« ビットコイン取引停止 | トップページ | 農地集約へ農業委改革 農家互選廃止、参入しやすく 政府、自治体の関与検討 »

2014年2月28日 (金)

竹本住大夫引退へ:文楽の最長老、人間国宝

人形浄瑠璃文楽の最長老で人間国宝の太夫(浄瑠璃語り)、竹本住大夫さん(89)が、5月の東京・国立劇場公演「沓掛村」を最後に引退することが2月27日わかった。高齢に加え、2012年に発症した脳梗塞の後遺症が思うように回復せず、現役を退く決意を固めた。4月の本拠地・大阪での国立文楽劇場公演とともに引退興行とする予定。(2月27日:朝日新聞)

たまには文化に関することを考える。


1月26日に、大阪市の国立文楽劇場の2013年度の有料入場者数が10万1,204人(速報値)になったことが明らかになった。文楽がそこまで注目される理由は、偏に大阪市が文楽協会に対して運営補助金を減額すると報道されたことに尽きる。大阪市が2012年度に文楽協会に支給した補助金は3,900万円であるが、2013年度は、入場者数が9万人以下ならゼロ、それ以上なら1人につき約1,930円ずつ増額し、10万5,000人以上なら満額の2,900万円を支給するというものである。市はこの他、入場者数に関係なく衣装代などの活動補助費として別途1,000万円まで支給する。
過去10年間の平均入場者数は9万6,395人だというから、ハードルは結構高い。千秋楽が近づくにつれ入場者数が伸びてここまで達したが、運営補助金を満額支給する基準には達していないから、約730万円減額され約2,170万円になる見通しである。市は来年度も同じ制度で補助する方針というから、文楽も大変である。
少し前にも書いたが、何かがあると入場者が増える。閉めるとなれば思い出に浸って沢山のお客さんが来るし、役所が虐めたとなれば贔屓もしたくなる。役所の側が、最近悪役がすっかり板に付いた橋下である。文楽に関心がなくても集まる要素に事欠かない。しかし、それに頼っては文化を継承するのが難しい。お客商売は、お客を呼べなくなったらお終いにするよりないようだ。国立文楽劇場が不入りで閉めることになったら、名残惜しいと大入りになるのだろうが、それではいけない。観に来ないから閉めることになる。当然の道理が、感情に流されて本質から目を逸らす感じが気持ち悪い。人気がないから無くなったという事実を見つめれば、無くなって欲しくないものが残ることにつながるだろう。

人気がなくなると場所を失う芸能の世界には引退というのが似合わない。芸能は、消えるか死ぬかの世界である。人気と技量を保ったままで、健康上の若干の不具合はあったにせよ継続して活動が出来たというのは目出度いことである。引退興行は縁のある人が集まることだろうが、当人はその先もお客が来ることを喜ぶことだろう。引退といっても若手の指導は続けるとのことであるから、伝統の継承に力を発揮して貰いたいものである。
東京のラジオ番組に出演する為に大阪から移動していたので、大病していたとは思えなかった。AMラジオは高齢の人が多いが、どの人も音を聞くだけでは非常に元気に思える。本人としては、若い頃と違うとの思いもあるのだろうが。年寄りが元気なことは悪いことではない。長生きが悪いことのような国になってはならないと思う。


桂文楽は人形浄瑠璃とは無関係であった。勉強をし直してまいります。

« ビットコイン取引停止 | トップページ | 農地集約へ農業委改革 農家互選廃止、参入しやすく 政府、自治体の関与検討 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ビットコイン取引停止 | トップページ | 農地集約へ農業委改革 農家互選廃止、参入しやすく 政府、自治体の関与検討 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ