前に水分を加えて元の果汁の状態に戻した濃縮還元ジュースとがある。どちらもジュースの呼称を使って良い。濃縮還元タイプが多く流通している理由は、保管や輸送などに掛かるコスト面で安く抑えることが可能であるからである。
この他に、果実・野菜ミックスジュースというのがあるが、果実が50%を超え、果汁と野菜汁の混合で100%となるものに限定される。果実ジュースは、1種類の果実について果汁100%で構成されているもの、果実ミックスジュースは、2種類以上の果実を混合し果汁100%としたものと定義されている。果汁を10%以上使用しているものを果汁入り飲料と呼ぶ。

今回の事例は、優良誤認の典型的な例である。ある種古典的とも思える手法を用いて高く売るという行為を行うなら、売り切って会社を清算するというのが良かろうにとさえ思うのだが、儲かるとやめられない状態になったのだろうか。報道によると、キウイジュースは1本250円で67万2000本、マンゴージュースは1本280円で35万2,800本販売されていたとある。合計金額を計算すると1億3,470万円の売上となる。台湾の会社から輸入して販売会社に売る、または、インターネットのサイトを通じて売るということだから、数が出るととても儲かる。
このジュース (と称されるもの) に関する過去のブログがないかと確認してみた。2005年頃からこの商品が出回っているようだが、販売会社が異なっている。もともと、原産地台湾とはあるものの、メーカ名が表示されていないという商品で分かり難いのだが、ラベルのデザインの基本は変わっていない。キウイフルーツジュースについて確認したのだが、古いブログではどろどろして飲み難い印象の記載があるが、最近のものはキウイ100%とは思えない飲みやすさとなっている。写真も古いものはどろっとした粘度の高い印象のものなのに対して、最近のものは比較的さらったとしたものになっている。古いものは2005-2006年でスリーエフで購入したという書き込みがあるが、その直後にこのコンビニエンスストアではもう売っていないというコメントもあった。この当時の輸入は沖縄県の会社であるが、今回の企業との関係は確認出来なかった。最近の販売先はいろいろあったようだが、どこも品切れの表示になっていた。
ネット上で問題が指摘されてから半年以上経過しているようだ。この古典的な手法に乗っかって健康に良いとブログに書いた人や、100%なのに飲みやすいと驚いた人は情けない思いをしていることだろう。正直なところ、キウイフルーツを絞ったジュースはどろどろとしたものになるだろう。ジューサーで作ればなかなかのものになる。これだからジュースにしないと思っていたから、この商品は意外であったのだが、世の中の人がやらないことをするのが商売成功の秘訣であるから、表記を怪しくしなければまっとうな商売ではある。それでは売れないのが販売の難しさなのであるが。


楽天で売っているのを批難しているのを見たが、楽天とはその程度と理解するのが妥当だろう。

« 車輪小さい電動自転車、充電時間を半分強に短縮:ヤマハ発 | トップページ | 車載機器大手、対ユーロの円安が増益要因に »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 車輪小さい電動自転車、充電時間を半分強に短縮:ヤマハ発 | トップページ | 車載機器大手、対ユーロの円安が増益要因に »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ